時代SM小説 |
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旅立ち 米沢藩指南役三塚左近はその人柄で城主にも信頼され寵愛を受けていた。しかし、それを妬んだ家老黒沼大膳は地元のやくざ津久田の三吉一家に手をまわし、三塚左近を闇討ちにかけたのだ。 三塚左近は妻に先立たれ十七になる志乃と十五になる七之助の三人暮らしであった。 突然の事に志乃と七之助は途方にくれ屋敷に閉じこもった毎日をおくっていた。そんなある日、屋敷に投げ文があった。 それには、下手人は元米沢藩家臣川田鉄之助という浪人者で数日前江戸へと逃げるように旅立ったと書かれていた。確かに指南役を狙っていた鉄之助は三塚左近に破れ昨年脱藩しやくざの用心棒になったと聞いている。 しかし、この投げ文は志乃と七之助が下手人を嗅ぎ回らぬうちに二人を江戸へ誘い出し葬り去ろうとする黒沼の策略であった。 そんなこととも知らず、その由を志乃は藩に申し出て仇討ち赦免状を願い出た。 家老の黒沼はうまくいったとばかりすぐに幕府に申し出て仇討ち赦免状を取り寄せた。 志乃と七之助は赦免状を受け取り早速江戸へと旅立ったのだ。 志乃は剣術指南役の娘だけに小太刀の腕前はかなりのものであった。 二人が旅立ったことはすぐに黒沼から津久田の三吉に伝えられ三吉はすぐに手を回した。 そんなこととも知らず志乃と七之助は山越えに入っていた。 「七之助、少し休みましょうか」 「はい、姉上」 「そこの木陰にしましょう」 「はい」 二人は山頂の一本松の下に並んで腰を下ろした。 「七之助、まだ先は長いです、どんなことがあっても父上の恨みをはらすまでは決して命を粗末にしてはなりませんよ」 「はい、姉上、必ずやあの鉄之助をこの手で・・・」 その時、脇の藪がガサガサと音をたてた。 志乃はサッと立ち上がり小太刀に手をかけた。 藪の中から七、八人の山賊らしき荒くれ男が飛び出し二人を取り囲んだ。 「おい、なにをいちゃついているんだよ、ここを通りたかったら持ち物全て置いて素っ裸で行くんだな、ヘッヘッヘ」 「無礼者、我らに手を触れたら容赦しませんよ」 「ほう、威勢のいい姉ちゃんじゃねぇか、野郎ども、かまわねぇこいつら二人を素っ裸に剥き上げろ」 山賊達はニヤニヤして二人に近づいてくる。 「七之助、私から離れるんじゃないですよ」と志乃は七之助を背にかばうように小太刀を抜き身構えた。 「ヘッヘッヘ、姉ちゃん、怪我しねぇうちに素っ裸になった方が身のためだぜ、ゆっくり可愛がってやるからよ」と男が志乃に手を伸ばしてきた。 「無礼者!」と志乃の小太刀が舞った。 「ギャー」と男が地面に仰向けに倒れた。。切り落とされた男の手首が地面にコロコロと転がった。 山賊達がそれを見て後図去った。 「無礼者には容赦しません、立ち去りなさい」と志乃は小太刀を大きく振り上げた。 山賊達は自信をなくしたのかへっぴり腰になり後図去っていく。 「立ち去りなさい」と志乃が叫んだ。 「お、おぼえていやがれ」と山賊達は後ろを振り返りながら逃げるように走り去った。 「七之助、大丈夫ですか」 「はい、姉上、私は大丈夫です」 「先は長いです、こんなことがまだまだあると思います、十分用心するのですよ」 「姉上、ご心配なく」 「それでは先を急ぎましょう」 「はい、姉上」と二人は急ぎ足で山を下った。 罠 夕闇迫る頃、二人は小さな宿場町に入った。 「七之助、今日はここで泊まりましょう、どんな宿でも我慢するのですよ」 「わかっています、敵を討つまでは何事も我慢します」 「よくぞ言いました、それでは宿を探しましょう」と二人は薄暗くなった道を足早に進んだ。 その時、商人風の男が二人近寄ってきた。 志乃はハッとして身構えた。 「あっ、もしもし、あやしい者ではございません、お宿をお探しではないかと・・・・」 「その通りじゃ」 「それではどうぞうちの宿にお泊り下さい、お安くしておきますので」 「そうですか、かたじけありません」 「さぁ、どうぞどうぞ、こちらです」と志乃を横目で見た男の顔がニヤリと笑っていた。 しかし、志乃も七之助もそんなことには気も止めなかった。 宿に入った二人は足の疲れに部屋に入るや横になった。 「七之助、疲れたでしょう、今日はゆっくり休みましょうね」 「姉上、私は大丈夫です、姉上こそ早くお休みになって下さい。」 「ありがとう、それでは先にお風呂をいただいてきますよ」と志乃は浴衣姿で部屋を出て行った。 志乃の入浴中誰かが覗いているような気配を感じたが自分の思い過ごしと何事もなく部屋に戻った。 「七之助、いい湯でしたよ、あなたもいただいてきなさい」 「はい、姉上」と七之助は手拭を手に足早に部屋を出て行った。 志乃は一人になると快い眠りに誘われ体を横たえた。 どの位経ったのであろうか、廊下を近づいてくる数人の足音に志乃は目を覚ました。 突然、部屋の障子が乱暴に開けられた。 志乃は唖然とした。 なんと、数人のやくざ風の男に両側から押さえつけられた七之助が部屋に押し込まれてきたのだ。それだけではない、七之助は素っ裸のままなのだ。 「ヘッヘッヘッヘ、志乃さんだね、動くんじゃねぇよ、かわいい弟の大事なものがなくなっちゃうぜ」 志乃はハッと目を反らした。 その男は七之助の肉塊を鷲掴みにし根元に刀の刃を押し当てていたのだ。 「お志乃さんよ、弟を助けたかったら、着ているものを全部脱いでもらおうか、ヘッヘッヘ、いやとは言わせねぇぜ、どうなんだ」 志乃は口惜しさに唇をきつく噛み締めた。 「おい、どうするんだよ、早くしねぇか・・・・・こいつを切り取ってもいいのか」と男は強い口調で脅してくる。 「姉上、私はどうなってもかまいません、言うことを聞かないで!」 「七之助!」 「なにをごちゃごちゃ言ってるんだよ、おんな、早く脱げよ、あきらめるんだな」 志乃はあきらめたのかゆっくりと浴衣の帯を解き始めた。 「姉上、やめて下さい!」七之助が叫んだ。 「し、七之助!」 解かれた帯がパラリと落ちた。 二つの裸菩薩 浴衣姿の妖艶なお志乃の姿に男達の視線は釘付けになっている。 「ほら、早く脱ぐんだよ、この坊主が女になっちゃうぜ、ヘッヘッヘ」男は急かせてくる。 お志乃の肩から浴衣がすべり落ちた。 男たちの目が大きく見開いた。 お志乃は腰のもの一枚の姿で両手で胸を隠し立ちすくんでいる。 「ヒッヒッヒ、いい体してるじゃないか、見ろよこの肌の白さ・・・さすが武家の娘だけあってきれいな体だぜ、フッフッフ、お嬢さん、もう一枚残ってるぜ」 「ゆ、許して下さい、これだけは」 「弟が素っ裸なんだ、身代わりになる気なんだらおめぇもスッポンポンになるんだよ、ほら早く脱がねぇか」 「お願いです、これだけは許して下さい、お願いです」 「よし、それじゃあ、手を後ろに回せ・・・早くしろ、俺は気が短いんだ」と男は七之助の肉塊を締め上げた。 「あうっ」と七之助の顔が激しく歪んだ。 「ま、待ってください、言うとおりにします・・・」とお志乃は乳房を隠していた手をゆっくりと放し背中へと回していった。 白く形のよい胸の膨らみが男達の目を魅了した。 恥ずかしさのあまりお志乃の頬がうっすらと赤く染まった。 子分が二人お志乃の後ろに回り背中で手首を組み合わせると持っていた麻縄できつく縛り上げていくのだ。 お志乃は口惜しさと屈辱に目に涙を浮かべ唇をきつく噛み締めるのであった。 手首を縛った縄は胸に回され乳房の上下に食込むようにきつく絞り上げられていく。 「ハッハッハッハ、おんな、小太刀の名人でも縛られちゃあどうにもならんだろう、あきらめて女になるんだな、ヒッヒッヒ」と男はお志乃の乳房を撫で上げた。 「キャー、無礼者!」とお志乃が叫んだ。 「うるせぇ、なにが無礼者だ、お前たちは今日からはあるお武家様のおもちゃになるんだ、素っ裸でな、ヒッヒッヒッヒ」 「お武家様とは誰なのですか」 「それは会ってのお楽しみだ、ヘッヘッヘ、おい、駕籠は来ているな」 「へい、表に待たせてあります、兄貴」 「よし、この二人に猿轡を噛ませて笹川一家の蔵まで運ぶんだ」 「へい」と男達はニヤニヤして二人に群がった。 お志乃と七之助は無理やり猿轡を噛まされていく。 「兄貴、この女も素っ裸にするんじゃないですか」 「向こうに着いてからの楽しみに取っておくことにするぜ」 「そうですか、残念だな」と男達は二人の縄尻を持ち「ほら、歩け」と背中を押し二人を廊下へと押し出した。 騒ぎで他の泊り客が廊下に飛び出し引き立てられてくる二人の姿に唖然とした顔で見惚れていた。 そんな泊り客の中をお志乃と七之助は恥ずかしさを堪え歩いてくのだ。特に七之助はつらいことであろう。男とはいえ一糸まとわぬ全裸で恥ずかしい部分も隠すこともできず丸出しの肉塊をブラつかせ歩かされているのだ。 外に待たせていた二つの駕籠の周りも野次馬が群がっていた。お志乃と七之助は別々の駕籠に押し込まれるように乗せられた。男たちに取り囲まれるようにして二つの駕籠は暗闇へと消えていった。 二人の運ばれていった先は津久田の三吉の兄弟分である笹川一家の土蔵であった。 土蔵の前に下ろされた駕籠から二人は引きずり出され土蔵の中へと押し込まれていった。 土蔵の中には笹川伝蔵と子分達が十人程待ち構えていた。 「親分、この二人ですぜ」 「でかしたでかした、フッフッフ、いい女じゃねぇか」と笹川はお志乃の半裸の悩ましい姿に見惚れているのだ。 二人は土蔵の中ほどに並んで立たされ、縄尻が天井の太い梁に通され固定された。もはや体を屈めることもできず前後左右から眺められる状態にされたのだ。 「おい、源二、女も素っ裸にしな」と笹川が言った。 「へい、親分」と源二という兄貴分の男がお志乃の腰紐の結び目に手をかけた。その瞬間、お志乃の足が宙を切った。 「ギャー」と源二は股間を抱え床に転がった。 「この女、まだ楯突く気か、おい、足も縛れ」と笹川が怒って言った。 「へい」と子分達はお志乃の足を左右から押さえつけ無理やりと広げさせていくのだ。 「ああっ、いや、ああ、やめてぇ」 男達の馬鹿力で広げられた足首に三尺程の青竹が押付けられ、その両端に別の縄で足首が縛り付けられていくのだ。 隣では七之助も同じように足を広げられ足首が青竹に固定されていた。 「ハッハッハッハ、これじゃあ、どうにもなるまい、邪魔な腰巻など取ってしまえ、すべて剥き出しにするんだ」と笹川が叫んだ。 「畜生、よくも俺の急所を蹴ってくれたな、この礼はじっくりとさせてもらうぜ」と源二は股間を押さえながらお志乃に近づき腰紐に手をかけた。 お志乃の顔が激しく歪み腰を引いた。しかし、足を縛られていてはどうにもできず、残された一枚の布は無残にも取り去られお志乃の全裸の姿が男たちの目にありありと晒されたのだ。 笹川は目の前に並んで人の字に固定されている全裸の男女の悩ましい姿に言葉も忘れ呆然と見惚れているのだ。 二人のまわりは十数人の男達に囲まれている。前からも横からもそして後ろからも素っ裸の体が眺め回されているのだ。 男達は男と女の体の違いを比較するように目をキョロキョロさせ二人の姿を見比べるようにに見入っていた。 お志乃も七之助も今まで他人に肌を晒したことなどなかっただけにこの恥ずかしさは気が狂うほど耐え難いものであった。 「ヒッヒッヒッヒ、おい、おんな、明日には黒沼様のお坊ちゃんが来られることになっている、お前をゆっくりと料理するそうだ、覚悟しておくんだな」という笹川の言葉にお志乃は唖然とした。 これはすべて黒沼のさしがねであったのか。黒沼の一人息子鉄之助はお志乃に一目惚れし嫁にほしいと何度も三塚左近に申し入れしていた経緯があった。しかし、鉄之助は評判の女たらしでお志乃は固くお断りし続けた。あの鉄之助が明日ここに来るというのだ。お志乃は愕然とした。 「おい、おんな、お前の体には手をつけてはならんと黒沼様からきついお達しがある、しかし、体を眺めるのはかまわんそうだ」と伝蔵は二人の前にデンと腰を下ろしニヤニヤして目の前に剥き出しになっている男女の性器を見比べるように観察するのであった。