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関電 MOX燃料の輸送を再開
3月21日 21時33分

原発事故のあと中断していたプルサーマル用の核燃料の海外からの輸送が、関西電力高浜原子力発電所で再開されることになりました。
関西電力は、「現時点で、輸送された燃料を使うかどうかは未定だ」としています。

プルサーマルは、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランと混ぜたMOX燃料を一般の原発で燃やすもので、九州電力玄海原発や関西電力高浜原発など国内の4つの原発で実施されてきました。
ところが、おととし3月に発生した原発事故の影響で、国の核燃料サイクル政策が不透明になり、輸送の警備も十分確保できないなどとして、海外からのMOX燃料の輸送が中断していました。
これについて関西電力は、事故から2年がたち、警備体制が整ったなどとして、高浜原発で使うフランスで製造されたMOX燃料の輸送を再開することを決めました。
MOX燃料の海外からの輸送は福島第一原発の事故後、初めてです。
ただ、原発の運転再開や、プルサーマルを実施するかどうかについては、地元の理解を得ることが大前提だとして、関西電力は、「現時点で、輸送された燃料を使うかどうかは未定だ」としています。

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