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マラソン大会替え玉出場、優勝してバレちゃった

 今月10日に神奈川県小田原市で行われた「第26回小田原尊徳マラソン」に、故障のため不参加となった大学4年の男性(22)の“替え玉”として、高校陸上部先輩の市職員(23)が出場し、年代別の部門で優勝していたことが26日、分かった。後日、不正が発覚。不参加の男性は、決まっていた市への採用が保留に。職員は処分される方針。

 「先輩、ちょっとモモ(太もも)を痛めたので出ないことにしました」

 「じゃあ、オレが走ってもいい?」

 「ペース落としてゆっくり走って下さいよ」

 「分かった」

 軽い気持ちで交わした約束が、大きな不祥事に発展してしまった。

 小田原市職員課によると、大学生は「小田原尊徳マラソン」にエントリー。大会は思想家・二宮尊徳にちなみ、1988年にスタートしたレースで、県内外から約1900人が参加した。当日、ナンバーカードを受け取り、ウオーミングアップをしていたが、太ももに違和感を覚え、欠場を決めた。すると、同じ大学の1年先輩でOBの市職員が「替え玉」となって走ることを提案。同大学の陸上部は連帯感が強く、エントリーの有無にかかわらず、レース会場に一緒に出掛け、共にウオーミングアップをする伝統があった。

 職員は言われた通りに遅いペースで走ったつもりだったが、10キロコースの「高校生~29歳以下」部門でまさかの優勝。レースはハーフマラソンの走者も一斉に走るため、10キロコースの順位が分かりにくい状態だった。アナウンスで、想定外の優勝を知らされた職員は驚くと同時に素直に喜んだ。そして、つい大学生に「表彰式に出てくれ」と依頼。大学生は、不本意ながら表彰台に上がって賞状と賞品のウインドブレーカーを受け取ることとなった。

 ところが、大学生は地元では名の知られたランナーだったため、翌日になって参加者から主催の市体育協会に不正を指摘する声が寄せられ、問題が発覚。聞き取り調査に対し、2人とも「軽い気持ちで替え玉行為をしてしまった」と答えている。

 市は、職員を内規で処分する方針。また、4月から市に就職予定だった大学生に対しても、内定を保留するとした。ただ、大学生は深く反省し、ボランティアでの手伝いなどを提案しているようで、市側は「様子を見守って上で対応したい」としている。

(2013年3月27日06時05分  スポーツ報知)

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