お志乃はすぐ近くから恥ずかしい部分を細部にわたり眺められている屈辱に閉じ合わせた目尻から大粒の涙を流すのであった。 「ヒッヒッヒッヒ、なんと極楽だぜ、この二人の体を肴に宴会といくことにするか、ハッハッハ、野郎ども用意しろ」 湯殿の屈辱 笹川一家の奥座敷では宴会の用意が始まった。その間、笹川の妾お杉はお志乃と七之助を風呂で体を清めさせておけと命令され若頭の銀次に手伝わせ二人を風呂へと土蔵から連れ出した。 猿轡を噛まされ後ろ手に縛られた二人はお杉と銀次にそれぞれ縄尻を持たれ素足で砂利を踏みしめ庭を追い立てられていく。七之助は前を引き立てられていく姉の姿から目をそらすように顔を横に向けついていくのだ。お志乃も自分の後ろから追い立てられてくる七之助が自分の体を見ないでほしいと心で願っていた。 湯殿はかなり広く二人は並んで立たされ縄尻が天井の梁に結ばれた。その間も二人はお互い体には目を向けないように顔を横に向け目を反らしていた。姉弟とはいえ一人の男と女、やはり目を向けられないのであろう。 そんな二人の心を踏みにじるように二人は無残にも足を広げられ三尺程の青竹の両端に足首が結び付けられていた。 「この娘、いい体してるじゃないか、うちの女郎屋で働かせたいねぇ、この娘なら客がわんさとつくこと間違いないわよ」 「姐さん、黒沼の坊ちゃんが遊んだあと払い下げしてもらったらいいんじゃないですか」と銀次がニヤニヤして言った。 「そうね、親分に頼んでもらうよ」とお杉は立ち縛りにされている二人のまわりをゆっくりと眺めながら回っている。 銀次もお志乃の前にしゃがみ込み股間を覆う黒い茂みに目を釘付けにしていた。 「おい、銀次さん、そろそろ始めるよ、あんたどっちがいいの」 「姐さん、女の方がいいに決まってるじゃないです」 「そうかい、じゃあ私はこのお坊ちゃまの体を洗ってあげるわね」とお杉は七之助の前にしゃがみ込んだ。 七之助はハッとして体を硬直させた。 「坊や、そんなに硬くならなくてもいいのよ、ホッホッホ、黙ってわたしにまかせておけばいいの」とお杉は手を伸ばし七之助の肉塊を手のひらに乗せるとビクッと七之助の体が震えた。 「銀次さん、見てよ、かわいいわねぇ、まだ皮がかぶっているじゃない、フッフッフ」とお杉はやさしく七之助の肉塊を握り締めた。 「ああっ、うっ」と七之助が顔を歪めた。 「あら、やっぱり若いのねぇ、もう硬くなってきたじゃないか、フッフッフ」とお杉は七之助の顔を覗き込んだ。 七之助は顔を赤く染めお杉の視線から目を反らすのであった。 隣ではお志乃が銀次に手桶で肩から湯をかけられ始めた。それを見てお杉も手桶を取りお湯を浴槽から掬い取ると七之助の後ろに回り肩先からお湯をゆっくりとかけ始めた。 お湯に濡れたお志乃と七之助の体は悩ましく光りお杉と銀次の目をさらに魅了させるのであった。 銀次はお志乃の後ろに膝をつき大きさといい形といい柔らかさといい芸術品のような白い双臀を素手で撫で回すように洗い始めた。 「ヒッヒッヒ、この感触、たまらねぇですぜ」と撫で回していた手がお尻の割れ目にかかった。 「ううっ、あー」とお志乃が体を仰け反らした。 銀次が無理やり双臀の割れ目を割り開いたのだ。 「ヒッヒッヒッヒ、武家娘のケツの穴はかわいいですねぇ」 「銀次さん、見てばかりいないで早く終わらせなさいよ、親分たちが待っているんだからさ」 「へい、つい見とれてしまいまして、ヘッヘッヘ」と銀次は指先でその露出させられた肛門を洗い出すのだ。 「あっ、うっ、や、ああっ」とお志乃は肛門を弄り回される屈辱とその強烈な刺激に全身を硬直させガクガクと裸身を震わせるのであった。 同じように隣の七之助も背中からお尻そして肛門と洗われ、股の間から伸ばしたお杉の手に男根が握られしごくように丁寧に洗われている。 若い七之助にはその感触は耐え切れるものではなかった。肉塊はお杉の手の中で大きくそして硬く変化していった。 「ホッホッホ、この子、興奮してきたわよ、久しぶりだわ、こんなに硬いの・・・」とお杉は七之助のお尻に頬擦りしながら肉塊の刺激を強めていくのだった。 そんな様子を横目で見た銀次は「姐さんこそ遊んでるじゃないですか、ヒッヒッヒ」と声をかけるのだ。 「あら、ごめんね、久しぶりにこんな硬いの触ったものでうっとりしちゃってね・・・、そうそう早く終わらせないとねぇ」とお杉は肉塊から手を放し、前に回ると腹部から胸にかけて丁寧に洗っていくのであった。 銀次も肌の感触を楽しみながらお志乃の柔肌を丁寧に隅々まで洗い上げていた。 洗い終わったお志乃と七之助の濡れた縄は解かれ、別の縄で再び後ろ手に縛りあげられた。 「ねぇ、あんた達、みんなの前に出るのに最初から素っ裸じゃ恥ずかしいでしょう、だからこれをつけてあげるからね、フッフッフ」とお杉は二つの赤と白のふんどしを取り出した。 「ほら、お坊ちゃま、つけてあげるわね」とお杉は七之助の前にしゃがみ込み白のふんどしの腰紐を七之助の腰に回し前で結び止めた。 「あら、まだこんなに硬くしてるじゃないか、これじゃあはみ出しちゃうよ、ほら、少し小さくするのよ」とお杉は手で七之助の肉塊をピンと叩いた。 「うっ!」と七之助の顔が歪んだ。 「姐さん、こいつまだ若いんだから、すぐには縮みませんよ、ヘッヘッヘ」 「そうかい、それじゃあこっちをつけちゃおうか」とお杉は赤いふんどしを手に取り銀次に志乃の体を押さえつけさせ今度は七之助とは反対に後ろにまわりその細い腰に赤いふんどしの紐を結びとめた。前に垂れ下がった赤い布は股間を通しお尻の谷間に食込むように引き絞られ腰紐にきつく結びとめられた。 「ホッホッホッホ、お志乃さん、こんな姿も色っぽいじゃないか、親分達も大喜びすると思うよ」とお杉は赤ふん姿にされたお志乃の周りを眺め回しながらゆっくりとまわった。 「姐さん、そろそろ行きますか」と銀次がお志乃の縄尻を持って言った。 「そうね、そろそろ宴会の用意もできた頃ね」とお杉も七之助の縄尻を持った。 お志乃と七之助は赤白のふんどし姿で湯殿から廊下へと連れ出され押されるように歩き始めた。 奥座敷の方なのであろう、男たちの騒ぐ声が聞こえてくる。これから大勢の男達の前にこんな姿を曝さなければならないそんなことを考えるとお志乃は気が遠くなっていく思いであった。しかし、二人にとってどんな生き恥を晒そうが死ぬわけにはいかないのだ、必ずや生きながらえ父の仇を果たすという思いは捨てられなかった。 酒の肴 廊下の突き当たりに二階への階段があった。 「おい、おんな、二階に上がるんだよ」と銀次が言った。 宴会の場所は二階なのだ。「ほら。もたもたするんじゃねぇよ、あんよを広げて上がるんだ」と銀次はお志乃のお尻をピシャリと叩いた。 お志乃は階段に足をかけ登り始めた。銀次がすぐ後ろを登ってくる。お志乃の丁度お尻の下あたりに銀次の顔がある。お志乃は恥ずかしい陰部を見られまいと太ももをすり合わせるように階段を登っていく。 「ヒッヒッヒ、お志乃、いい尻だなぁ、ムラムラしてくるぜ」と銀次は目の前のお志乃の双臀の動きに興奮し本当に着物の前を膨らませているのだ。 「銀次さん、こっちもかわいいお尻してるよ、まるで女のお尻みたい、ほっほっほ」とお杉は銀次の後に続いて登っていく七之助のお尻を手でなであげた。 「おい、来たぞ」と階段の上で声がした。 待ちかねた男達が数人階段の上で待ち構えていたのだ。 「ヒャー、ふんどし姿とは色っぽいじゃねぇか」「見ろよ、あのおっぱい・・ヒッヒッヒ」などと男達の卑猥な言葉が耳に入ってくる。ようやくお志乃と七之助は階段を登りきり宴会場所の座敷まで廊下を追い立てられていく。 「親分、二人が着ましたぜ」 お志乃と七之助が押されるように座敷に入れられた。座敷には二十人程の笹川一家の子分衆が酒を飲みながら待ち構えていた。 その前に引き立てられてきたお志乃と七之助の色っぽい姿に男達がざわめいた。 「よし、銀次、お志乃は部屋の真ん中の鴨居に縄尻を結べ、それとその小僧は床柱に立ち縛りに縛り付けろ」と笹川が命令した。 宴会場は十畳間と十二畳間を二つ通しで作られていた。その境の鴨居の下にお志乃は連れて行かれ縄尻が鴨居に結ばれた。お志乃は宴会場の丁度真ん中に立ち縛りにされた状態なのだ。男達の視線が前から横からそして後ろから刺すように感じられるお志乃であった。それ以上にこんな姿を七之助が見ないように願うお志乃であった。 七之助は笹川が座っている斜め後ろの床柱に正面を向かされ別な縄で厳重に縛られていた。当然足も揃えて縛られていた。七之助は姉の方には目を向けないように顔を横に向けていた。 「親分これでいいですか」 「よし、いいぞ、みんな座れ、今日はこの美男美女を酒の肴にして楽しむことにする、ただし、この武家娘はご家老の若様のお気に入りだ、若様は明日ここに来られる、それまでは一切手をつけてはならんとのことだ、いいか手は触れるな、見るだけだ、わかったな」と笹川が言った。 「へい」と子分達は返事をしたが不満そうな顔は隠せなかった。 「ただし、この小僧にはなにをしてもかまわん、お杉、なにかうまい余興を考えろ」と笹川が笑って言った。 「あいよ、まかしておいてよ」と笹川の隣に座っていたお杉は七之助の方を振り向きニヤリと笑った。 宴会は始まった。男達は目の前に立ち縛りにされているお志乃の色っぽいふんどし姿にみんな見惚れているのだ。女のふんどし一枚の姿がこんなに男達を興奮させるものなのであろうか。 酒も料理もどんどん運ばれてきて宴会はさらに盛り上がってくる。 お志乃は前後左右から眺め回される恥ずかしさに必死に耐えているのだ、今まで誰にも肌を晒したことのないお志乃にとってこんな野卑な男達の視線に晒される屈辱は死ぬより辛いものであろう。そしてまだ幼さが残る七之助も侍としてこんな姿で晒される屈辱はさぞ耐え難いものであろう。 「親分、女のふんどしは外せないんですかねぇ」と子分の一人が口を出した。 「ヒッヒッヒ、あそこが見たいのか、それはもう少しお預けだ、お杉、この小僧を使ってなにか余興を始めな」と笹川が七之助の方を振り向き言った。 「あいよ、それじゃあ、なんか始めようかね」とお杉は立ち上がった。 七之助はこれから何をされるかと体を小刻みに震わせている。 お杉は七之助の所に歩み寄ると「みんな、分銅吊りっていうお遊びをしようか」とみんなに向かって言った。 「お杉さん、分銅吊りって男のあそこに吊るした分銅を吊り上げさせる余興ですね」と一人が言った。 「そうよ、このかわいいお武家さんにどこまでできるがやってもらおうと思ってね」 「姐さん、それ面白いぜ、ぜひお願いしますぜ」と子分達が手を叩いた。 「お杉、面白そうだ、やってみろ」と笹川も言った。 「はいはい」とお杉は隣の部屋に行って何かを持って戻ってきた。 お杉は七之助の前にしゃがみ込み持ってきた道具を七之助の足元に並べだした。細い紐と小さな数個の銅製の分銅そして何が入っているのか陶器の小さな壺、それと木製の玉が数個連なった紐などが並べられた。 「お杉、どうするんだ」と笹川が聞いた。 「親分、忘れたんですか、お美知を足抜けさせようとした佐賀屋の若造をみんなの前で赤っ恥かかせたことを」 「ああ、あれか・・・、ありゃぁ面白え、ヒッヒッヒ、やれやれー」 「あいよ」とお杉は細い紐を手に取り七之助の顔を見上げニヤリと笑った。 七之助はなにをされるのかと目を引きつらせ体をガクガクと震わせている。 「そんなに固くなっちゃだめよ、お姉さんのきれいな体でも眺めてここを大きく硬くするんだよ、いいね」とお杉は七之助の肉塊を手のひらに乗せやさしく包み込んだ。 「あうっ」と七之助の体が硬直した。 それまで七之助の方から目を反らしていたお志乃であったが七之助がなにかをされようとしていることを感じチラッと目を向けたのだ。七之助の肉塊がお杉に握られ、さするようにしごかれているではないか。七之助は屈辱に顔を歪め目尻から涙を流しているのだ。お志乃は縛られていなければすぐに飛び掛っていき七之助を助けてやれるのに、くやしいと猿轡をきつく噛み締めるのであった。 