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津波被害の古文書 一部修復終え東北へ3月21日 12時24分
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津波で被害を受けた古文書などの一部が、奈良市の研究機関での修復を終え、21日、宮城県石巻市や東北大学に向けて運び出されました。
津波で水につかった古文書などの一部は、おととし7月から、奈良市の奈良文化財研究所で修復が進められています。
作業は、泥で汚れた古文書などを「真空凍結乾燥機」という機械で氷点下40度で凍らせたあと、水分を取り除いて乾燥させ、汚れを取り除いていきます。
受け入れた古文書などのおよそ半数の修復がこのほど終わり、21日、ダンボール箱81個に入れられ、トラックで宮城県石巻市や東北大学に向けて運び出されました。
文化財の修復は今後も続けられ、被災地の自治体や大学などに送り返されることになっています。
奈良文化財研究所の松村恵司所長は「この日がようやく来たという思いです。今後も全国の機関で修復の支援体制を築いていきたい」と話していました。
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