2011年3月11日、あの大震災が発生した直後からフジテレビは連続82時間の特別番組を放送しました。『被災者に寄り添った報道を』この思いを常に忘れずに、日々番組制作を行っています。 |
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編集会議の最中は、多くのスタッフが周りを取り囲み、耳をそばだてて聞いています。 会議での発言を頭に入れておかないとニュースの流れについていけないからです。 ちなみに「とくダネ!」や「めざましテレビ」など情報制作局のスタッフも、この会議の様子を聞いて、情報を仕入れています。 |
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報道局では1日6回以上ニュース番組を放送しています。 他社に先駆け新しい情報や映像をオンエアするため日々時間との勝負が続いています。 |
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月曜日から金曜日に放送しているのは「めざましテレビ」内の報道枠である「めざましニュース」、昼のニュース「FNNスピーク」、夕方の「スーパーニュース」、夜の「ニュースJAPAN」など、各番組の視聴者の構成や要望に合わせ、それぞれ個性的な番組作りを心がけています。
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スーパーニュースWEEKEND | 新報道2001 | BSフジプライムニュース |
1997年入社 報道番組AD・ドラマAD・報道局内勤を経て1999年から政治部記者を6年間務め、自民党担当、総理官邸、民主党担当を経験。その後「スーパーニュース」ディレクター、「とくダネ!」「Mrサンデー」など情報番組ディレクターを経て2010年から再び政治部に戻り与党キャップを経て、2011年から官邸キャップ。 |
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高田記者の1日
06:00 起床。新聞紙・TV・ネットなどで自分の知らない情報が出ていないかチェック。 |
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08:15 朝回り取材。各政治部記者は、担当する政治家や官僚の自宅などに行き、出がけを取材します。 |
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09:00 国会記者会館のフジテレビブースに到着。 |
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11:30 昼のニュース「FNNスピーク」内にて中継リポート。 |
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17:00 夕方のニュース「スーパーニュース」OA。 |
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■印象に残った取材とエピソード | |||
2000年に当時の小渕総理が倒れ、森内閣を経て、小泉内閣が誕生する過程を、政治部配属まもない自分は間近で取材できました。いわゆる「5人組」の協議で森総理を誕生させながら、支持率低迷を受けて退陣させた永田町内のダイナミズム…いち早く森総理退陣表明の確定を聞きつけて放送した時は、若手記者だった僕は震えたものです。そしてその後一転、永田町のダイナミズムを上回る形で、小泉総理を誕生させた国民世論のダイナミズムはさらに印象的でした。 |
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■学生にメッセージ | |||
フジテレビ政治部の記者は、今の日本を動かしている政治の現場に直接触れられる貴重な立場です。視聴者・国民を代表して、名刺一枚で政治家らに挨拶でき、一挙手一投足を追い、その人物が何を考え、誰と会い、何をなしとげようとしているのかを取材し、何が起きているのかいち早く国民に伝えることができます。 |
(2)社会部 司法クラブ 尾瀬真澄記者 | ||
1998年入社。報道局報道センターに配属され、夜のニュース、内勤を2年間担当。 |
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■尾瀬記者の1日 | ||
06:00 起床、新聞全紙チェック、幼稚園のお弁当作り、朝食、洗濯、子供たちを起こすなど家事や準備もろもろ・・・ |
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■印象に残った取材とエピソード | ||
司法クラブとして注目してきた15年前の東京電力女性社員殺害事件。 |
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■学生にメッセージ | ||
事件や事故の報道に携わる社会部記者の仕事は、一見派手に見えるかもしれません。 |
(3)スーパーニュース 相澤航太PD | |||
慶應義塾大学水泳部出身 |
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相澤PDの1日(2日に1回のOA担当日) | |||
05:30 起床
11:30 各局のニュースを見ながら昼ご飯を食べる(ご飯を早く食べる能力が身に付きます) |
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15:30 安藤キャスターたちとの直前の打ち合わせ。お昼から変わった点など中心にプレゼン |
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16:50 OAスタート(サブに座り、カメラ割りなどの番組構成を指示します) |
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19:00 番組終了 |
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■印象に残った取材とエピソード | |||
今年の3月11日、 |
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■学生にメッセージ | |||
報道局は大きな番組を若手にも任せてくれる職場でもあり、伝えたいこと、報道したい番組を制作できる環境が整っています。 |
■いろんな現場に行ける
報道局には外記者・内勤記者・番組ディレクター・カメラマンなど様々な仕事がありますが、いずれのポジションも様々な現場に行くチャンスがあります。
事件事故の現場、記者会見、法廷、国会内…現場はまさにニュースの最前線。そこに行った者しか感じることができない状況や様子、雰囲気を言葉と映像を駆使して表現し、伝えることができるのはテレビ報道の醍醐味です。
■いろんな人に会える
報道局で働くと取材を通じて著名人から事件の関係者まで様々な人に会えます。
政治部記者になれば、時の大臣や大物政治家などの動静を毎日、嫌というほど追いかけます。取材対象者の一挙手一投足に常時接し、ちょっとした表情の変化や言葉のニュアンスの違いを見極めることができれば1人前。
ニュースの肝となる情報の真偽を読み取り、放送や原稿に反映させます。
また社会部では事件現場の目撃者、被害者や容疑者の周辺の人たちなどへの取材をひたすら続けることで、事件事故の背景が見えてくることもあります。
とにもかくにも地道な努力がスクープに繋がります。
■いろんな情報に真っ先に触れられる
なじみの捜査関係者や政治家からの「ささやき」など独自取材から導かれた特ダネから、各地から伝送される最新映像など報道局にはどこよりも真っ先に入る情報がいっぱい。もちろん、視聴者に向けていち早く放送し、情報を伝えるのが第一なので、守秘義務は厳格に守らなければなりませんが、どこの誰よりも早く様々な情報に触れられるのは確かです。
■海外で働ける(かもしれない)
海外で働きたいならまずは報道局へ。海外支局はNY・ロンドン・北京など世界各地に12か所。他部署に比べて圧倒的に海外駐在の機会が多く、報道局員の4人に1人が海外赴任経験者です。
それ以外にも、各番組の企画での海外出張や、オリンピックなど国際大会の取材チャンスもあり、ほとんどの社員が海外取材の経験者です。
■毎日ハラハラドキドキ・アドレナリン全開!生放送の魅力
ニュースの時間はだいたい横並び。日々、他社よりも1秒でも早く正確な情報を伝えるため、放送直前ギリギリまで、またオンエア中でも原稿を差し替え、最新映像があれば優先して突っ込んで放送します。放送終了後は全身が脱力しますが、独自でつかんだ情報や映像を他社より先んじて出せたときには疲れも吹き飛ぶ充実感があります。
OA直前まで原稿を下読み |
■将来歴史の教科書に載るような瞬間に立ち会うことができます。
筆者も以前北京オリンピックの取材デスクとして現地に派遣され、まさに歴史の転換期のさなかにある『中国』を体感することができました。
この仕事をしていると各々「あのとき私は・・・」的な瞬間がいくつもあるものです。
ニュースという歴史の瞬間を伝える仕事に携わる魅力の1つです。
1995年入社 報道局報道センター 佐々木淳乃 入社17年目
スポーツ局で「プロ野球ニュース」や「ジャンクSPORTS」、スポーツ中継などを担当した後、報道局に異動。
現在、昼のニュース番組を担当しています。