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双葉地方の消防本部に応援部隊派遣へ
3月22日 15時36分

双葉地方の消防本部に応援部隊派遣へ
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東京電力福島第一原発がある福島県の双葉地方では、避難区域の見直しで元の住宅に戻る人などが増えてきた一方で、消防本部の職員が減り、火災が起きた場合に十分な活動ができないおそれがあることから、全国から応援の部隊が派遣されることになりました。

「双葉地方広域市町村圏組合消防本部」は、東京電力福島第一原発がある双葉町や大熊町など6つの町と2つの村を管轄していますが、震災前に125人いた職員は、震災や原発事故の影響で退職する人が出たことなどから、今月末には103人に減る見通しです。
一方、避難区域の見直しが進んで元の住宅に戻る人などが増えていて、今後、火災が起きた場合は消火活動の体制が不十分なことから応援の部隊が派遣されることになりました。
派遣されるのは、東京や大阪など22の消防本部の195人で、来月1日から12人ほどずつが交代で現地に入ります。
この地域では、震災前、年間に20件ほどの火災が起きていましたが、去年は4件の不審火も起きており、応援の部隊はポンプ車で地域を巡回し警戒にも当たることにしています。
総務省消防庁によりますと、大きな災害の直後に行方不明者の捜索などに当たる緊急消防援助隊が派遣されるケースはありますが、日常的な活動で消防の応援部隊が派遣されるのは今回が初めてです。

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