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2013年3月22日(金) 東奥日報 ニュース



■ 八戸市が避難ハンドブック製作、きょう配布開始

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八戸市が22日から配布を開始する津波避難ハンドブック
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 八戸市は21日までに、県が昨年公表した最大クラスの津波による浸水予測区域を基にした「津波避難ハンドブック」を製作した。22日から市内全戸と全事業所への配布を始める。さらに5月以降、浸水が予想される地域の各連合町内会などを対象に、津波避難対策の意見交換会を実施、市民に津波対策の意識浸透を図る。

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 ハンドブックはA4判15ページ構成で、市内約10万4千世帯と事業所約1万3千カ所に31日までに配布する。最初の項目に津波避難時の心得として(1)揺れがおさまったらすぐに避難(2)浸水想定区域外に避難(3)河川には絶対近づかない−などを掲げ、津波警報・注意報の意味や、想定される被害、防災行政無線のサイレンパターン、各種情報の入手先等を明示した。

 また、県のデータを基にした最大津波マップで、区域ごとに予想される津波の高さや浸水区域、指定避難所とその場所の標高、さらに万が一、逃げ遅れた場合に一時的に避難する「津波避難ビル」や、何階以上に逃げる必要があるかといった想定まで細かく記している。市の担当者は「大津波の際は避難に勝るものはない。そのために、ハンドブックを十分活用してもらいたい」と話す。

 このほか市は、最大津波発生時の避難経路や目標地点などを示した津波避難計画図を作成中。地域住民との意見交換会に計画図の素案を示す方針だが、同計画図による詳細な検討で、より詳しく津波から逃げるために必要な時間等が分かる見込み。現在、津波避難ビルとして20カ所を指定しているが、逃げ切るのが難しいとみられる地域には、避難ビルを追加する可能性もある。

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