今年7月に迫った地上アナログ放送停波に向けて、液晶テレビなどのハイビジョンテレビを購入した方は多いでしょう。しかし、せっかくのハイビジョンテレビで解像度の低いDVDを見ているのでは宝の持ち腐れ。ぜひブルーレイ環境を手に入れて、上質な映画作品を高画質・高音質でじっくりと楽しんでみてください。
映画などの映像コンテンツを楽しむには、DVDよりもブルーレイのほうが高画質なことをみなさんご存知だと思うが、ブルーレイはまだタイトル数も少なく、プレーヤーなどの機材の価格も高いと思っていはしないだろうか。それは大きな誤解だ。すでにブルーレイ機器が登場してから8年も経過しており、再生機器の低価格化もかなり進んできた。実際、価格.comの売れ筋製品を見てみても、ブルーレイレコーダーは5万円台、再生に特化したブルーレイプレーヤーは1万円台のものが人気。価格的にもかなり身近な家電となっているのだ。いっぽうで、視聴できるブルーレイのタイトル数も、一昨年前あたりからかなり充実してきた。最近では、DVDよりも先にブルーレイのタイトルが発売されるなんてケースも多くなってきている。この7月の完全地デジ化に向けて各家庭にハイビジョン対応のデジタルテレビが広く行き渡ったこともあり、「次はいよいよブルーレイ」という機運がますます高まっているのである。
また、ブルーレイが買い時といえる理由はほかにもある。昨年2010年は「3D元年」と呼ばれるほど「3D」が話題になったが、ブルーレイで3D映像が見られる「Blu-ray 3D」規格に準拠したタイトルが年末くらいリリースされ、本格的な3D映像を家庭でも楽しめる環境がそろってきたのだ。また、従来の1〜2層のディスクを3〜4層にして記憶容量を大幅に増加させた「BDXL」に対応したディスクやレコーダーも登場した。このように「3D対応」と「大容量化」という2つの進化を遂げたブルーレイは、まさに今こそ「買い」なのである。
高画質かつ高音質なブルーレイのメリット
大容量化が進んだブルーレイの解像度は、1920×1080ドットの高精細なフルHD。1秒間あたりの映像情報量を示すビットレートも最大40Mbpsとなっている。このようにDVDの画質と見比べてみると、画質が格段に向上していることがわかる
ここで一度、ブルーレイのメリットを簡単におさらいしておこう。ブルーレイの最大の特徴は、DVDと比較して5倍以上という圧倒的な大容量データを記憶できる点にある。DVDビデオの映像解像度は720×410ドットの標準(SD)画質だったのに対し、ブルーレイビデオは1920×1080ドットのフルHD画質。同じサイズの画面でも映像の細かさがまったく違うのだ。しかも、テレビが大画面になればなるほど画面の粗さが目立ってくるので、大型のテレビを買った人ほどDVDとの画質の差が実感される。実際、ハイビジョン対応の大型テレビでDVDのタイトルを見てみると、あまりの画質の粗さにびっくりすると思うが、ブルーレイならこうしたことはまったくない。50インチを超える大画面でも非常にキメの細かい映像を楽しめるのだ。
対応音声 コーデック |
DVD | ブルーレイ |
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PCM Dolby Digital DTS |
Dolby Digital DTS Dolby Digital Plus DTS-HD High Resolution Linear PCM Dolby TrueHD DTS-HD Master Audio |
もちろん、ブルーレイはサウンド面でも大きなメリットがある。最大のポイントとなるのは、「Dolby TrueHD」「DTS-HD Master Audio」などのロスレス(可逆圧縮)のサラウンド方式をサポートしていること。つまり、非常に高音質なサウンドを楽しむことができるのだ。また、サラウンドもDVDは最大5.1chだったのに対し、ブルーレイは最大7.1ch。映画などのコンテンツの臨場感はサラウンドサウンドによって大きく変わってくるが、7.1chサラウンドが再生できるブルーレイなら、映画館並みに臨場感のある音場を作り出すことができる。
ブルーレイのタイトルによっては、本編映像上にキャストの情報などを確認できる「ピクチャー・イン・ピクチャー」や、メニュー画面を表示させて操作できる「ポップアップメニュー」などの楽しく便利な機能も搭載。また、インターネットに接続して特典映像をダウンロードできるといったインタラクティブな機能も用意される
ブルーレイを楽しむには、ハイビジョンテレビのほかに、ブルーレイ再生機器とHDMIケーブルが必要だ。ご存知でない方もいるかもしれないが、ゲーム機の「プレイステーション3」や、ブルーレイディスクドライブを搭載したパソコンでもブルーレイは再生できる
