中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

7月東アジア杯に若手招集プラン

2013年3月27日 紙面から

 【アンマン松岡祐司、原田公樹】日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が、7月に韓国で開催される東アジア・カップで、欧州クラブに所属する若手プレーヤーの実戦テストを計画している。関係者によると、候補に挙がっているのはFW大津祐樹(23)=VVVフェンロ=、FW永井謙佑(24)=スタンダール=、FW金崎夢生(24)=ニュルンベルク=、FW宇佐美貴史(20)=ホッフェンハイム=、FW指宿洋史(22)=ウーペン=ら。選手の招集に拘束力はないが、新戦力の発掘へあらゆる可能性を探っていく方針だ。

 新局面に備え、選手発掘の新たなプランが浮上した。ザック監督は6月のワールドカップ(W杯)予選2試合、コンフェデレーションズ杯(ブラジル)には現有戦力で臨む方針。だが、チームの新陳代謝は必要不可欠として、若手の積極起用にも意欲的な考えだ。関係者によると、7月の東アジア杯は国内組中心の編成が既定路線となっているが、ザック監督はそこで大津、永井ら若手欧州組の招集の可否を探っているという。

 東アジア杯は国際Aマッチデーの開催ではないため、欧州のクラブ側に選手供出の義務は発生しない。ただ、日本代表が2011年の南米選手権(アルゼンチン)に欧州組のみで出場を模索していた際、派遣義務はないにもかかわらず選手の供出を容認するクラブがいくつかあった経緯がある。

 東アジア杯への欧州組の招集に関して、日本サッカー協会の原博実技術委員長は「7月下旬は(欧州クラブの)練習やキャンプが始まっている。だけど、代表の活動期間は1週間強しかないので、『若手を経験させたい』と考えるクラブがあるかもしれない」と指摘。ザック監督の意向次第では、クラブ側に協力要請する考えを示した。

 大津は既に代表デビューを飾っているが、実力の見極めはこれから。フレッシュな永井、宇佐美、金崎、指宿らを公式戦で試すことがかなえば、W杯本大会に向けた選手リストも分厚くなるはず。あらゆる手を尽くし、ザック監督は新戦力の発掘に注力したい考えだ。

 ◆4カ国総当たり戦 東アジア・カップは男女とも4カ国が総当たりで対戦して順位を決定する。男子は日本、中国、韓国、オーストラリア、女子は日本、中国、韓国、北朝鮮が参加。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