AEDにバッテリー切れなどのおそれ 総務省、厚労省に改善要請
心停止した患者に有効なAED(自働体外式除細動器)について、総務省は、バッテリー切れなどで作動しないおそれがあるとして、厚生労働省に改善を求めた。
総務省が、2012年2月から7月にかけて、北海道・群馬・山梨・長野の217カ所で、AEDの管理状況を調べたところ、180カ所で問題があったという。
このため総務省は、厚労省に実態を分析したうえで、適切な管理が行われるよう、必要な措置を講じることなどの改善を求めた。
総務省の調査では、問題のあった180カ所のうち、66カ所は日常点検をしておらず、26カ所ではバッテリーが切れるなど、正常に使用できないおそれがあったという。