それでは、ブルーレイを楽しむにはどのような機器が必要なのだろうか。もっとも手軽なのは再生機能に特化した「ブルーレイプレーヤー」を手に入れることだろう。ちなみに、価格.com上で人気のあるブルーレイプレーヤーは1万円台ものが多い。また、「プレイステーション3」やブルーレイディスクドライブを搭載したパソコンなどをお持ちであれば、再生機器を別途購入しなくても、これらの機器をテレビと接続すればブルーレイタイトルを楽しめる。録画機能も備えたブルーレイレコーダーは価格.com上でも人気の高いジャンルとなっているが、こちらも実は5万円台で購入できる。ハイビジョン番組の録画を行いたいならブルーレイレコーダーを購入するといいだろう。
また、これらの再生機器とハイビジョンテレビとの接続には、HDMIケーブルを利用する。HDMIは、ハイビジョン映像や音声などをデジタルデータのまま伝送できるため、従来のアナログケーブルのような映像や音声の劣化の恐れがない。しかも、機器同士をケーブル1本で接続でき、リンク機能によって1台のリモコンでテレビやブルーレイプレーヤーなどを操作できるなど、接続性や操作性の点でも何かとメリットが多いのだ。
薄型のハイビジョンテレビではサウンドに物足りないなら、フロントスピーカーを付け足すだけでも、臨場感はかなり高まる。もちろん、5.1chや7.1chという本格的なサラウンド環境が用意できれば言うことはないだろう
サウンドにもこだわりたいなら、スピーカーとAVアンプを買い足すといいだろう。そんなに高いものでなくてもよいので、サラウンドに対応したスピーカーとAVアンプを導入すれば、リビングでも見違えるほど迫力のあるサウンドを楽しめる。
このようなブルーレイの高音質・高画質を堪能したいならば、やはり映画タイトルが最適だ。ブルーレイには、映画のフィルムと同じ毎秒24コマでの再生モード「24p」も用意されており、映画本来の味わいを堪能できる。もちろん、迫力のサラウンドサウンドもブルーレイならではのものだ。特に、ハリウッドのメジャースタジオのひとつである20世紀FOXは、名作や話題作をいち早くブルーレイ化おり、タイトル数も非常に多い。代表的な作品をいくつか紹介するので、ぜひその世界を満喫してほしい。今ならブルーレイタイトルを購入すると、ステキなプレゼントが当たるキャンペーンも実施中だ。
2001年、米オハイオ州で実際に起こった貨物列車暴走事故をベースに、「トップガン」のトニー・スコット監督と主役のデンゼル・ワシントンのタッグで描いた最新アクションムービー。大量の化学薬品を積んで時速100Km以上の速度で暴走する貨物列車がたくみなカメラワークによって、まるで怪物のような恐ろしさをかもしだしている点がこの映画の見どころのひとつだが、高精細・高音質のブルーレイで視聴すれば、この恐ろしさがより一層増すはずだ。この暴走列車の脱線阻止に決死の覚悟で挑む、ベテラン機関士フランクと新米車掌ウィルのハードなアクションにも思わず引き込まれ、ついつい手に汗を握ってしまうだろう。
ブルーレイ収録特典 | トニー・スコット監督による音声解説/『アンストッパブル』制作の軌跡/脱線シーンの舞台裏/リアルな超絶スタント/ 監督・出演者が語る『アンストッパブル』/オリジナル劇場予告編/BD-LIVE特典:Live Lookup(英文)/最新情報 |
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音声 | 1.英語 5.1ch DTS-HD Master Audio (ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS |
字幕 | 1.日本語字幕 2.英語字幕 |
映像 | HDワイドスクリーン 1920×1080p/シネマスコープ MPEG-4 AVC |
時間 | 99分 |
制作年度 | 2010年 |
1987年に公開されたオリバー・ストーン監督のヒット作「ウォール街」の続編。マネーがすべてという生き馬の目を抜くような金融の世界に、ウォール街の大物投資家だったゴードン・ゲッコーが帰ってきた。本作では、投資銀行に勤めるジェイコブと、その恋人でゲッコーの娘でもあるウィニー、2人の若者の人生が絡み合い、前作以上にスリリングなストーリーが展開される。
このようなドラマ作品もブルーレイで見ると、24pのフィルム感もあって、その世界にグッと引き込まれる。また、80年代の世界とは様変わりした現在のウォール街とのライフスタイルの比較や、若きトップスター、シャイア・ラブーフやキャリー・マガランのキャスト・インタビューなどが、ブルーレイだけの特典として収録されているのも見逃せない。前作「ウォール街」とともに、ぜひコレクションしておきたい作品だ。
ブルーレイ収録特典 | オリバー・ストーン監督による音声解説/オリバー・ストーン監督とキャストによる対談/ウォール・ストリートのすべて/未公開シーン集(オリバー・ストーン監督による音声解説付き)/キャスト・インタビュー集/オリジナル劇場予告編集/BD-LIVE特典:最新情報/LIVE LOOKUP(英文) |
