中等部に上がる少し前あたりから、クラスメイト達は段々家族と一緒にお風呂に入ることが無くなった様だった。 祐麒もその頃から恥ずかしがる様になったので、何となく一緒にお風呂に入る事はなくなってしまった。 でも、正直何時も何時も一人っきりでお風呂に入っていると、たまに寂しくなる時があった。 お母さんに一緒に入って、て言うのもなんだか甘えん坊さんみたいで変だし。 そんな時祐麒と一緒にお風呂に入るのはどうだろう?、って度々考えることがあった。 うーん、どうだろう? 胸とか大事なところは流石に隠すだろうけど、そこをタオルで覆ってしまえば特に問題ないんじゃないだろうか? 祐麒とお風呂に入ることを考えてみても、実のところあんまり嫌な気がしない。 これってやっぱり特殊な例なんだろうか? 「いいじゃない姉弟なんだし、一緒に入ろ?」 「おまっ、お前は恥ずかしくないのかよっ?!」 「…別に。見られて恥ずかしいトコロは隠せばいいんだし、問題無いでしょ?」 「そういう問題かよっ!?」 「じゃあ、どこが問題だっていうのよ?」 そう言いいながら無意味に胸を張って見せた時、ふと胸と腰に巻いたタオルに違和感を覚えた。 「しまった!」と思った時には既に遅く、タオルは2枚とも身体を離れて下へ落ちるところだった。 |
因みに下のラフはボツにした「タオル拾う祐巳ちん」。 表情などちょっと気に入らなかった、と言うか脳内ストーリーが別の萌え展開になってしまうので…(笑 |
お姉ちゃんにはこの後、 ユミ「…おっとイケナイイケナイ、えへへ。…え〜と、見えちゃった、カナ?」 ユキチ、ブンブン首を横に振る。 ユミ「あはは、まあ一瞬だったしね(照) そ、それじゃ始めよっか。ほら、座って?」 なんて何事も無かったかの様に続けて貰わなきゃならんからネ(^^;) |
「でもそれってさあ、祐麒くらいの歳の健康な男の子なら誰でもそうなって当り前なんでしょ?」 「だからって実の姉に対してなんてっ」 どうやら祐麒は倫理的にそういうのは好ましくない、という事を言いたいらしい。 「実の姉でも何でも、私だって年頃の女の子なんだもん。祐麒くらいの男の子が、その、反応してしまうのだっておかしくないんじゃない?」 「だから普通はそうならない様に、いい歳した姉弟は一緒に風呂に入ったりしないんだよっ」 「身体が反応しちゃったからって、別にそれで祐麒が私に乱暴したりするワケじゃないんでしょ? だったら問題ないじゃない。」 「…!」 何か言いたそうな顔の祐麒。でもなんて言葉にしていいのか纏まらないようだ。 「それにさ、どうしても気持ちが押えられないって時は私がなんとかしてあげる。」 「なっ!!」 祐麒ったら余りにビックリして目を見開き口もあんぐり開いたまま暫らく固まってしまった。 「…祐巳? 一体自分が何言ってるか判ってる?」 「どうすればいいのかは判らないけど、祐麒がして欲しい様にして気持ちを受け止めて上げる。」 祐麒は頭を抱えて蹲ってしまった。女の子に対する年頃の男の子の気持ちを受け止めるのって、どうやら相当難しい事らしい。 |
…白状するとこれらの更に続き、と言うのではないけどこれらに先駆けて描いた、人に見せるつもりの 無かったプロトタイプ的な絵があったのです(ほぼ18禁 この中では一番古い、かなり初期に描いた絵。…なので祐巳すけの顔の輪郭とかいろいろゴニョゴニョ… エロい行為そのものとして描いてるのはこれだけである! ととりあえず言っておく。 |