差別表現街宣活動:参院議員らが都公安委に不許可を要請
毎日新聞 2013年03月27日 00時42分
「朝鮮人を殺せ」などの人種差別的言動「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)をしている団体が31日に東京のコリアンタウンである新大久保で街宣を計画しているとして、有田芳生(よしふ)参院議員(民主)らが26日、東京都公安委員会に対し、こうした団体からJR新大久保駅周辺で街宣活動の届け出があった場合、許可しないよう要請した。駅周辺の商店街で集めた署名492筆とネット署名5486筆を添えた。
署名を集めた男性会社員(30)らは東京・永田町で記者会見し「目の前で人種差別が行われており、見逃せない」と訴えた。
要請によると、2〜3月の週末、新大久保駅周辺での政治団体の街宣で「朝鮮人はゴキブリだ」などのヘイトスピーチがあり、商店街が騒然となったとしている。【青島顕】