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音声 | 1.英語 5.1ch DTS-HD Master Audio (ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS |
字幕 | 1.日本語字幕 2.英語字幕 |
映像 | HDワイドスクリーン 1920×1080p/シネマスコープ MPEG-4 AVC |
時間 | 133分 |
制作年度 | 2010年 |
映画史にさんぜんと輝く大ヒットミュージカルといえば、ロバート・ワイズ監督の「サウンド・オブ・ミュージック」だろう。第2次世界大戦直前のオーストリアを舞台に、トラップ大佐一家と、その子供たちの家庭教師としてやって来た修道女マリアの交流をミュージカルタッチで描いた。1965年の制作だが、その物語の魅力はまったく色あせておらず、今でもファンが多い作品だ。
音声は、7.1ch対応の「DTS-HD Master Audio」に対応しているので、劇中に登場する数々の名曲もすばらしい臨場感で楽しむことが可能。ブルーレイならではの特典映像も非常に充実しているなど、ぜひ手元において、何度でも見返したくなる名作のひとつといえるだろう。
ブルーレイ収録特典 | 【Disc-1】 インタラクティブ:“あなたのお気に入り”/ミュージック・ボックス/シング・アロング/ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、シャーミアン・カー、ディー・ディー・ウッド、ヨハネス・フォン・トラップによる音声解説/ロバート・ワイズ監督による音声解説 【Disc-2】 メイキング・ガイド:「ミュージカルステージ」/バーチャル・ツアー:「町と歌」(18種)/『サウンド・オブ・ミュージック』ドキュメンタリー集/ロジャース&ハマースタイン:ミュージカル・コレクション/ジュリー・アンド・キャロル・アット・カーネギーホール:プラット・ファミリー合唱団/ジュリー・アンドリュース・アワー:マリア・フォン・トラップを迎えて/スクリーン・テスト集/ジュリー・アンドリュースによるイントロダクション/スティル・ギャラリー/ムービートーン・ニュース:“アカデミー賞”/オリジナル劇場予告編集/TVスポット集/ラジオ・スポット集 |
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音声 | 1.英語 7.1ch DTS-HD Master Audio (ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS (1985年バージョン) 3.日本語 5.1ch DTS(2006年バージョン) |
字幕 | 1.日本語字幕 2.英語字幕 |
映像 | HDワイドスクリーン 1920×1080p/シネマスコープ MPEG-4 AVC |
時間 | 175分 |
制作年度 | 1965年 |
20世紀FOXでは現在、ブルーレイをテーマにした「ブルーレボリューション」キャンペーンを展開しているので、こちらも忘れずにチェックしておこう。このキャンペーン期間中に、(1)対象のブルーレイタイトルを2枚購入すると、抽選でステキな商品が当たるほか、(2)キャンペーンサイトで公開されるブルーレイにまつわるお題にサイト上の応募フォームまたはTwitterのつぶやきで回答すると、抽選でブルーマングループのペアチケットなどが当たる――という盛りだくさんな内容。地デジ化に向けてハイビジョンテレビを購入された方は、この機会にぜひブルーレイ環境を手に入れて、20世紀FOXの素晴らしい映画の数々を、高画質・高音質で存分に楽しんでみてほしい。
- 対象作品
- FOXスーパープライス・ブルーレイ
- FOX PREMIUM Blu-rayシリーズ
- 4月22日〜7月30日発売の新作ブルーレイ
- 期間
- 2011年4月22日〜2011年7月30日(当日消印有効)
- 応募方法
- 対象作品を購入し、価格シールを集める
- 2枚たまった時点で、店頭設置の専用はがきや官製ハガキ・封筒などに価格シールを貼付(封)して必要事項を明記のうえ事務局に送付
- プレゼント賞品
- iPhoneケース&エコバックセット 合計600名様
- PS3用リモコンBDリモートコントローラ 合計600名様
- 期間
- 2011年4月22日〜2011年7月31日
- 応募方法
- キャンペーン特設サイトにアクセスし、ブルーレイに関するお題にサイト上の応募フォームまたはTwitterで回答応募
- プレゼント賞品
- ブルーマンギフトカード
1名様(S席ペアチケット)×14週 - ブルーレイレコーダー パナソニック
DIGA DMR-BW690-K[ブラック] 1名様×14週