大分覆面レスラー議員、議場外でのマスク着用自粛は拒否

　大分市議会の議会運営委員会は２６日、覆面レスラーのスカルリーパー・エイジ市議（４４）に対し、議場外でもマスク着用の自粛を求めると決めた。エイジ市議はスポーツ報知の取材に対し「自粛はしません。覆面でいきます」と明言。初代タイガーマスク・佐山聡のスタイルをならい、マスクと素顔の二刀流で議員生活を送る考えを明かした。

　市議会は「議場などに入る者は帽子やつえの類いを着用、携帯してはならない」との規則を根拠に、本会議や委員会での覆面着用を既に禁止。当初は反対していたエイジ市議も議会の議決に応じ、２４日の本会議は素顔で出席している。

　さらに今回、委員から「議場外の議員活動にも何らかのルールを設けるべきだ」との指摘があり、市議会の広報誌やホームページも本会議や委員会に準じるとして、覆面姿の写真掲載を認めないと決定した。

　ただし、エイジ氏は「禁止でなく自粛、というのは『ダメ』ではなく『任せます』ですから。覆面でいきますよ」と反論。一方で本会議と委員会については「マスクマンとしてはとんでもない話ですが、議員になったからには仕事が大事。議会の議決を重んじます」と断腸の思いで素顔を貫くことを明かす。それだけに、今後については「今後は佐山さんみたいに（マスクと素顔の）両面でいけるのかなと思います」と展望を語っている。

（2013年3月27日06時03分  スポーツ報知）

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