「先っちょにこの紐を結ぶんだからもっと大きくしなきゃだめよ、ほら」とお杉は片手で肉棒をしごきもう一方の手は玉袋を包み込むようにさすりはじめた。 若くこんな経験のない七之助にとってそれは口惜しいながら甘い刺激になっていくのだ。早くも七之助の肉塊はお杉の手の中で変化を始めてきた。 「フッフッフ、きもちいいだろう、もっと硬くするのよ」とお杉は手の動きを早めていく。 笹川や男達はニヤニヤしてその様子を見守っている。 もはや七之助にとって素っ裸を人前に晒している恥ずかしさよりも、股間の刺激に耐え切らなければとこみ上げてくる鋭い快感と必死に戦っているのであった。 「ほら、顔を上げて前を見なよ、お姉さんが素っ裸でなにもかも丸出しで見てほしいと言っているよ、ホッホッホ」などとお杉がわざとお志乃にも聞こえるように言うのだ。 お志乃はハッと七之助の方に目を向けた。その瞬間、七之助と視線が会ったのだ。お志乃はサッと顔を背けたが自分を眺めている七之助の顔が脳裏に焼きついて離れないのだ。実の弟に裸を眺められるほど恥ずかしいことはない。お志乃は胸の中で”見ないで見ないで”と叫び続けるのであった。 もはや七之助の肉塊は鋼鉄のように硬くそして腹にも届かんばかりに隆々とそそり立っていた。 「ほら見てよ、すごいじゃないの、お姉さんのきれいな体見たらこんなに大きくなっちゃったよ、ホッホッホ」とお杉は肉棒から手を放しみんなに見せ付けるのだった。 お杉のそんな言葉にお志乃は七之助が自分の体を見て興奮したのかと複雑な思いと情けなさが胸を強く締め付けた。 「フッフッフ、、この勢いなら分銅を持ち上げられるわよ、がんばるのよ、もし持ち上げられない時はお姉さんのあそこの毛をきれいに剃りあげて割れ目をむき出しにさせちゃうからね、フッフッフ、そうすりゃ女の構造もよく見えてあんたももっと興奮するかもね、だけどお姉さんは死ぬより恥ずかしい思いを味会うのよ、そんなことやらせたくないなら頑張って興奮するの、わかった」とお杉は七之助の肉塊の亀首あたりを指でつまむと持っていた細紐をクルクルと巻きつけ結び止めた。残った紐が床まで垂れ下がっている。お杉は分銅を一つ手に取りその紐の先に結び付けている。分銅の重さに肉棒がたわみ分銅が床についた。 分銅吊り 「はい、若様、がんばって持ち上げるのよ、姉上のあそこの毛が剃られるも剃られないもあんたにかかっているのよ、わかった、ほら姉上のきれいな体を眺めて大きくするのよ」とお杉は七之助の肉塊を指ではじいた。 「うっ」と七之助が顔を歪めた。 お志乃は狼狽していた。”七之助、見ないで、見ないで・・・”とお志乃は心の中で叫び続けているのだ。七之助にそんな屈辱を味合わせるなら自分の恥ずかしい部分の毛など剃られてもいいとお志乃は覚悟を決めていた。とはいえ七之助が自分の体を眺め興奮しているのではないかとチラッとお志乃は七之助の方に目を向けハッとした。始めて目にした弟の一物は皮もはじけ先端を赤く充血させ異様なほど太く長くいきり立っているではないか。話では聞いていたが勃起した男の一物を始めて目にしたお志乃にとってそれは脳裏にありありと焼きついたのだ。 七之助は姉を助けたい一心で見てはいけないと思いながら姉の裸身を眺め自分を興奮させているのだ。そんな七之助の胸のうちをお志乃は読み取り”ごめんなさい、助けてやれない姉を許して”と心の中で叫ぶのであった。 「ほら、みんな見てよ、分銅が持ち上がってきたじゃない」とお杉が叫んだ。 「おっ、すげぇや」などと男達が七之助の下腹部に顔を寄せてくる。それを目にした七之助はうろたえ股間から少し力が抜けた。分銅は再び床についた。 「なんだ、なんだ、しっかりしろ、小僧、姉ちゃんのお毛、毛が剃られてもいいのか、俺たちはどっちかといえばそっちの方が見たいんだ、無理ならいいんだぜ、ヒッヒッヒ、お杉、お志乃の前に剃刀を用意しておけ」と笹川が言った。 「あいよ、親分」とお杉は剃刀と湯の入った桶を持ってきてお志乃の足元に置いた。 「おい、小僧、姉ちゃんのお毛、毛剃る準備はできたぜ、ヘッヘッヘ、いいのか」と笹川は屈辱に顔を俯けている七之助の顔を体を曲げて覗き込んだ。 七之助は口惜しさと憎らしさに笹川を睨み返した。 「ヒッヒッヒ、この小僧、俺を睨みやがったぜ、口惜しいか、くやしいなら大きくしてみろ、ハッハッハッハ」と笹川が笑った。 「親分、この子をもっと興奮させるにはお志乃さんの腰のふんどしが邪魔じゃないかい、そろそろ全てを見せてもらってわ」とお杉が言った。 「ヒッヒッヒ、そうだな、おい、誰か女のふんどしをひっ剥がせ」と笹川がニヤニヤして言った。 その言葉にお志乃の体が硬直した。 子分の一人が立ち上がりお志乃の横に立った。 「ヘッヘッヘ、武家娘の生身をごらんにいれます」などと口上を述べ男はふんどしの結び目を解き始めた。 「ああっ」とお志乃が体をくねらせた。 「それでは、ごらんあれ」と男は赤い布をサッとお志乃の股間から引き抜いた。 生まれたままの姿にされたお志乃を見て部屋の中がざわめいた。 多くもなく少なくもない程よい生え具合の股間に男たちの視線は釘付けになった。 「おい、小僧、お前も見ろよ、姉ちゃんスッポンポンだぜ」と銀次が七之助に寄ってきて耳元で言った。 七之助は顔を横に振りきつく目を閉じ合わせていた。 お志乃は恥ずかしい部分を隠そうと必死に片足をくの字に曲げ太ももをきつく閉じ合わせているのだ。 「おい、よく見えないな、女の足を広げて縛ってしまえ」と笹川が言った。 「へい、親分、まかしてくださいよ」と子分が数人お志乃を取り囲んで膝をついた。子分の一人が四尺程に着られた太い青竹を持ってくると子分達はお志乃の太ももや足首に手をかけ馬鹿力で左右に広げだしたのだ。 「ああっ、うっ」とお志乃の顔が激しく歪んだ。しかし、お志乃の足は無残にも大きく広げられ青竹の両端に足首が縛り付けられていった。 お志乃に対する辱めはそれだけでは終わらなかった。足首を縛った青竹の両端に別の縄が結ばれている。 お志乃はなにをしようとしているのかと恐怖の眼差しでそれを見下ろしている。 「ヒッヒッヒ、おんな、恥ずかしいだろうが丸見えにさせてもらうぜ」と子分達は青竹に結んだ縄尻を上の鴨居に通すと一気に引き出したのだ。あっという間にお志乃の広げられた足が床を放れた。 「ああっ、・・・」 お志乃の体が二つ折りにされるように足が上に引き上げられ女の恥ずかしい陰部が男たちの目にありありと晒されたのだ。あまりの光景に一瞬沈黙が続いた。 女としてこんな屈辱的姿はないであろう。皺に囲まれた肛門、その上から赤い内部を覗かせ縦に割れた1本の亀裂そして亀裂から顔を出している肉芽、なにもかも剥き出しにされたのだ。 「おい、銀次、小僧にも無理やりでも見せ付けるのだ、これを見りゃいやでも興奮するぜ、ヘッヘッヘ」と笹川が銀次に向かって言った。 「へい、親分」と銀次はお杉に手伝わせ七之助の顔を抑え無理やり目を開かせお志乃の方に目を向けさせたのだ。 お志乃は”七之助、見ないで、見ないで”と心の中で叫び続けていた。 しかし、そんなお志乃の願いもむなしく七之助の目に生々しい女の陰部が映しだされていた。その強烈な光景は姉の姿ではなく一人の女の生々しい陰部として七之助の目には映り、男の本能がすぐに燃え上がって股間は反応を始めだしたのだ。お杉はそれを目にし手助けするように七之助の肉棒をやさしく握りしごきはじめた。もはや七之助はそれをこばむこともせず、股間の快い快感に官能の世界へと引きずりこまれていくのであった。七之助の肉塊は熱く燃え上がりお杉の手の中で硬く太くそして異様なほど長く膨張してくるのであった。 「フッフッフ、いきそうよ」とお杉が七之助の男根の先をお志乃に向けた。 「ああっ、姉上、七之助を許して下さい」と心の中で叫び肉塊の先をお杉に支えられながらピユッ、ピュッと白い濁液を吹き出したのだ。 射精された体液は二間程離れたお志乃の足元まで飛び散っていた。 「ハッハッハ、やっぱり若い者は勢いが違うねぇ、わたしの体の中へ出してもらいたかったよ」などとお杉は七之助のまだ断続的に射精し続けている肉塊をうっとりと眺めているのであった。 七之助は自分の演じた行為に気がつき、気が狂いそうな屈辱に襲われていた。そんな七之助の胸のうちを察しお志乃は助けてやれなかった自分の情けなさに目尻から涙を流し続けていた。 そんな姉弟の姿に男達はさらに加虐心が膨らみ次ぎえの責めに頭をめぐらしていくのであった。 M字開脚 「おい、小僧、せっかく分銅が持ち上がったのにまた垂れ下がってしまったじゃねぇか、これじゃあ姉上の毛が剃られてもしょうがないな、ヘッヘッヘ」と銀次が七之助の顎を持ち上げるようにして言った。 七之助は口惜しそうに銀次の顔を睨みつけている。 「ヒッヒッヒッヒ、武家娘のつるつるのあそこが見れるぜ、親分、すぐに剃りあげますか」と銀次がお志乃の前に膝をつき言った。 「銀次、そうしたいところだが明日黒沼様の若が来るまでは手をつけてはいかんとのことだ、残念だがそれまで毛剃りはお預けだ、見るだけはかまわねぇ、みんな、そばに寄って近くから眺めてもいいぜ」と笹川がニヤニヤして言った。 「ひゃあ、たまらねぇなぁ、どれどれ」と男達はみんな立ち上がりお志乃の周りに群がってくるのだ。 お志乃は自分の今の姿を頭に浮かべ、こんな姿を間近から眺められるのだと思うと気が狂いそうな恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。 「おい、手をつけるんじゃねぇぞ、眺めるだけだ」と笹川は念を押すように言った。 「へい」と男達はお志乃の剥き出しの股間に顔を寄せていく。女の体臭が感じられるほどまで男達の顔は迫っている。 お志乃は自分の股間に男達の息が吹きかかるのを感じ、本当にすぐ近くから見られているのだと気の遠くなるような恥ずかしさに目の前が真っ暗になっていくのであった。もはや形も色も大きさもそして臭いまで野卑な男達に観察されているのだ。 そんな哀れなお志乃の姿に七之助は口惜しさと何もできないなさけなさに目尻から涙を流し続けていた。 長い屈辱の宴会がお開きになったのは真夜中であった。 柱から解き放されたお志乃と七之助はあらためて後ろ手に縛り直された。そしてそれぞれの首に荒縄が結び付けられその縄尻を銀次とお杉に持たれ引かれるように廊下へと引き出された。 「はい、邪魔だよ、どいておくれ、、かわいい姉弟のお通りだよ」とお杉は得意がって縄を引いていくのだ。 長い屈辱を味合わされた二人の足取りはふらふらと力がなく今にも倒れそうによろけながら廊下を引かれていく。そんな二人の素っ裸の後姿を名残惜しそうに子分達は眺めていた。足をすすめるたびに左右に形を変えながら揺れ動くお志乃の双臀が男達の目を魅了していた。 二人は素足のまま裏庭に引き出され屋敷の隅に立っている古びた土蔵へと引かれていくのだ。 月明かりに照らされ複雑に悩ましい陰を作ったお志乃の裸体は女のお杉でさえ興奮するほど悩ましく誰でも見惚れてしまうほどのものであった。しかし、七之助は決してお志乃の体には目を向けなかった。 土蔵の扉を開け子分が二人待ち構えていた。 「兄貴、ご苦労さまです」とその二人は全裸のお志乃の姿に目を向け、あまりの悩ましさに唖然として言葉を失った。 「フッフッフ、きれいだろう、びっくりしたかい」とお杉はその一人の肩を叩きニヤリと笑ってお志乃と七之助を押して土蔵へと足を踏み入れていった。 土蔵の中はろうそくがニ本立てられていたがあまり明るくはなかった。それがお志乃には少し救いであった。 「銀次さん、女はそこの柱にこっちを向けて縛ってね」とお杉は言った。 「へい、小僧の方を向けりゃあいいんですね」 「そう、その通り」 「まかしておいてくださいよ」と銀次はお志乃を柱の根元に座らせると柱に背を押付けさせ、壁にかけられていた別の縄束を手に取りお志乃をその柱にきつく縛り付けていった。 七之助はお志乃が縛られている柱と一間半ほど離れた別の柱に背を押付けられ尻をつかせて胡坐を組ませ別の縄でお杉は縛りつけている。胡坐に組ませた足首も縄で縛り上げている。 