巨人の村田修一内野手(32)が26日、横浜時代の2010年以来自身3年ぶりとなる開幕戦アーチを予告した。昨季のペナントでは11試合目にしてチーム初本塁打をマーク。クライマックスシリーズでもチーム1号を放った。阿部に代わって4番を打つ可能性が高い今季も豪快なアーチで連覇への号砲を上げるつもりだ。
病み上がりでも絶口調だった。「(開幕戦で)ホームランを打てればチーム的にも勢いがつく。自分としても今年は大きいのを打つのを目標にやっているので、打てたらいい」。へんとう炎による高熱で21日のDeNA戦(横浜)と23日の楽天戦(東京ドーム)を欠場したが、この日は元気いっぱい。休日返上でジャイアンツ球場に姿を現すと、ティー打撃やキャッチボールなどでじっくりと汗をかいた。オープン戦でもチームトップタイの2本塁打を記録するなど打撃の状態そのものは良好で、開幕に向けて不安はない。
原監督はこれまで「4、5、6番に関しては慎之助も含めて良い流れができるようにしたい」と発言。主将、正捕手、4番と「三足のわらじ」を履く阿部の負担を軽減すべく、打線改造を示唆している。阿部に代わって4番に座るとみられるのが、通算263本塁打を放っている村田だ。昨季はFA砲として期待されながらも、わずか12本塁打。長距離砲の称号を取り戻すためにも、巨人では2009年のラミレス以来4年ぶりとなる開幕4番弾で、スタートダッシュを決めてみせる。 (臼杵秀之)
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