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双葉町 「全域を帰還困難区域」要望3月22日 4時53分
原発事故ですべての住民が町の外に避難している福島県双葉町は、早期の帰還を目指す区域と帰還が困難な区域の2つに町を再編するとした政府の案にいったん同意しましたが、その後、住民の理解が得られず、全域を「帰還困難区域」にするよう改めて政府に要望していたことが分かりました。
放射線量の高さに応じて行われる避難区域の見直しで、双葉町は先月、沿岸部の一部を住民の早期帰還を目指す「避難指示解除準備区域」に、それ以外の住民の96%が住んでいた地区を「帰還困難区域」に再編するとした政府案に同意し、新年度から実施したいとしていました。
しかし、その後の住民説明会では「放射線量の高さで町を分断するべきではない」という意見が相次ぎ、理解が得られませんでした。このため双葉町は、今月中旬、政府関係者と協議し、町の全域を「帰還困難区域」にするよう改めて要望したということです。
政府は、双葉町が役場の機能を移している埼玉県加須市に今月28日にも担当者を派遣し、町の要望に対する回答を伝えるものとみられます。
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