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米の研究者が生物調査 震災漂流物による外来種侵入対策

浮桟橋に付着したワカメを手にするチャップマン調査研究員

 東日本大震災の津波で、青森県三沢市から浮桟橋が漂着した米西部オレゴン州の研究者らが19日、三沢市を訪れ、震災漂流物による外来種の侵入対策に役立てる目的で、三沢漁港の海洋生物調査をした。
 米国から訪れたのはオレゴン州立大のジョン・チャップマン調査研究員ら3人。東邦大の風呂田利夫教授(海洋生態学)ら日本の研究者とともに、海に潜るなどして、現在の浮桟橋に付着した海洋生物を収集した。
 風呂田教授らによると、オレゴン州に漂着した浮桟橋にはヒトデやフジツボなど約150種類の海洋生物が付着していた。米側が駆除に当たったが、今後も震災漂流物は増えると予想され、外来種による生態系への影響や漁業被害が懸念されている。
 チャップマン調査研究員は「今回の調査で、どの生物が三沢から来たもので、どれが漂流途中で付着したものか知ることができる。外来種対策の重要な科学的データとなる」と話した。
 一行は20日まで三沢漁港で調査した後、東京湾と高知県でも海洋生物を採取し、米国に持ち帰る。日本からは東北大や鹿児島大などの研究者が参加しており、震災漂流物が太平洋を巡り、再び日本に戻ったときの外来種対策に役立てるという。


2013年03月20日水曜日


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