お志乃と七之助は一間半程離れた二つの柱に向かい合わせに縛りつけられたのだ。 「銀次さん、正座させてちゃこの坊っちゃんが大事なところを見ることができないじゃないか」とお杉はお志乃を見て言った。 「あっ、そうか、お杉さんも酷な人だね。フッフッフ」と銀次は正座に座っているお志乃の太ももに手をかけ無理やり開かせるようにして右膝の少し上の所に別の縄を結びつけている。 お志乃は何をされるのかと必死に抵抗するのだがお杉も手伝って足を押さえつけられ右の膝上に結び付けられた縄は柱の後ろに回され引き絞られるとお志乃の右足は横に広げられるように吊り上げられ柱の後ろを回されたその縄尻が左足の膝上に巻きつけられ引き絞られていく。お志乃の両足はM字開脚に縛り上げられてしまったのだ。もはやお志乃の股間は無防備に全てを晒しているのだ。 お志乃は銀次やお杉の目より七之助の目が気になった。見ないで、七之助、見ないでとお志乃は心の中で叫んでいた。 「フッフッフ、お嬢様、丸見えよ、武家娘がこんな格好していいのかしら、恥を知りなさい、ハッハッハッハ」とお杉はお志乃の股間を指差し笑い出すのだ。 気が狂いそうな恥ずかしさがお志乃を襲ってきた。 「あら、お尻の穴まで丸見えじゃない、フッフッフ、でもかわいい穴してるわね」とお杉は手を伸ばしお志乃の肛門に指先触れさせた。 「あうっ」とお志乃の顔が激しく歪んだ。 「武家娘も身ぐるみ剥げばただの女ね」 「そりゃあそうですが、姐さんのと比べると段違いにきれいですね」 「悪かったわね、あんたあたしの見たことあるの・・・」 「い、いや、想像ですよ、すみません、ヒッヒッヒ」と銀次は頭をかいた。 「馬鹿言ってないで、二人にしてあげようよ、銀次さん、猿轡だけははずしてあげて」とお杉はお志乃の猿轡をはずし蝋燭を引き寄せ立ち上がった。 銀次は七之助の猿轡をはずし「ヒッヒッヒ、姉ちゃんのあそこゆっくり眺めるんだな」と七之助の顔を覗き込み立ち上がった。 「フッフッフ、じゃあ明日の朝までゆっくり休養するんだね、お互い大事な所を見せっこして、ホッホッホ、銀次さん行こう」とお杉は銀次を連れて土蔵から出て行った。 土蔵の扉が閉められ南京錠がガチャリとかけられる音がした。 土蔵の中は二人だけになった。お志乃も七之助も無言のままお互い目を背けていた。 眠られない姉弟 薄暗い土蔵の中に沈黙が続いた。お互い目を向けられないのだ。特にお志乃は女のすべてをむき出しにした気が狂いそうな姿にされている。七之助に声をかけ、もし自分に目を向けられたらと思うと声が出せなかった。 七之助も姉が見られたくない姿にされているのはわかっていた。それだけに声も出さず目を背け続けているのだ。 どの位時が経ったのであろうか、突然七之助が「姉上、もうこれ以上武士としてこんな恥を晒すことはできません、死にましょう」とお志乃と目を反らしたまま声をだした。 突然の七之助の声にハッとお志乃は七之助に目を向けた。七之助が目をそむけたままであったことにお志乃はホッと胸を撫で下ろした。 「七之助、それはなりません、仇討ちを遂げるまでは歯を食いしばっても生き抜くのです」 「し、しかし、姉上、明日には黒沼が・・・・」 「覚悟しています、ねぇ、七之助、あなたも希望を捨てず耐え抜くのです、う・・・・」とお志乃が泣き崩れた。 その声に「あ、姉上」と七之助が顔をあげ、ハッとして目が見開いた。目の前のM字開脚に縛られた姉の屈辱的姿がありありと目に入ったのだ。七之助はあわてて目を反らしたが紅鮭色の内壁を覗かせた生々しい亀裂とすぐその下に息づいているお尻の穴が目に焼きついていた。 「ああ、お願い見ないで、七之助」とお志乃も声をあげた。そして再び沈黙が続いた。 誰よりも見られたくない七之助にたった今見られたことも知らずお志乃は無防備にさらけだした女の花園を隠すことができないもどかしさに、ただ七之助が目を向けないでほしいと願っているのであった。 お杉が出て行く時にお志乃の股間を照らすようにと近くに引き寄せた蝋燭が憎らしくも恥ずかしい女の秘部を赤々と照らし出していた。 七之助は目にしてしまった姉の生々しい陰部を頭から拭い去ろうと必死に思うのであったがそれが反対に七之助の脳裏に浮かび上がらせてきてしまうのだ。始めて目にした女の花園、七之助の股間はジンと痺れ異様な興奮がこみ上げてくるのを止められなかった。若い七之助の肉塊は意思に反し変化をし始めてくる。七之助はそんな股間の一物を姉に見られてはと必死に耐えようとするのであったが本能には勝てず肉塊は膨張し始め、胡坐に組まされた足の間から顔を持ち上げてくるのを止められなかった。 それだけではない、もう一度はっきり見たいという男の欲望もこみ上げてくるのだ。 「七之助、私を見てはなりません、私も七之助を決して見ません安心してね、口惜しく恥ずかしいことと思うけど、私も同じです、七之助、決して命を粗末にしてはなりませんよ、仇討ちを遂げるまでは耐えるのです、辛いとは思いますが私も耐えます、七之助、我慢するのですよ」とお志乃の声が涙声に変わっていく。 「あ、姉上、こんな屈辱をうけてまで耐えねばならないのですか、もう仇討ちより死んだ方がましです」 「なにを言うのです、七之助、望みを捨ててはなりません、歯を食いしばっても耐え抜くのです」 「でも、姉上、明日にはあの黒沼鉄之進が来て姉上を弄ぼうとしているのですよ、私はいやです、姉上がそんなことされるなら今この場で一緒に舌を噛み切って死んだ方がましです、姉上、死にましょう」 お志乃は無言のまま答えなかった。 「姉上、お願いです、一緒に死んで下さい」 「なりません、耐えるのです、父上の恨みをはらすまでは・・・・・・」 「あ、姉上!・・・」と七之助も泣きじゃくりだした。 お志乃は七之助が一人舌を噛み切ったりはしないかと気になり始め無意識に顔を上げてしまった。七之助は顔をうつむけたまま泣きじゃくっていたが胡坐に組まされた足の間から先端を赤く充血させた肉塊が顔を覗かせているのが目に入ったのだ。 お志乃はハッと顔を背けたが七之助が自分の姿を見て興奮しているのではと耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。 しかし、お志乃は考えた。七之助に今舌を噛み切られたりしたらどうしよう、それなら七之助に自分の体を見せて興奮させ死ぬことなど忘れさせられないであろうか。お志乃は自分さえその恥ずかしさに耐え抜けば七之助に自殺を止めさせられる、今できることはそれしかないと心に決めるお志乃であった。 お志乃はどうしようか迷っていた。土蔵の中に沈黙が続いた。 長い沈黙の後覚悟を決めたお志乃が口を開いた。 「七之助、こっちを向いて、いいのよ、明日は汚される身です、その前にあなたに見てほしいの・・・・」 突然のその言葉に七之助は戸惑った。 「姉上、なにをおっしゃるのです、そ、そんなこと、できませぬ」 「いいの、いいのよ、七之助、このまま二人は殺されるかもしれません、それならこの身が汚される前に見ていてもらいたいのです」お志乃は自分が何を言っているのかわからなくなっていた。 「姉上、そんなこと言わないで下さい、お願いです」と言いながらも七之助の脳裏にお志乃の無防備な姿がまたも浮かび上がってくるのだ。 「七之助、これは姉としての言葉ではありません、一人の女としてのお願いです、ねぇお願い見て」と優しい言葉でお志乃が言った。 「や、やめて下さい、姉上はどうかしています、私には・・・・」 「七之助、あなたはまだ若いのです、まだまだ経験していないいろいろなことがたくさんあるのですよ、決して死んだりしてはいけません、私の体を見て辛いことが何もかも忘れられるなら私は幸せです、ねぇ顔を上げて、見てもいいのよ」 七之助は駄目駄目というように顔を横に振っている。しかし、胡坐に組まされた足の間から顔を出している肉塊は先ほどより熱気を帯び鎌首を持ち上げてきているのであった。 「七之助、あなたが女を知ることもなくこの世を去るようなことになったらかわいそうで・・・・・、私でよければ見てもいいのよ、女はこういうものだと・・・・・」 「姉上、私も女を知らず死んでいくのが無念です」 「いいのよ、だから、見てもいいのよ・・・」 「姉上、ごめんなさい」と七之助が涙目で顔を上げた。 ハッとしたようにお志乃も顔を上げ七之助を見た。七之助は目を見開きお志乃の股間に目を釘付けにしているのだ。お志乃は気が遠くなるような恥ずかしさに目をきつく閉じ合わせ、股間を刺すような七之助の視線に必死に耐えているのであった。 はじめて目にする生々しい女の花園に七之助は我を忘れ食い入るように目を向け続けていた。当然のことながら七之助の股間の肉塊は熱く燃え上がり隆々と勃起した。 お志乃は見てもいいのよと口に出しながら、いざ七之助に食い入るように見られると、やめて、もう見ないでと声がでそうになるのを必死に堪えていた。 屈辱のお手伝い 二人の眠られない夜が明けた。 天窓から朝陽の光りが差し込み土蔵の中が少し明るくなってきた。そんな光りに照らされてきた床を見ると七之助の前になにか粘液が散らばっていた。よく見るとそれは精液のようであった。興奮した七之助が我慢できず射精してしまったのであろう。二人は結局一睡もできず朝を迎えてしまったのだ。昨晩のことの恥じらいがあるのか二人は無言のまま顔をうつむけていた。 よく見ると七之助の体が小刻みに震えている。初夏とはいえ夜は全裸の二人には肌寒かった。そのせいなのであろう、七之助はだいぶ前から尿意をもよおしていたのだ。お志乃も同じであった。 突然、七之助が口を開いた。 「姉上、厠へ行きたくなりました。もう我慢が・・・・ああっ」 「七之助、もう少し我慢するのです、誰か来たらお願いしてあげますから、ねぇ我慢して」 「は、はい、うっ・・・」かなり限界にきているのであろう、七之助の顔は青ざめていた。 その時、庭の玉砂利を踏んで人が数人近づいてくる音が聞こえた。 「あっ、誰か来ます、今お願いしてあげますからね、七之助」とお志乃は目を伏せたままで言った。 ガラガラと土蔵の引き戸が開けられた。 「おい、眠れたか、ヒッヒッヒ」と入ってきたのは銀次と三人の人相の悪い男達であった。 「へっへっへっへ、何だこれは」と銀次が床を指差した。 七之助が恥ずかしさに顔を横に向けた。 「ヒッヒッヒッヒ、姉ちゃんのあそこが丸見えだからなぁ、フッフッフ、しかたねぇよなぁ、おい小僧、満足したか、ハッハッハッハ」と男達が笑い出した。屈辱に七之助は唇をきつく噛み締めた。 銀次はお志乃の前にしゃがみ込み股間を見下ろすと「フッフッフ、これじゃあ、一晩中見せ付けられていたら俺だっていってしまうよなぁ、ヒッヒッヒ」と銀次は手を伸ばしお志乃の陰部を指先でなで上げた。 「ああっ、いやぁ」とお志乃が顔を歪めた。 「ヒッヒッヒ、こっちも少し濡れてるぜ、この女も好き者だな」とお志乃の顔を覗き込んだ。お志乃はサッと顔をそむけた。 「兄貴、この小僧、震えていますぜ、小便してぇんじゃねぇですか」と一人の男が銀次に言った。 その言葉を耳にしてハッとお志乃は思い出し「お願いです、弟を厠に連れて行ってください、お願いします」と自分の姿も忘れ銀次に言った。 「あっ、そうか、小便してぇのか、小僧、そうだな、行かしてやりてぇところだがお前たちは桶にでさせろと親分から言われているんだよ、鉄、そこの桶持って来い」と銀次は子分に言った。 鉄という男が壁際にあった桶を持ってきて七之助の前に置いた。 「座ったままじゃぁできねぇな、今立たせてやる」と銀次が子分に目で合図した。 子分が二人七之助の足首の縄を解き無理やり立たせると柱に立ち縛りに縛り付けていく。 「おい、小僧、その桶にやるんだ、こぼすんじゃねぇぞ、こぼしたら姉ちゃんに舌で掃除してもらうからな、わかったな」と銀次が薄笑いを浮かべて言った。 「兄貴、こんな小さい桶に無理ですぜ」と一人の子分が笑って言った。 「そうか、手が使えねぇんだな、よし、姉ちゃんに手伝わせよう、ヒッヒッヒ」と銀次はお志乃に目を向けた。 お志乃はハッとして顔を背けた。 