2013.3.27 12:11

服役していたホリエモンが仮釈放

 旧ライブドア(LD)の粉飾決算事件で、旧証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪で懲役2年6月の実刑が確定した堀江貴文元社長(40)が27日午前、服役していた長野刑務所から仮釈放されたことが、法務省関係者への取材で分かった。服役期間は約1年9カ月だった。

 堀江元社長の短文投稿サイト「ツイッター」には仮釈放後、「今日午前7時40分くらいに仮釈放になりました。皆様いろいろ収監中はお世話になりました」と書き込まれた。27日夜、東京都内で記者会見する。

 堀江元社長は2006年1月、東京地検特捜部に逮捕された。一貫して無罪を主張したが、一審東京地裁は07年3月、懲役2年6月の判決を言い渡し、08年7月の東京高裁判決も支持。11年4月、最高裁が上告を棄却し、同年6月20日に収監された。

 確定判決によると、堀江元社長らはLDの04年9月期連結決算で、LD株売却益や架空利益を不正に計上し、約53億円を粉飾。同10~11月、関連会社が買収する出版社の価値を過大評価し、関連会社に関する虚偽の業績を発表した。(共同)