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「責任を負わない自由人」は市場原理によって排除される

2013/03/27


「冒険に出よう」は無責任なのか』に続き、またもや家入さんが共感できる主張を投稿していたので、触発されて書いてみます。

自由と責任について。…


「責任を負わない自由人」は市場原理によって排除される

ちょっと長いですが引用。「自由と責任について」と題する投稿です。太字はぼくが加工しています。

バーナードショーと言う作家がこう言ってます。「自由は責任を意味する。だからこそ、たいていの人間は自由を恐れる」責任とは自由に行動した結果発生するんですね。逆を返せば責任の無いところに自由は無いと。責任を負わない行為は安心ですが、安心はつまんない。

自分の望む自由な行為・選択の結果、親になる、部下を持つ、という責任が、安心との引き換えに発生します。責任が窮屈なのは当然なんです。放棄したらどうなるか。罰が当たります笑。はい僕も人のこと言えません…。罰当たり人生です…。では僕の良く言う「自由に生きろ」とはどう言う事か。

先ほどの言葉の様に、責任が発生するから人は自由を恐れる。でも行動する前から、その先にある責任を過大評価して身動きとれなくなってる人が多い様に思うんです。人は見えない不安を誇大妄想する。お化けの様に。でもやる前から責任やリスクを考えてたら何も動けない。

「責任を負わないことは自由に生きるということでしょうか」という問いへの答えとしては「責任とは自由の結果発生するものなので、負う負わないはまた別問題。ただ責任を放棄した場合、別の形で自由の束縛が訪れる(罰)ので結論としては自由では無い

ここら辺は言語化するのがむずかしくて扱うことができなかったのですが、家入さんのお陰でことばにできそうです。


先日も書いたように、ぼくは「情報発信者に責任なんぞない」と考えています。「プロのもの書きなんだから責任感を持つべきだ!」みたいな正論は、ものを深く考えない人の嘘っぱちです。

ぼくがブログで「フリーランスいいよ!おすすめだよ!」と書き、それを読んだみなさんが「煽られて」会社を辞めて独立して、失敗して一文無しになったとします。みなさんはぼくに責任を問うことができるでしょうか?

ぼくは、イケダハヤトが責任を負う必要はなく、負うべきでもないと考えます。自分の人生に対する決断は、自己責任です。裁判をしてもいいですが、みなさんが勝つこともないでしょう。

個人が発信する情報なんてものは、しょせんは「参考」なのです。公営放送でもあるまいに、どんどん自由に発信すればいいのです。この態度は逃げと言われれば逃げです。が、実際に責任を取るのは不可能ですから、ぼくは無責任にも「情報発信社は責任を取る必要はない」と語ることしかできないのが現実です。


それでも、「発信者は一切の責任を負わないなんて許せない!」と考える人もいるでしょう。そういう価値観があるのもわかりますし、ケースによっては責任を負う必要も出てくるでしょう(詐欺、犯罪が発生した場合など。「殺人予告」の発信は自由に行ってよいわけがありません)。

では、自由を謳歌するだけで取るべき責任を引き取らない人物、「責任を負わない自由人」は、どのような末路をたどるのでしょうか。


ぼくの意見は家入さんと同じで、そういう人間は「罰」が当たり、結局自由を失うと考えます。自由というのは、ある程度の責任を引き取らないと、人間社会においては獲得できないのです。

言い換えれば、「責任を負わない自由人」は、市場原理によって強制的に排除されるともいえるでしょう。「俺はどこまでも自由だ!」と他人を騙し、大ボラを吹いて回るオオカミ少年は、村八分になって没落するのです。

「責任を負わない自由人」がいたとしても、それはごく短期的な存在でしかありえません。「秒速で1億稼ぐ」人も、負うべき責任を放棄すれば、勝手に没落していくでしょう。人間社会は実によくできています。


「イケダハヤトは無責任だ!」と語る人は、ぼくが市場原理によって罰せられるのを、歯ぎしりしながら期待していてください。無論、ぼくはなるべく多くの責任を引き取って、自分の自由を確保しようと考えております。


★この記事を読んだ人にはこんな本がおすすめ。

サンデル教授の本を勧めるのが正当派かもしれませんが、ここはあえて「さもしい人間」。正義や公正について語った政治哲学の入門書です。自由と責任の話とも、もちろん密接に結びついています(読書メモ)。

消費者、先進国、生活保護……さもしいのは誰だ? 他人の犠牲の上に快楽を追求する現代人は「人類史上最もさもしい人々」ではないか。政治哲学の大きな問題をユーモアを交え低空飛行の視点で考える。


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