「おい、弟のおしっこ手伝ってやれ、いいな」と銀次は子分に手伝わせお志乃の足を縛っている縄を解き始めた。 「おい、おんな、桶からこぼさないように狙い定めてやるんだ、いいな」と銀次はお志乃の髪の毛を鷲掴みにし引きずるように七之助の脇に連れて行くのだ。 お志乃は七之助のすぐ脇に膝をつかされた。しかし、後ろ手の縄は解かれていないのだ。 「ほら、早く狙いを定めてやれよ、弟が苦しがってるぜ、ヘッヘッヘ」 「兄貴、手の縄も解かなきゃ・・・」 「馬鹿め、そんなことしたら暴れられるぜ、このおんなは小太刀の名人でお前ら三人でかかっても相手にならんほどの腕なんだよ」 「それじゃあ、どうするんで・・・」 「口があるんじゃねぇか、口で咥えさせるのよ、わかったか」 「なーるほど、そりゃあおもしれぇや」 「わかったか、お志乃、ほら口でやさしく支えてやれ、急がねぇと漏らしちゃうぜ、ほら、早くしろ」と銀次は急かせてくる。 「あうっ、ああ・・・」と七之助が苦しそうにうめく。 お志乃は唇を噛み締め七之助の顔を見上げた。 目があった七之助は顔を横に振った。 「おい、桶をはずしたら小僧のケツの穴を掘るからな、いいのか、おんな、早くするんだ」 お志乃は目に涙を浮かべ「ごめんなさい、七之助」と小声で囁き口を目の前の肉塊に近づけていった。 七之助はそんな姉の姿を見下ろし観念したかのように目を閉じ合わせた。 お志乃の唇が横から七之助の肉棒を挟んだ。 「あっ・・・」と七之助が軽く声を上げた。 七之助の剃毛 「ひっひっひ、咥えたぜ、ほら桶に先っちょを向けるんだよ」と銀次は面白がって言う。 お志乃は屈辱に顔が激しく歪んだ。それはそうであろう、人前で実の弟の男根を唇で咥えさせられているのだ。 また、肉塊を柔らかな唇で挟まれている七之助は意思に反し肉塊を徐々に硬化させてしまうのであった。 お志乃はそんな七之助の局部の変化を感じ、自分の行為に恥じ気が遠くなるような屈辱に胸が締め付けられていた。 「おい、早くしろ、小僧が苦しがってるぜ、ほらうまく命中させるんだ、へっへっへ」 お志乃は心の中で七之助ごめんなさいと祈り横目で桶の位置を確かめ頭を曲げていった。 硬化した肉棒は思うように曲がらずスルッとお志乃の唇からはずれブルンと上向きに反り返った。 「なんだい、しっかり咥えろよ、ほら急げ」と銀次は急かせてくる。 お志乃は恥ずかしさを堪え頭を曲げて再び七之助の硬化した肉棒を唇で咥えた。今度は慎重に肉塊の先を桶の方に曲げていく。しかし、桶の位置が横目でしか見れないためうまく定まらないのだ。 その時「あ、姉上、もう我慢できません、ああっ、で、出ちゃいます、うっ・・・」とうめいた瞬間シャーと音を立て肉塊の先端から放尿が始まったのだ。 お志乃があわてて肉塊から唇を放した。七之助の勃起した肉塊はブルンと上向きに跳ね返り前方の床に尿が撒き散ったのだ。前で見ていた銀次は顔から胸とその尿がまともに吹きかけられていた。 「ヒャー、この野郎、ひとにふっかけやがって・・・」と銀次はあわてて「ほら、早く桶に向けさせるんだよ」とお志乃に叫んだ。 お志乃もあわてて七之助の肉塊に咥えつきその先端を桶に向けさせたが七之助の前方の床に大きな水たまりができていた。長い間我慢していただけにその量はすごいものであった。 「小僧、よくもひとに小便ぶっかけやがったな、約束どおり姉ちゃんのあそこの毛をつるつるに剃りあげてやる、わかったな」と銀次は本当に怒っている。 「ごめんなさい、私が悪いのです、姉を許してやってください、お願いです」と七之助が叫んだ。 「うるせぇ、許さん、ケツの穴のまわりの毛まできれいさっぱり剃り上げてやる、黒沼様の若様の前でな、フッフッフ」と銀次は七之助の股間に目をやり「そうだ、お前もつるつるに剃り上げておくか、ヒッヒッヒ、誰かお杉姐さんを呼んで来い、剃刀も忘れるな」と命令した。 「お願いです、弟を許して下さい、悪いのは私です、私はなにをされてもかまいません、だから弟だけは許して下さい」とお志乃が泣きながら言った。 「うるせぇ、お前たち二人はこれからは素っ裸で一生を送るんだ、毛があろうがあるまいが同じだよ、恥ずかしいのも一時だ、すぐに慣れるぜ、ヒッヒッヒ」と銀次はまだ多少勃起ぎみの七之助の肉塊を見下ろし言った。 子分が二人雑巾で床を掃除している。 「本当に手間をかけやがって、この小僧、今赤児のようにつるつるにしてやるからな、お杉姐さん遅いな」と土蔵の入口に目を向けたとき「なんだい、銀次さん」とお杉が土蔵に入ってきた。 「ああ、姐さん、頼みがありまして」 「なんだい」 「へい、この小僧の股の毛を剃りあげてもらいてぇと思いまして」 「なんだい、そんなことかい」とお杉は七之助の股間に目を向けニヤリと笑い「今やればいいのかい」と銀次に聞いた。 「へい、女の方は黒沼様が来てからってことで、まずはこの小僧だけ・・・」 「わかったよ、剃刀はあるのかい」 「へい、姐さん」と子分がお杉に剃刀を手渡した。 「じゃあ、始めようかね」とお杉は七之助の前に膝を下ろした。 「や、やめろ、無礼者」と七之助は叫んだ。 「はいはい、無礼者ですよ、ごめんね」とお杉は七之助の肉塊を手のひらに乗せた。 「ぶ、無礼者」 「うるせぇよ、小僧」と銀次は懐から手拭を取り出すと七之助の後ろに回り無理やり猿轡を噛ませてしまった。 「姐さん、これでいいでしょう」 「ありがとう、フッフッフ」とお杉は手のひらの肉塊をやさしく握り締め七之助の顔を見上げると「いいかい、動くんじゃないよ、大事なものに傷がつくからね、わかった?」とニヤリと笑い肉棒を下向きに倒すとその上側から剃り始めたのだ。蒸すことも何かをつけることもなく剃りあげているのだ。ジョリジョリと音をたて陰毛が姿を消して行く。お杉の手で握られた感触に若い七之助の肉塊は再び息を吹き返してくる。お杉の手の中で肉塊は硬化してくる。お杉はそれを感じ、七之助の顔を見上げニヤリと笑った。 肉塊の上の毛はすっかり姿を消し肌色に変わっていた。お杉は硬化した肉棒を無理やり横に倒し今度は横の毛を剃り上げていく。 銀次達はニヤニヤしてそんな七之助の股間を眺めているのだ。 もはや七之助の股間から黒いものがすべて姿を消していた。 お杉は手のひらで下腹部を撫でまわし剃り残しがないか確かめている。 「銀次さん、ほら出来上がったよ」とお杉は七之助の硬化した肉塊の先端を指先で支えニヤリと笑った。 「ハッハッハッハ、可愛くなったじゃねぇか、こうされちゃあ武士もなにもあったもんじゃねぇな、ハッハッハ、ざまぁみろ」と男達は七之助の股間を指差し大声で笑い出すのだった。 屈辱に七之助の顔が激しく歪んだ。 武士としてこんな恥さらしなことはないであろう。七之助の股間は幼児のような無毛の股間を晒していた。 お志乃はそんな七之助に目を向けられず顔をうつむけ泣きじゃくっていた。 つながれた哀れな姉弟 「おい、お志乃、お前のおしっこは黒沼様の若様が到着するまでお預けだ。若様の前でお毛、毛を剃って立ち小便させるそうだ覚悟しておくんだな、ヒッヒッヒ、それじゃあ若様が来る前にお前達は風呂で体を清めておかなきゃな、おいこの二人を後ろ手に縛りなおせ」と銀次は子分達に言った。 子分達は始めにお志乃の縄目が緩んでいないことを確認してから七之助を柱から解き放しあらためて後ろ手に縛り上げた。その上に二人の口には短い青竹の両端に紐が結ばれた竹製の猿轡が噛まされた。それは舌などを噛み切れないようにしたのだ。 そんな様子を見ていたお杉はなにを思いついたのか銀次に耳打ちした。 「ヒッヒッヒ、姐さん、そりゃあ面白いですな」と銀次は懐から手拭を取り出すと七之助の後ろに回りその手拭で目隠しをはめたのだ。それから子分達に七之助を押さえつけさせると壁にかかっていた細紐を手に取り七之助の前にしゃがみ込んだ。 七之助はなにをされるのかと恐怖に体を震わせている。 「ヒッヒッヒ、なにをされるか怖いのか、侍がこんなに震えちゃだらしかねぇなぁ、殺しはしねぇよ」と銀次が七之助の肉塊を鷲掴みにした。 「うっ、なにをする、無礼者」 「無礼者ときたか、こんなものまで人前に丸出しにしてよく言えるなぁ、ハッハッハ」と銀次は笑いながら肉塊の付け根に細紐を巻きつけきつく結びとめた。 「ううっ、く、くやしい」 「ヘッヘッヘ、そんなにくやしいか、そりゃあそうだな武士がこんな所をひもで結ばれてるんだ、恥ずかしいか、ヒッヒッヒ」と銀次はその余った紐を持ちクイッと引いた。 「あうっ」と七之助の顔が歪んだ。七之助の股間に激痛が走ったのだ。七之助は紐を引かれ無理やりお志乃の後ろによたよたと歩かされていく。 そんな哀れな姿の七之助を見てお杉も男達も吹き出すように笑い出すのだ。耐え難い屈辱が七之助を襲っていた。 「おい、お志乃、弟は目隠しされ前が見えないんだ、お前がこの紐を引いてつれていくんだな放すと弟は迷子になってしまうぜ、わかったか、ヘッヘッヘ」と銀次はその紐をサッと後ろからお志乃の股間を通して前で引き上げた。 「ああっ」とお志乃が顔を歪めあわてて太ももをきつく閉じ合わせた。しかし、股間を通された紐は柔らかな肉の谷間に深く食い込んでいた。 「おい。お志乃、これを口で咥えるんだ」と銀次はその紐の端をお志乃の口元に持っていく。 「ほら、口を開いて咥えるんだよ、早くしろ」と銀次は無理やりお志乃にその紐の端を咥えさせたのだ。 「よし、お志乃、その紐を放すんじゃねぇぞ、弟が迷ってしまうからな、ハッハッハ、ほら外に出るんだよ」と銀次はお志乃の背中を押した。 お志乃はよろけるように前に足を踏み出すと口に咥えている紐がピンと張った。 「ううっ」と二人の口から同時にうめき声が漏れた。 お志乃の股間を通された紐はピンと張り柔肉のわれめに深く食い込んだのだ。しかし、そんなことなどかまわず銀次は「早く歩け」とお志乃の背中を押していくのだ。七之助は肉塊の根元に結ばれた紐に引かれるままよろよろとお志乃の後ろをついていくのだ。なんと哀れで屈辱的姿であろう。 しかし、銀次達にはそんな二人の姿が色っぽく滑稽でならないのだ。 土蔵の外に引き出されるとお志乃と七之助の恥ずかしさはさらに増しこのまま死んでしまいたいと思う二人であった。 二人の体を結んだ紐は張ったり緩んだりを繰り返しそのたびにお志乃の敏感な肉の谷間にその紐は出入りを繰り返していた。その異様で快美な刺激にお志乃は必死に耐えながら一歩一歩足をすすめていた。。 土蔵の外にも五、六人の男達が待ち構えていて男達は出て来た二人の哀れな姿に「ひゃあ、なんだいこれは、ハッハッハッハ」と一斉に大声で笑い出すのであった。 弟の男根に結ばれた紐を引いて素っ裸で歩かされているお志乃の恥ずかしさは到底言葉では表せない程のものであろう。また、まわりの毛まで剃り取られた哀れな男根を細紐で結ばれ引かれている七之助の屈辱はそれ以上のものであろうと察せられる。 後ろ手に縛られた手をきつく握り締め庭の玉砂利を素足で踏みしめ引き立てられていく二人の姿はなんとも色っぽく妖艶で男達の目を魅了していた。 二人の前方には子分達がどんどん集まりニヤニヤして二人を指差し罵声を浴びせてくるのだ。 「ハッハッハッハ、武士もあんなところに紐を結ばれちゃあ形無しだなぁ、ざまぁみろ」 「それにしてもいい女だなぁ、見ろよあの尻の肉付き、ムラムラするぜ」などと群がった男達は二人を傷つけるような言葉を浴びせてくる。お志乃と七之助はそんな中を必死に屈辱に耐えながら足を進めているのだ。二人は回り廊下の所から上に上げられ廊下を押されるように風呂場のほうに引き立てられていく。そんな二人の妖艶で刺激的な後姿を男達は名残惜しそうに見送っていた。 丁度その時、「黒沼様がお着きでーす」と玄関の方から男の声がした。その声を耳にしたお志乃は目の前が真っ暗になっていくのであった。これからあのスケベな黒沼の息子に一糸まとわぬ素肌を晒さなければならないのだ。それだけではない、どんな淫らなことをされるかそれを考えるとこの場で舌を噛み切りたい衝動に駆られたが竹製の猿轡がそれを封じていた。 