2013.3.26 05:02

橋下劇場!午前は謝罪、夜に一転猛反撃(2/2ページ)

一度は組合側に謝罪した橋下氏だが、その後に態度を一変させ、反撃に転じた=25日午前、大阪市北区(撮影・安元雄太)

一度は組合側に謝罪した橋下氏だが、その後に態度を一変させ、反撃に転じた=25日午前、大阪市北区(撮影・安元雄太)【拡大】

 府労委は25日、「今後このような行為を繰り返さないようにする」との誓約文を市労働組合連合会などに手渡すよう、大阪市に命令した。

 橋下氏は同日午前、「きちんとした第三者機関で判断されたわけで、労働組合に対する不当介入ということであれば、大変申し訳なかったと思っている」と謝罪。不服申し立てをしない意向を示していた。

 アンケートは2011年の市長選で、現職だった平松邦夫氏を組合が支援する活動をしていたことを橋下氏が問題視したことが発端だった。しかし、組合側が猛反発し、府労委に救済を申請。この日の認定には、強気で鳴る橋下氏も従わざるを得なかった。

 ところが、同日夜になって態度を一変させた。人事室に不服申し立てを行うように指示したことを明らかにしたのだ。

 組合側の言動に、不満を抱いた。組合側は認定を受けた後の会見で「橋下市長のやってきたことは間違いだと明らかになった」と指摘。また、府労委が命じた再発防止の誓約文以上の措置を求めていく方針を示したことなどにぶち切れ、当初の方針を撤回した。

 橋下氏は「鬼の首を取ったように、自分が全て正しいとするのは違う」と断じた。さらに組合が選挙でビラ配りを行っていた実態などを指摘した上で「自らの非を全て棚に上げて、正義づらするのはおかしい。市長だけが悪いというのは大阪市民の感覚には沿わない。今まで組合は厚遇を受け、ヤミ専従やらヤミ手当をやりたい放題だった。(市が組合側と争う)他の訴訟や手続きにも影響する。やるべきことは全部やる」と強調した。

 わずか半日で態度を豹変(ひょうへん)させた橋下氏。怒りに火がついた首長は、中央労働委員会への再審査申し立てや、取り消し訴訟の提起に踏み切る考えとみられる。

(紙面から)