1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

最近、著作権切れで無料になった注目の小説

著作権が切れた文学作品などを無償公開する「青空文庫」。2013年は当たり年と言われているようで、注目の作品が無料公開されるようですよ。

更新日: 2013年02月04日RSS

千紗151cmさん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
906 お気に入り 78096 view
お気に入り追加

GettyImages Photo by Jupiterimages / Polka Dot

今年は、多くの著名作家が死後50年を迎えるため、「青空文庫」の“当たり年”となるそうです。

吉川英治(よしかわ えいじ)

長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、国民文学作家として親しまれました。

約2000年前の中国・後漢の時代を描いた作品。古典が苦手な人でもサクサクと読める文章も人気の秘密です。

これまで出会った中での最高の歴史小説。是非一読おすすめ。宮城谷昌光、北方謙三も少し読んだが何といっても吉川英治が一番面白い。

大学も卒業間際になりふと手に取ると・・・・・・人間の喜怒哀楽、社会の理不尽さ、厳しさ、そして人生の楽しさ、そのすべてが詰まった大作であることを実感しました!!

人気漫画「バガボンド」の原作としても知られる吉川英治の「宮本武蔵」。

吉川英治は三国志と太閤記もよんだ、だけど圧倒的に面白かったのはこれだよ。宮本武蔵しかない。とにかく面白い、そして笑える、泣ける

剣豪 武蔵のイメージを覆す、人間 「宮本武蔵」、ロードムービーを思わせる精神の探求歴。そこには、英雄の姿はなく、丸裸にされた1人の人間の姿があるのみ

柳田国男(やなぎた くにお)

「日本人とは何か」その答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行した人物。山の生活に着目した代表作「遠野物語」はとても有名。

遠野の地勢にはじまり、神々の由来、天狗や河童、ザシキワラシ、魂の行方、神隠しや歌謡など、遠野に伝わる不思議な話が119話にまとめられている作品。

全部で119の短い言い伝えの背後に、深い山や黒い森の景色が見えるような気がした。谷川の清流のさらさらいう音や、凄い風のごおーっと唸る音が聞こえてくる気がした

遠野の民話、言い伝え、などが集められた一冊。一つ一つの話はとても短いので、読みやすい。神話や昔話、怪談、怪異の類が好きならそれだけで興味深く読める

「かたつむり」を示す日本中のさまざまな方言(「デデムシ」「マイマイ」「ツブリ」)をめぐる内容。

「マイマイ」を意味する語形はどのような歴史を持ち、どのように伝播したかを的確に証明している事実が述べられている。言語学を志す人なら必ず読むべき一冊

「蝸牛」という、たったひとつの物を表す単語の方言だけでここまで話が広がるのはやはり面白く、ワクワクします

室生犀星(むろお さいせい)

金沢出身の詩人・小説家。詩集『抒情小曲集』の中の「小景異情(その二)」の一節、「ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの」が有名です。

恋愛だけでなく、様々な愛について綴られた詩集。内容も読みやすいので、詩集が初めての人でもとっつきやすいと思います。

本文も読みやすいので、室生犀星の詩が好きな方はもちろん、犀星の詩に興味がある方で読んだことが無い方はぜひ一度目を通される事をお勧めしたい

「愛」といってもいわゆる恋愛を中心に書いているわけではなく、自然や友や国や神へといった広義における愛が綴られています

父と娘の絆、女の愛と執念を追究し、また自らの生涯をも回顧した長編小説です。

最初は読みにくい感じがしましたが、ぐいぐい引き込まれて…最後あたりの親娘の会話がスゴくいい。晴れ晴れとした気持ちになれました

じぶんのなかで室生犀星についての勘違いをしていたに違いない。ある日突然、このお金が全部なくなってしまうにちがいないというように何となく絶望を感じながらページをめくったけどそんなことはなかった

正宗白鳥(まさむね はくちょう)

明治~昭和期の小説家、劇作家、文学評論家。41年まで『早稲田文学』に連載した「何処へ」は自然主義作家としての代表作となりました。

「塵埃」「何処へ」「微光」「入江のほとり」「今年の春」「今年の初夏」「今年の秋」「リー兄さん」の8編が収録された小説。

出口が無いことにはうすうす感づいてるんだけど、わざと見ないようにしている。冷たくて切ない青春小説

1 2




このまとめへのコメント0

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

千紗151cmさん

小さい物って可愛い。身長なんて気にしない。

このまとめに参加する