奥座敷へ 湯殿に押し込まれると七之助の肉塊を結んだ紐は解かれ二人は並んで立たされた。お志乃と七之助は腕が触れるほど近くに立っている。しかし、二人はお互いの体に目が行かないように顔は背けていた。 「ヒッヒッヒ、姉弟でも恥ずかしいものかねぇ」と銀次が笑いながら言った。 「そりゃあ、そうよ、他人に見られるよりいやじゃないのかい」とお杉が答えた。 「そんなもんかい、ヒッヒッヒ、ほら見ろよ」と銀次は面白がって七之助の顔を無理やりお志乃の方に向けさせた。 「あうっ」と七之助は猿轡の竹筒を噛み締め目をきつく閉じた。 「なんだい、こんなきれいな体見たくないのか、見てもいいって言ってるぜ、姉ちゃんが、ヘッヘッヘ」と銀次は七之助の顔を覗き込み言った。 「かわいそうじゃないかい、銀次さん、その位にしなよ、それより早く体を洗ってあげなきゃ、黒沼様が到着したみたいだよ、お待たせさせちゃあ失礼だよ、急いで」 「へい、姐さん」と銀次は七之助の顔から手を放した。 その時、お杉はお志乃がなにかもじもじしているのに気がついた。 「お志乃、どうしたんだい・・・・ああ、おしっこかい、ハッハッハ、そうだろう」とお杉がお志乃の猿轡の竹筒をはずした。 「お、お願いです、厠に行かせて下さい、お願いです」とお志乃がお杉に言い寄った。 「そうか、弟のおしっこのお世話だけでお前はしてないんだ、でもまだだめよ、黒沼様にお前がおしっこするところを見せたいと親分が言っていたから、もう少し我慢しな」 「お願いです、もう我慢できません、お願い」 「だめっていったらだめよ」とお杉が強い口調で言った。 「そ、そんな・・・・・・、うぅうううう・・・」とお志乃は泣き崩れた。 「しゃがむんじゃないよ、ほら立ちな」と銀次は縄尻を引いてお志乃を無理やり立たせた。 「ほら、早く体を洗ってあげるから、しゃんと立つのよ」とお杉はお志乃の体を銀次に押えさせ股間から洗い出した。 下腹部を触られると尿意がさらに増してくる。お志乃の顔は青ざめてきた。もう限界なのであろう。 急いで体を洗われた二人は湯殿から廊下へと引き出された。まだ湿った体に外の空気はひやりと冷たかった。お志乃の尿意はさらに増してくる。腰を曲げ太ももをすりあわせるようにして廊下を歩くお志乃の姿が哀れでならない。 すぐ後ろを歩かされている七之助は姉を心配して伏せていた顔を上げた。 七之助の目にお志乃の悩ましい後姿が映し出された。白い肌、悩ましい曲線を描くくびれた腰、足をすすめるたびに左右に揺れる量感あるムッチリとした双臀そしてなにもできないように背中で縛りあわされた細い手首、七之助はその悩ましさに目が釘付けになっていた。銀次も足をすすめるたびに形を変え左右に揺れ動くお志乃の双臀に目を釘付けにしていた。 そんな銀次が七之助には憎らしかった。姉の裸を見られるのが自分の裸を見られるように口惜しかったのだ。しかし、後ろ手に縛られている七之助にはなにもできなかった。 長い回り廊下の先に二階へ上がる階段があった。 「ほら、そこの階段を上がるんだよ、黒沼様達は二階の奥座敷でお待ちだ」と銀次はお志乃の背中を押した。お志乃は押されるまま階段に足をかけ登り始めた。すぐ後ろを七之助が続いた。 七之助は目の前の姉の量感ある双臀を下から見上げている状態なのだ。見てはいけないと思いながらも七之助の視線は双臀の割れ目と見え隠れする陰部に向いていた。 お志乃が一段一段上がるたび双臀が形を変え割れ目の間から可愛らしい肛門が顔を覗かせている。七之助は自分が捕らわれていることも忘れ悩ましい姉の陰部に目が釘付けになってしまうのであった。当然のことながら七之助の肉塊は膨張を始めていた。 階段を登りきった所に数人の男達が待ち構えていた。 「銀次兄貴、黒澤様がお待ちかねです」と男の一人が銀次に言った。男達の目は当然のようにお志乃の股間に向いていた。 「ご苦労、お待たせしたかな」と銀次はお志乃の背中を押した。 全裸の男女が男達に囲まれ廊下を引き立てられていく。異様な光景だ。 奥座敷の方から笑い声が聞こえてくる。お志乃と七之助には聞き覚えのあるあの黒沼の息子の声だ。その声に七之助も現実に戻った。しかし今のお志乃にはそんな声も耳に入っていなかった。ただ必死に堪えている尿意と戦っていたのだ。 「お志乃、辛そうだね、もう少しよ、我慢してね」とお杉が声をかけてくる。 よく見ると少し漏れたのであろうお志乃の太ももを伝わって一筋流れ出ていた。 今のお志乃には恥ずかしさよりこの尿意をどうしたらいいのかそれしか頭になかった。現実に戻った七之助はこれからこんな姿であの黒沼の息子の前に引き出されるのかとこみ上げてくる屈辱心と戦っていた。こんな屈辱をうけてまで生き続けなければならないのか”姉上死にたい!”と心の中で叫ぶ七之助であった。 二人は奥座敷の前まで連れてこられ障子が開けられた。 放尿 座敷の奥に黒沼の息子が座っていた。その脇には笹川の親分が座り酒を勧めていた。障子が開けられそこに立っている全裸の男女の姿を目にし黒沼鉄之助はギョッと目を見開いた。その男女がお志乃と七之助であることがわかると鉄之助は「ほほう、お志乃殿ではござらんか、なかなかいい体をしておりますな、フッフッフ、もっとこっちへお寄りなされ」と鉄之助が手招きした。 すぐ笹川は「おい、二人を若様の前まで連れて来い」と叫んだ。 「親分、そんな乱暴に言わないでくださいよ、ほら怖がってるじゃないですか、フッフッフ」と鉄之助はまた手招きした。 お志乃と七之助は背中を押され無理やり鉄之助の前まで連れてこられ並んで座らされた。 二人は鉄之助から視線を反らせ正座してすわっている。お志乃は太ももをきつく閉じ合わせ、また七之助も肉塊を太ももの間に隠すように挟み込み正座している。 鉄之助はニヤニヤしてお志乃の体をなめまわすように眺め「お志乃殿は本当に美しい、どうだね、拙者の嫁になる気にはならないか、いい返事をしてくれるならすぐに着る物もかえしてやる、七之助も無事解放してやる、恥ずかしい思いなどしないで済むのだ、どうだねお志乃殿」と鉄之助がやさしく言った。しかし、お志乃は顔を背けたまま黙っている。 「おお、お志乃殿は猿轡を噛まされているんだ、これじゃあ答えられないなぁ、はずしてやってくれ」と鉄之助が言った。 すぐにお志乃の縄尻を持っていた銀次が猿轡をはずした。 「どうだね、お志乃殿、私も手荒いことはしたくない、ただ返事によっては二人に死ぬより辛い思いを味わってもらうことになるぞ、よく考えて返事してくれ」と鉄之助はニヤリと笑った。しかし、お志乃は黙ってうつむいている。七之助も素っ裸のみじめな姿を鉄之助に見られている屈辱に猿轡の竹筒をきつく噛み締め顔を背けていた。 「お志乃殿は声をなくされたかな、フッフッフ、どうかな、米沢藩ももうすぐ父上のものになる、拙者の妻になれば一生何不自由なく暮らせるんだ、心を決めなされ」という鉄之助の言葉にお志乃が顔を上げ「米沢藩を乗っ取るおつもりなのですか、なんということを・・・・私は死んでもそんな方に嫁ぐ気はございません」とお志乃は目に涙を浮かべ再び顔をうつむけた。 「そうかい、わかったよ、しかし、拙者はお志乃殿あなたをあきらめられない、腕づくでも拙者のものにする。お志乃殿がいい返事をするまで恥ずかしい思いを味わってもらうことになるよ、いいんだな」と口調が荒くなってきた。 「あなたの妻になるなら死んだほうがましです」とお志乃が叫んだ。 「わかったよ、親分、この二人に死ぬより辛い辱めを味あわせてくれ、頼む」と鉄之助はムラムラして笹川に言った。 「へい、黒沼様、まかしておいて下さい、早速面白い余興をお目にかけましょう、ヒッヒッヒ」と笹川は銀次に目で合図した。 その座敷は十二畳間が二つ開け放して使われていた。その境の鴨居の下までお志乃は無理やり連れて行かれ縄尻が鴨居に結ばれた。もはやお志乃は座ることができなくされたのだ。七之助は子分達四、五人に無理やり立たされ鉄之助の後ろの床の間に立っている床柱に立ち縛りに縛り付けられた。足も揃えて床柱に縛り付けられている。 「ほら、お前も、ここでゆっくりお姉さんを眺めていな」と子分の一人が縛り終わると言い残していった。 確かに七之助の真正面にお志乃が立ち縛りにされ両足首に縄が結ばれそれを二人の男に左右から引かれて足を大きく広げられているのだ。そんな姉の姿を目にしハッと七之助は顔を背けた。男達の視線は皆お志乃に向いている。 「おい、笹川、なにをはじめるとこだね」と鉄之助が聞く。 「へい、この女、厠へ行かせてないもので、もう我慢の限界らしいんですよ、ヘッヘッヘ、そこで黒沼様の前で女の立小便をご披露させようと思いましてね、ヒッヒッヒ」 「そうか、それは面白い、武家娘が人前で立小便とは死ぬより辛いであろうな、ハッハッハッハ」と鉄之助は身を乗り出した。 お志乃の広げられた足の間に木の桶が置かれた。お志乃は桶を足の間に挟み一糸まとわぬ人の字の裸体を晒している。男達の視線は今か今かとお志乃の股間に集まっている。 お志乃の顔は激しく歪み青ざめ体がガクガクと震えている。 「おい、おんな、我慢しきれるものじゃねぇぜ、シャーと出してすっきりしな、ヒッヒッヒ」と銀次がお志乃に言った。 「その通りじゃ、お志乃殿、遠慮なさるな、ハッハッハ」と鉄之助が笑った。 お志乃は口惜しそうに鉄之助をにらみつけた。 「ああっ、あっ、うっ」お志乃の額は脂汗が滲んでいた。もう限界は超えていた。 「ああっ、み、見ないで!」とお志乃が叫んだ瞬間、桶の底に叩きつけるように股間から液体が吹き出したのだ。ジヤジヤーとすごい勢いで放尿は続いた。観衆は「ヒャー、やったぁ」と飛び上がって喜んでいる。それとは反対にお志乃は気が狂いそうな恥ずかしさに意識が遠くなっていくのであった。 しぶきに太ももも濡れ足元の畳も濡れていた。かなり我慢していたのであろう、放尿はかなり長く続いた。 男達の歓声につられ七之助も首をあげ目の前の光景に唖然として目をどこに向ければいいのかうろたえるのであった。 長い放尿が終わったがお志乃は死んだように動かなかった。お志乃はあまりの恥ずかしさに失神していたのだ。 「あれっ、お志乃殿は気絶なされたな、恥ずかしかったことであろう、こんな多くの男達に眺められながらおしっこを撒き散らしたんだ、武家娘には耐え切れなかったことであろう、笹川、少し休ませてやれ」 「へい、わかりました、女が気がついたら今度はあそこの毛をこの場でツルツルに剃り上げてみせますよ」 「なに、それはおもしろい、それではお志乃殿が気がつくまでこの七之助を責めてみるか」と鉄之助が七之助の方を振り向いた。 亀頭責め 鉄之助の視線にハッと七之助は我に返った。見てはならないと思いながら今姉の放尿を目にしてしまい、異様な興奮をおぼえ肉塊を勃起させていた鉄之助は鉄之助の視線がその股間に向いているのを察しみじめさと恥ずかしさに頬が真っ赤に染まった。 「七之助、お志乃殿の放尿を見て興奮しているのか、いい気なもんだな、こいつ自分の姉上の裸にこんなに大きくさせて、武士として許すまじきことだ、おい、笹川、この七之助にお仕置きしてやれ、その悪い玉にだ」と鉄之助が薄笑いを浮かべ言った。 「へい、承知しました・・・、お杉、れいの辛子責めの用意しな」と笹川はお杉に命令した。 「あいよ、親分、すぐに用意しますよ」とお杉は足早に座敷を出て行った。 「笹川、辛子責めってなんだ」 「へい、見てもらったほうが早いですよ、ヒッヒッヒッヒ」と笹川は七之助に視線を向けた。 七之助はハッと視線を背けた。 お志乃は鴨居に縛り付けられていた手の縄は解かれ、運ばれてきた戸板の上に仰向けに寝かされていた。男達はこれからいろいろ料理されるまな板の上の鯉のようなお志乃のムチムチした白い肉体に好色な視線を向けていた。 しばらくして、お杉が辛子を溶かした液体の入った皿と太い筆のようなものを持って戻ってきた。 それを目にした七之助はこれからなにをされるのかと恐怖に顔が引きつった。 お杉は床柱に縛り付けられている七之助の前まで歩み寄り膝をついて座った。 