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【滋賀】本で自転車ビジネス紹介 県立大准教授ら出版
貸自転車や自転車タクシー事業を展開する彦根市のNPO法人「五環生活」代表理事で、県立大環境科学部の近藤隆二郎准教授(47)が中心となり、全国の事例を紹介した本「自転車コミュニティビジネス−エコに楽しく地域を変える−」が、学芸出版社(京都市)から発刊された。自転車を使ったまちづくりや地域活動のヒントを紹介している。 執筆は、五環生活のメンバーや、琵琶湖一周サイクリングを進める団体「輪の国びわ湖推進協議会」会員らが担当。全国各地の事例を手分けして調査、取材し、自転車の良さや利点を含めてまとめた。 本では、徒歩より飛躍的に広がる移動範囲や、燃料の必要ないクリーンさ、誰でも乗れる気軽さなど自転車の特性を生かした、イベントや小旅行などさまざまな楽しみ方を紹介。まちづくりで活用されている実態も伝えている。 自転車を生かした新しい福祉事業として、ホームレスや生活保護受給者にレンタサイクル業務を依頼するNPO法人の活動も掲載している。 最近流行の「自転車ガール」にも着目。女性用にハンドルを小さくしたり、華やかな色やデザインを取り入れたりした商品も多く、店内に自転車を持ち込め、修理や整備もできる喫茶店「サイクルカフェ」も全国で増えている。 近藤准教授は「自転車好きでなくても楽しめる内容」とPRしている。A5判百八十ページで、税別千九百円。全国の書店で販売している。 (生田有紀) PR情報
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