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内部被ばく検査対象、秋田などの避難者も/弘大病院方針
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弘前大学医学部付属病院(藤哲病院長)は2013年度、東京電力福島第1原発事故を受けて本県に避難している福島県民を対象に行う内部被ばく検査を、秋田県、岩手県、北海道在住の避難者も対象にする方針であることが25日、分かった。
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同病院は昨年9月から、高度救命救急センターに設置されている機器「ホールボディーカウンター」で、体内の放射性物質の量を調べる検査を行っている。同センターの浅利靖センター長によると、25日までに小学生以上の避難者106人が検査を受け、放射性物質が検出された人はいなかったという。
来年度は福島県の依頼を受け、本県だけでなく周辺地域の避難者にも対象を広げる。福島県が検査料を全額負担し、今後希望者を募る。検査が始まるのは5月以降の見通し。
浅利センター長は「体内のセシウムは、被ばくから約3カ月で半分になる。事故から2年たち、検出は難しくなっている」とした上で、「ここ数カ月間でセシウムを摂取したかどうかは調べられる。不安な人に検査に来てもらえれば」と話している。
福島県は弘大のほか、新潟県、広島県、日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)に県外避難者の検査を委託している。
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