詰め物が取れたときは、自分で瞬間接着剤などで付けたりしないこと。穴にきれいな脱脂綿を詰め、とれた詰め物は、ティッシュにくるんだりせず容器に入れて、早めに受診しましょう。原因には、接着剤が弱くなったことのほか、歯と詰め物とのすき間や周りにできたむし歯が考えられます。痛みがないからといって放っておくと、むし歯が進行してしまう可能性があります。
はい、本当です。ケガなどで歯が折れたり、抜けたりしてしまったら、その歯を水で洗ったり、消毒したりしないこと。歯の根の部分にある、「歯根膜」という歯と骨を結ぶ組織を残しておくことが大切です。生理食塩水が最適ですが、ない場合は牛乳に浸して乾燥させないようにしましょう。患部にはきれいな脱脂綿を噛ませ、できるだけ早く歯科医院へ。処置が早ければ早いほど、もう一度歯を戻せる可能性が高くなります。
まずは、うがいで口の中をよくすすぎましょう。消毒・殺菌効果のあるうがい薬があれば、より効果的です。そして、患部を冷やすと痛みがやわらぎます。冷水でしぼったタオルや冷却シートなどを頬に当て、飲酒や喫煙などの刺激を与えないよう安静にして翌朝を待ちましょう。
ただし、長時間冷やしすぎると身体の循環が滞り、治りが遅くなってしまうこともあるので要注意。痛みがひどかったり、発熱した場合は、夜間・休日診療所に相談してください。