UFC:「旭日旗はアジアのナチスのシンボル」

ジョン・チャンソンが抗議
ウエルター級チャンピオンのサンピエール「傷ついた全ての方に謝罪」

 旭日旗がデザインされた空手の道着を着て出場し物議を醸していたカナダの総合格闘技選手ジョルジュ・サンピエール(31)=写真=が謝罪した。サンピエールは26日、自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「今回のことで傷ついた全ての方に謝罪したい。故意ではなかった」という文を掲載した。

 UFCウエルター級チャンピオンのサンピエールは17日(韓国時間)に行われた「UFC 158」に、日本の帝国主義を象徴する旭日旗がデザインされた道着を着て出場した。

 サンピエールがこうした謝罪・弁明を行ったのは、UFCの韓国人選手ジョン・チャンソンがフェイスブックに載せた長文のメッセージのためだ。ジョン・チャンソンは英語で「旭日旗はアジアのハーケンクロイツ(ドイツ・ナチスの党章に用いられた『かぎ十字』)だ。過去の日本の行為は、ナチスが犯した蛮行と変わらない」と書き込み、旭日旗が韓国人にとってどのような歴史的意味を持つかを説明した。

 この「旭日旗の道着」を作った日本のスポーツ用品メーカー「HAYABUSA」も「問題になった道着は一切販売しない」と明らかにした。

崔仁準(チェ・インジュン)記者
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