「あら、縮んじゃったじゃない、これは大きくさせた方が効き目があるのよ、手を貸してあげるからまた大きくするのよ」とお杉は手を伸ばし七之助の肉塊をやさしく握り締めた。先ほどまでの硬さはなく恐怖に縮みこんだのであろう。亀頭も皮に包まれ気味になっていた。 「ほら、揉んであげるから早く大きくするのよ」とお杉は手を動かし始めた。 七之助は大きくさせまいと必死に猿轡を噛み締め耐えようとしている。しかし、若い七之助にはそれは至難の業なのだ。 お杉の手の中の肉塊は徐々に変化を始めてくる。 お杉はそれを感じ、上目遣いに七之助の顔を見上げニヤリと笑って手の動きを早めだした。肉棒は血管を浮き立たせ太く硬く変化していく。 男達はあまり興味がないのか前に横たわっている妖艶なお志乃の女体を眺めていた。七之助を見ているのは鉄之助と笹川そして銀次の三人だけであった。 七之助の肉塊はお杉の手からニョキニョキとはみ出し隆々と勃起した。お杉が肉塊から手を放すとブルンと上向きに反り返った。 「フッフッフ、若い子は簡単ね、ほらもう子んなに大きくしちゃって、早さも硬さも親分とは大違いだよ、フッフッフ」 「悪かったなぁ、お杉」と笹川はふてくされて言った。 「ハッハッハ、笹川、一本やられたなぁ」と鉄之助が笑った。 「歳には勝てませんよ、これでも昔は一晩に三人も相手したことがあるんですぜ、しかし今では触って楽しむ位ですよ、ヒッヒッヒ、・・・・・そんなことどうでもいい、お杉、そろそろ始めな」 「はいよ、それじゃあ始めようかね」とお杉は目の前の七之助の肉塊を指ではじいた。 「ううっ」と七之助が顔を歪めた。 お杉は男達がみんなお志乃の方を眺めているのを目にし「みんな、始めるよ、こっちをごらん」と大声で言った。 男達はあわてたように七之助の方に向き直った。 お杉はみんなが向き直ったのを確かめ七之助の肉棒の亀首付近を指でつまみ先端を自分の方に向けさせた。 七之助の太ももが恐怖にブルブルと震えている。 お杉は筆先で充血した亀頭をやさしく撫で回し始めた。 「あぅっ、ああ、あー、うっ」とその刺激に七之助の体が硬直した。 筆先は亀首から玉袋の方まで這い回っていく。勃起し敏感になっている肉塊はその刺激にさらに膨張し始めるのだ。 亀頭の小さな穴から先走りの露が顔を出した。それを見たお杉は筆のの愛撫をやめ、その筆先にドロドロに練られた辛子をつけ七之助の顔を見上げて「フッフッフ、いいかい、我慢するんだよ、お武家なんだから」とその筆先を硬化した亀頭に触れさせた。 「ううっ」と七之助の顔が引きつった。 見ている男達もみを乗り出してくる。 筆先は辛子を亀頭の中心の穴に塗りこめるように動き回る。お杉はさらに筆先に辛子をつけ七之助の亀頭に塗りつけていく。 徐々に辛子が効いてくるのを七之助は感じ顔が青ざめてきた。 屈辱のお志乃 七之助の顔が歪みはじめた。 「フッフッフ、効いて来たようだね、我慢できるかな坊や・・・」とお杉はニヤリと笑った。 「あううっ、うっ・・」七之助の額に脂汗がにじみ出て来る。 「ハッハッハッハ、小僧、しみるか、なんだいだらしなくしぼんでしまったじゃねぇか、ヒッヒッヒ」と笹川は七之助の股間を指差し笑い出すのだ。 今の七之助には恥ずかしさも屈辱もなかった、あるのは局部の激痛だけなのだ。「ああっ、うっ」と悲痛なうめき声をあげ必死に耐え続けている。 その時男達の笑い声にお志乃が気がついた。お志乃は目の前で股間の局部を責められている七之助を目にし「やめてー」と叫ぶのだが猿轡がそれを封じていた。 「おんなが気がついたようですな」と銀次が笹川に言った。 「おっ、そうか」と笹川はお志乃の方を眺め、なにを思い立ったか鉄之助に耳打ちした。 「フッフッフ、面白いじゃないか、やらせてみろ」と鉄之助はお志乃に目を向けニヤリと笑った。 「へい、承知しました」と笹川は銀次になにか耳打ちした。 銀次は立ち上がりお志乃の前に行くと「おい、おんな、てめぇのかわいい弟が大事な所に辛子塗られてヒイヒイ泣いてるぜ、助けてやりたくねぇか」とお志乃の猿轡を外した。 「お願いです、やめてください、なんでもしますから・・・・お願いです」 「親分、なんでもするから許してやってくれって言っていますぜ」と銀次が笹川の方を振り返り言った。 「そうか、それじゃあ姉さんに直接助けてもらおうか、ヒッヒッヒ」と笹川は目で合図した。 銀次はすぐに鴨居に結び付けていたお志乃の縄尻を解き背中を押して無理やり七之助の前までお志乃を連れてきた。 「おい、おんな、お前に弟を助けさせてやる、早くしな」と笹川が言った。 「縄を解いて下さい、このままではできません」とお志乃が笹川を涙目で見て言った。 「解くわけにはいかねぇな、舌があるだろう舌を使うんだよ、辛子をなめて取ってやるんだよ、フッフッフ」 「えっ、そんな・・・・・」 「どうした、助けてやりたくねぇのか、ほら苦しがってるぜ、早く助けてやれよ、ヘッヘッヘ」と笹川は笑う。鉄之助は黙ってお志乃を眺めている。 「ほら、早く助けてやらねぇと使い物にならなくなるぜ、ヒッヒッヒッヒ」と銀次も急かせてくる。 お志乃は唇を噛み締め頭をうつむかせ七之助の前に正座している。その姿が鉄之助の目になんとも色っぽく見えるのだ。 「早くしろ、弟がかわいそうじゃねぇか、薄情な姉だなぁ、ほら早くするんだよ」と銀次はお志乃の髪をつかみ無理やり顔を七之助の下腹部に押し付けさせた。 「ああっ、なにをなさるんです・・・」 「なにをなさるだと、早くしろってんだよ」と銀次はお志乃の顔を七之助の下腹部に擦り付けさせるように動かした。 七之助の肉塊がお志乃の顔に押し付けられている。 「ああっ、やめて下さい、しますから・・・」とお志乃はあわてて言った。 「よし、それじゃあやれ」と銀次はお志乃の髪から手を放した。 お志乃はあわてて七之助の下腹部から顔を放し目を背けた。 「やるんだろう、ほら・・・・」と銀次はお志乃の背中を小突いた。 「はい」とお志乃は七之助の顔を見上げ「こ゜めんね、許して」とつぶやき目の前の七之助の肉塊に目を向けた。 「ほら、早く辛子を舌で取ってやれよ」と銀次が急かせる。 お志乃は覚悟を決めたのか顔を肉塊にゆっくりと近寄らせていった。お志乃の唇が開き舌が顔を出してくる。それが何とも色っぽいのだ。 お志乃の舌先が七之助の肉塊の先端に触れた。 「あうっ・・・」と七之助の体が硬直した。 お志乃の舌が痛みに縮み上がった七之助の男根の先端を拭うに舐めあげた。お志乃は舌で拭い取った辛子を床に吐き捨て再び肉塊に舌を這わせていく。もはやお志乃は恥ずかしさも忘れ七之助を痛さから救おうと必死に辛子を舌で拭い取り続けた。 七之助の局部の痛みが和らいでくるとともにお志乃のヌルヌルした舌の感触に若い七之助の肉塊は反応しはじめてくるのであった。無我夢中に舐めまくるお志乃そしてその感触に肉塊をそそり立ててくる七之助、その二人を眺めていた男達は姉弟の異様な光景に一斉に大声で笑い出すのであった。 「ハッハッハ、七之助、お志乃殿に感謝するんだな、助けてもらったんだ、それどころかそんなに大きくさせてもらってお前も幸せ者だよ、ハッハッハ」と鉄之助が言った。 そんな言葉を耳にしたお志乃はハッと七之助の肉塊から口を放した。 「どうした、もういいのか、ヒッヒッヒ、もっと弟を最後まで楽しませてやれよ」と笹川はニヤニヤして言う。 「けだもの、あなたたちは人間じゃない、うううう・・・」とお志乃は泣き崩れた。 そんなお志乃を見ながら笹川がなにか銀次に指図した。 「へい、そりゃあいいや、承知しました」と銀次は床柱に縛り付けられている七之助を柱から解き放し体を後ろ向きに回し床柱に押し付け再び縛り上げていく。七之助はみんなに尻を向ける格好に後ろ向きに縛り上げられたのだ。 男達二人が七之助の両側から足首を掴み無理やり左右に広げる。 「ああっ、うっ」と七之助が悶えた。そんな七之助を目にしお志乃が「やめてぇー、お願いです」と悲痛な声をあげた。 しかし、お志乃は男達に押さえつけられ、七之助は銀次の手で双臀の肉が割られ哀れにも肛門を露出させられた。 「ハッハッハッハ、かわいいケツの穴してるぜ」と銀次はさらに尻肉割り広げみんなに見せつけるようにし「今度はこっちだ」と辛子のついた筆を手に取った。 受難の姉弟 「や、やめてぇ!!」とお志乃の声が轟いた。 しかし、そんなことなど気にせず銀次は辛子のついた筆先を七之助の肛門に触れさせた。 「あああっ」と七之助は尻肉を硬直させ仰け反った。 「おい、しっかりと広げるんだ、ばかやろー」と銀次は七之助の尻肉を割り広げている二人の子分をしかりつけた。 「へい、すみません、兄貴」とその子分達は七之助のお尻の割れ目をさらに大きく広げた。 「ううっ」と七之助は激しく顔を歪めた。男とはいえこんな多くの人前で肛門を露出させられる恥ずかしさは耐え難いものであろう。 銀次の持った筆は皺に囲まれたお尻の穴を撫で回すかのように辛子を塗りつけていく。肛門は辛子に包まれ姿を消した。銀次は筆を置き今度は指先に辛子を掬い取り、その指先を七之助の肛門に押し付けグイッと無理やり差込出した。 「あうっ、うっ・・・」と七之助の体が硬直した。銀次は穴の中まで塗りつけようとしているのだ。 銀次の太い指は容赦なく根元まで差し込まれた。 「ああっ!!」と七之助は猿轡の中でうめいた。体内に差し込まれた銀次の指の異様な感触に七之助の体がガクガクと震えている。銀次の指先は腸壁を撫で回すかのように中で動き回るのだ。はじめて経験するその異様な感触に七之助は異様な快感をおぼえた。しかし、その快感もすぐに強烈な痛みに変わるのだ。 「ヒッヒッヒ、おい小僧、気持ちいいだろう、ヘッヘッヘ」と銀次はもう一方の手を七之助の太ももの間をくぐらせ、柱と下腹部にに挟まれている肉塊を鷲掴みした。 「ヒッヒッヒ、少し硬くなってきたじゃねぇか」と銀次は肉塊をしごきはじめたのだ。 男根をさすられお尻の穴を指で刺激される前後の異様な感触に七之助は必死に耐えようとあせった。しかし、その前後の異様な快感に若い七之助の男根はムクムクと膨張しはじめていくのであった。 「ヒッヒッヒ、こいつ、俺の手の中で大きくしてるぜ、武士がなんてざまだ、恥を知れ、ハッハッハ」と銀次は男根から手を放し、肛門から指を引き抜いた。 「ああっ」と七之助が軽くうめいた。 七之助の顔は赤く染まっている。こんな多くの男達の前で素っ裸で柱を抱くように縛られ男の手で前後を愛撫され男根を勃起させてしまった恥ずかしさのためなのであろう。まだうら若き七之助とはいえ武士は武士、こんな醜態を晒すことは耐え難い屈辱なのであろう。 しかし、そんな屈辱もすぐに恐怖に変わった。早くも辛子が効き始めたのだ。 「ううっ、う・・・」と七之助は顔を歪めた。 「ヒッヒッヒ、効いてきたようだな、ヘッヘッヘ、お志乃、また助けてやれよ、今度は尻の穴だ、ほら舐めてやれよ」と銀次はお志乃の髪の毛をつかみ引きずるように七之助の後ろに連れてくる。 「ほら、弟が痛がってるぜ、ヒッヒッヒッヒ、ほら、やるのかやらねぇのかよ」と銀次はお志乃の顔を七之助のお尻に無理やり押し付けさせた。 「ああっ、おやめ下さい、あっ」とお志乃は顔を左右に振って必死に逃げようとする。 「おい、弟がこんなに痛がってるのに薄情な女だなぁ、やらなきゃもっと辛子を塗りつけてやるぞ、いいのか」 「し、します・・・だからこれ以上・・・・」 「そうか、やる気になったか、ヒッヒッヒッヒ」と銀次はお志乃の髪から手を放した。 お志乃は顔をうつむけ七之助から目を反らしている。 「おい、やるんだろう、ほらさっさとやるんだよ」と銀次が急かせてくる。 お志乃がゆっくり顔を上げ目の前の七之助の双臀に目を向けた。哀れにも七之助の女っぽいお尻の肛門付近には辛子があちこちに付着していた。 七之助はかなり痛みを堪えているのであろう、尻肉がプルプルと震えていた。 「ほら、おんな、手伝いするから早くしな」と銀次が七之助の引き締まった双臀を無理やり割り広げた。 「あうっ・・・」と七之助の体が仰け反った。 はじめて目にした弟の肛門にお志乃はハッと目を反らした。 「どうした?