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【グラニュース】


本多“本田流”で自分貫く

2013年3月27日 紙面から

 名古屋グランパスの新人DF本多勇喜(22)=阪南大=が、先輩であるCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)から「仕事の流儀」を学んだ。25日にNHKで放送された本田の生き様を描いたドキュメンタリー、「プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル」を視聴。「自分のスタイルを貫き通せるのはすごい」と“ホンダイズム”に感銘を受け、さらなる飛躍を誓った。

 特別番組で全国のお茶の間に届けられた本田の流儀を、衝撃デビューを飾った“2代目”名古屋のホンダもしっかりと吸収した。「トップレベルの選手の話はすごく勉強になるので好き」と普段からスポーツドキュメンタリー番組を好む本多。25日は所用があったため放送を録画し、この日の練習後に視聴した。

 「本田さんは、自分をすごく持っている。自分のスタイルを貫き通せるのは、1人の選手としてすごい。我が強くないと世界では戦えない。そういう強さを身につけたい」。憧れの先輩が苦闘する姿に、成長のヒントを感じとった。

 本多にも、貫き通すスタイルがある。「小さいころから、体は小さくてもでかい選手には負けたくなかった」と反骨心をたぎらせ、人一倍ジャンプ力を鍛えてきた。23日のナビスコ杯鳥栖戦では、Jリーグ最強のセンターFWである豊田と互角以上に競り合った。身長差15センチの相手に対し「あのクラスのFWでも、ヘディングは勝てる。足元はもうちょっとガツガツ行けたら良かった」と自信と課題を手にした。

 グランパスU−18時代には、当時トップチームに所属していた本田がゲーム形式の練習に参加することがあった。直接会話することはなかったが、「体がめちゃくちゃ強かった」と、トッププレーヤーのフィジカルを肌で感じた。その経験を指標のひとつとして、大学4年間でプロで通用する体をつくり上げた。

 この日、若手のための午後練習は免除され、次節湘南戦もスタメン出場が濃厚。体格差をはね返す本多の流儀を、ホームのファンに披露する。 (宮崎厚志)

 

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