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操車場跡地利用の答申案まとまる
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青森操車場跡地の利用計画について答申案をまとめた審議会の最終会合 |
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青森市の青い森セントラルパークを含む青森操車場跡地(約21.2ヘクタール)の利用計画を検討してきた同市の審議会(会長・菅勝彦青森大学社会学部長)は19日、跡地利用の全体像について答申案をまとめた。公園、交通結節点、公共施設用地の三つの基本方針に沿った整備の在り方を協議。公共施設としては文化施設や医療機関も検討する−としたものの、具体的な利用方法には踏み込まない内容となった。審議会は近く鹿内博市長に答申し、市は正式な土地利用計画の策定に着手する。
同市のラ・プラス青い森で開いた審議会には委員13人が出席した。答申案は、市が昨年4月にまとめた利用計画素案にある三つの基本方針ごとに、いくつかの想定される整備内容や機能を例示。防災機能を備えた公園として「緑豊かな市民交流の場とし、避難所機能を維持」、新駅を含む交通結節点として「自転車・歩行者のための自由通路整備」、公共施設用地として「文化活動や生涯学習施設、医療機関などを検討する」などとした。
委員からは、公共施設用地としての方向性について「どんな施設にするのか分かりづらい」など具体的な施設の明記を求める意見がある一方で「抽象的な方向性にとどめるべきだ」との意見もあり、協議の結果、想定される機能として例示するにとどめた。
菅会長は取材に「市財政など種々の制約がある中でまとめたが、公共施設の用地としては、一定の利用の方向性が示せたのではないか」と答申を総括した。
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