弟のケツの穴見るのがそんなに恥ずかしいか、そんなことしてられないぜ、ほら弟が尻の痛みに涙流してるぞ、早く舐めてやれよ、ハッハッハ」と銀次は再びお志乃の髪の毛を掴み無理やり顔を七之助のお尻に密着させた。 偶然にもお志乃の唇が七之助の肛門に密着していた。 「ほら、なめてやれよ」と銀次はお志乃の頭を揺する。唇が肛門を撫で回すように動く。 「あっ、ああっ・・」と七之助が全身を震わせた。実の姉の唇が肛門に密着させられているのだ。 「ううっ」と七之助の体が仰け反った。 お志乃が観念して舌を出し始めたのだ。暖かくヌルヌルした舌の快い感触は肛門の激痛を忘れさせるように和らげていった。お志乃は恥ずかしさも忘れそして辛子の辛さも気にせず無我夢中で七之助の肛門をなめまわしているのだ。 「ハッハッハッハ、これが実の姉弟かよ、よくやるぜ、ほら舌を丸めてケツの穴の中もなめてやれよ、ヒッヒッヒ」と銀次はお志乃のお尻を手で小突いた。 屈辱と異様な快感に涙を流し悶える弟そしてそのお尻に顔を埋め恥ずかしさに背中で縛りあわされている手をきつく握り締め肛門をなめまわす姉、なんと哀れな姉弟の姿であろう。しかし、二人への淫ら責めはまだ始まったばかりなのだ。 犯される七之助 「お志乃殿、なんと下品な、武家娘が実の弟とはいえ男の尻の穴をなめまわすとはもはや女郎並みですな、ハッハッハ、後で拙者もしゃぶっていただきますよ、その可愛いお口でな、フッフッフ」と鉄之助が意地悪げに言った。 そんな言葉にお志乃は今自分が演じている行為に恥じ、耐え切れない屈辱心に襲われた。 お志乃が七之助のお尻から顔を放そうとすると銀次が後ろから無理やり押さえつけ肛門に唇を密着させるのだ。 「おい、銀次、舌では奥までは掃除できねぇだろう、お前が掃除してやれ、ヒッヒッヒ」と笹川が自分の股間を指差し言った。 銀次はすぐにその意味を察し「へい、よろこんで、こんな女みてぇな小僧はじめてですぜ、ヒッヒッヒ」とお志乃の髪を引いて七之助から無理やり放した。 「七之助に何をする気です、許しませぬぞ」とお志乃が銀次を睨みつけた。 「うるせぇ、お前が中まで掃除できねぇから俺が助けてやろうとしているんだよ、誰かこの女を押さえつけてろ」と銀次は言った。 すぐに男が二人お志乃を押さえつけた。 銀次は座布団を手に取り、二つ折りにすると七之助の腰と柱の間にそれを差し込んだ。七之助はお尻を突き出すような姿にされたのだ。 銀次はなにやら小さな壺を取り出し中のヌルヌルした粘液を指に掬い取り七之助の肛門に塗りつけはじめた。それを見て男達はみんな何を始めるところか察したようで「兄貴、女よりいい味してるかもしれませんぜ」などと声をかけてくるのだ。 しかし、武士の娘として育ったお志乃にはなにをしようとしているのかわからなかった。 銀次は入念に七之助の肛門に粘液を塗りつけそして中まで指を入れて念入りに塗りつけ終わると「それじゃあ、はじめるか」と帯を解き着物を脱ぎ捨てた。 ふんどし一枚の姿になった銀次を目にしお志乃はハッと目を反らした。 銀次はふんどしも脱ぎ捨て素っ裸になると自分で男根を握り締めしごき始めた。少し勃起ぎみの銀次の肉塊はすぐにムクムクと硬く長く膨張しそそり立ってくるのだ。 「兄貴、すげぇじゃねぇか、馬並みだぜ・・・・そんなの入るのかい」などと男達がはやし立てる。 そんな言葉に何をしようとしているのかお志乃も気づき「や、やめて下さい、そんなこと・・・・やめてぇ」と叫んだ。 しかし、そんな声など気にもせず銀次は七之助の後ろに体を押し付けるように立ち馬並みの男根の先端を七之助の肛門に押し当てた。 「うっ」と七之助の顔が歪んだ。 「やめてぇ!」とお志乃の悲鳴が轟いた。 銀次が腰をゆっくりと突き出していく。 「ううっ」と激痛に七之助の顔が激しく歪み首を仰け反らした。 銀次も痛いのか顔を歪めている。 少しして銀次の腰がグッと前にせりだした。太い肉棒がヌルッと肛門に入り込んだのだ。 「あうっ・・・・」と七之助が全身を硬直させた。 はじめて経験する異様な感触に七之助は目を白黒させ女のように体をくねらせ悶えた。 「ハッハッハッハ、つながったぜ」とみんなが笑い出した。 しかし、今の七之助にはそんな笑い声も耳に入らず、体内を突き上げてくるような異物の異様な感触にただ悶えあわてるだけであった。 腸壁を押し分け入り込んでくる肉塊の感触は辛子の痛みをすぐに忘れさせていった。 銀次は激しく腰を振り始めた。 「うっ、ううっ、あー」と七之助のうめき声は女のよえなよがり声に変わっていく。 「おい、小僧、そんなに気持ちいいか、ヒッヒッヒ、俺も気持ちいいぜ」と銀次は七之助の耳元で囁き手を七之助の体の前に回し座布団との間に挟まれた肉塊を握り締めた。 肛門を犯され興奮したのであろうか、七之助の肉塊は硬く勃起していた。 お志乃はそんな七之助の姿に声を出して泣き崩れた。 鉄之助は畳に顔を伏せ泣きじゃくっているお志乃の体を眺め、必ず自分のものにするとニヤリと笑うのであった。 男が男を犯す地獄絵は続いた。 七之助の肛門が裂けたのであろう血が太ももを伝わって流れていた。 しかし、七之助は痛みを感じないのか女のようなよがり声をあげ悩ましく体もくねらせ悶えまくっているのだ。 また、後ろから責めあげている銀次も目を閉じ股間の快感に酔いしれている様子なのだ。 笹川はそんな二人に近寄り銀次の股の間から体を曲げ結合部分を覗き込むのだ。 「ヒッヒッヒ、ズッポリと根元まで突き刺さっているぜ、男も結構使えるもんだなぁ、この小僧もうちの女郎屋で使うか、ヘッヘッヘ、おい銀次、味の方はどうだ?」などと笹川が聞く。 「へい、なかなかなもんですよ、キュッと締め付けてくるところは変な女よりずっといいですぜ、おおっ、ああっ」と銀次は腰の振り方をさらに早めていくのだ。 その時、七之助が体を硬直させ「ああっ、うっ」とうめいたのだ。よく見ると銀次に握られた肉棒の先端から白い体液が押し付けられた座布団の中に吹き出されていた。 それを察した銀次は自分も続かなきゃと腰の動きをさらに早めた。銀次もすぐに絶頂に達し「ううっ」と顔を少し歪めたかと思うと七之助の体内奥深く大量の体液を吹き込んだのであった。 そのはじめて経験する異様な快感に七之助は女のように妖艶に体をのけ反らし絶頂感に妖しい声を上げたのだ。 まわりで見ていた男達は「やったやった」と声を上げはやし立てるのであった。 弟の手で それからどれ位経ったのであろうか、先ほどまで七之助が縛り付けられていた床柱にお志乃が立ち縛りに縛り付けられ、その前に七之助が膝をついて正座させられていた。七之助は目の前の姉の体には目を向けられず顔を横に向けて恥ずかしげに唇を噛み締めている。七之助の縄は解かれていたが足首だけは縛られ首に縄が結ばれその縄尻を銀次が握っていた。 お志乃の横にはお杉が寄り添い匕首をお志乃の首に押し付けていた。 「お志乃殿、悪いことは言わない、拙者の妻になってくれ何不自由なく暮らせるんだ、弟もそれなりの役職を保証する、どうだね、はいと言ってはくれないか、断ればこの場で弟の手でそこの毛が剃り落とされることになるのだ、私はそんなことはさせたくない、お志乃殿、うんと言ってくれ」と鉄之助がお志乃の体を眺め回しながら言った。 「いやです、あなたの妻になるくらいなら死んだほうがましです、どうにでもしてください、ううううっ」とお志乃は泣き崩れた。 「そうか、どうしても了承できんということですな、仕方がない、お志乃殿、恥ずかしい思いを味わってもらうことになりますよ、本当にいいのですな・・・」 お志乃は顔をうつむけたまま何も言わない。 「いいのですな、お志乃殿」と鉄之助は念を押すにように聞いた。 「もう私は覚悟を決めております、どうにでもしてく・・・・・」と言葉が止まった。 鉄之助はお志乃の顔を見上げニヤリと薄笑いを浮かべた。 「笹川、そのようだ、可哀想だが仕方がない、七之助に剃らせるんだ」と鉄之助は合図した。 「銀次、小僧に剃刀を渡せ」と笹川が命令した。 「へい」と銀次は子分から剃刀を受け取り「おい、お坊っちゃん、この剃刀で姉ちゃんのあそこをきれいに剃ってやんな、ヘッヘッヘ」と銀次は七之助に剃刀を差し出した。しかし、七之助は受け取らない。 「おい、小僧、姉ちゃんのかわいい顔に傷がついてもいいのか」と銀次はお志乃の顔を指差した。 七之助はその言葉に顔を上げお志乃の顔を見上げハッとした。お杉が匕首の刃をお志乃の頬に押し付けていたのだ。 「やめろ、そんなことしたら許さぬぞ」と七之助が叫んだ。 「うるせぇ、なにをいきがっているんだよ、小僧」と銀次は首縄を引いた。縄は七之助の首に食込み「ううっ」と苦しさに仰け反った。 「おい、するのかしないのか、貴様の玉も切り落とすぞ」と銀次は脅すように言った。 その時「七之助、私はどうなってもかまいません、あなただけは生き抜くのです、そして仇討ちを遂げるのです」とお志乃が叫んだ。 「フッフッフ、もはや仇討ちなどできませんよ、お志乃殿、あなた達二人は我々の玩具にされ弄ばれたうえ三日後には裏山の神社の境内に仲良く並んで磔になるんだ、冥土の土産に本当のことを教えてやる、フッフッフ、お前達の本当の仇は拙者の父黒沼大膳だよ、川田鉄之助はただ父に命令されただけだ、フッフッフ、それもこれも拙者とお志乃殿の結婚に反対していたあんたの父が邪魔になったからだよ、原因はこの私だ、フッフッフ」 その言葉にお志乃と七之助は唖然とした。 「なんと、それは本当なのですか」とお志乃は自分の恥ずかしい姿も忘れ鉄之助に聞きよった。 「本当でござるよ、偶然にも川田と拙者は同じ鉄之助、ヒッヒッヒ、お志乃殿、恨むならこの私を恨むんだな、ハッハッハッハ」 「なんと卑劣な・・・・」 「フッフッフ、なんとでも言え、三日後には二人とも素っ裸のまま大の字に磔にして処刑してやる、覚悟しておけ、但し、気が変わって拙者の妻になるというのであれは命は助けてやろう、どうだね、お志乃殿」 「けだもの、死んでもあなたの妻などなるものですか、一生恨みます・・・・・」 「フッフッフ、一生ですか・・・あなた達二人の一生はあと三日ですよ、恨むことより生き抜くことを考えたほうがいいのではないですかな、ハッハッハ」と鉄之助は笑った。 「口惜しい・・・・うっううう」とお志乃は泣き崩れた。 「お志乃殿、私の妻にはどうしてもなりたくないのですな」 「だれがあなたの妻などに・・・・・・死んだほうがましです」 「そうですか、仕方ありませんね、女の大事な所をツルツルに剃りあげて割れ目を剥きだしにしてもらいますか」と鉄之助は銀次に合図した。 「ほら。小僧、剃刀を持つんだよ」と銀次は無理やり七之助に剃刀を持たせた。 「おい、小僧、姉ちゃんの顔に傷つけたくないなら毛を剃るんだよ、早くしろ」と銀次は急かせる。 「坊や、あんたが剃らなきゃ男達に玩具にさせて剃らせるよ、お姉さんだって知らない男達に弄ばれて毛を剃られるより弟のあんたに剃られるほうがいいんじゃないのかねぇ、ホッホッホ」とお杉が口を出した。 「おい、小僧、早く剃らねぇか」と銀次は首縄を引いた。 「うっ」と七之助が顔を歪めた。 「やるのかやらねぇか、やらねぇなら俺が剃ってやる、しかしそのまえに貴様の玉を切り落としてやる、いいな」と銀次は首縄を引き上げ七之助を立たせようとした。 「ま、待ってください、七之助、私はどうなってもかまいません、言うとおりにして・・・・・・・」と声を詰まらせた。 「姉上・・・・」と七之助はお志乃の顔を見上げて叫んだ。 「私は我慢します、いいのよ、剃って・・・・」とお志乃が涙を流しながら言った。 「ほら、姉さんもそう言ってるんだ、早く剃れよ」と銀次は七之助の背中を小突いた。 七之助は目に涙をため「姉上、許して下さい」と小声で言い目をお志乃の下腹部に向けたのだ。 「ああっ」とお志乃は恥ずかしさに声を上げ目を閉じ合わせた。 白いなめらかな腹部そしてその下部のYゾーンを覆う淡い茂み、七之助は食い入るように見入っている。 「七之助、いいから早く剃って・・・・・」と言う姉の声にハッと七之助は我に戻り手を伸ばし剃刀を下腹部に押し当てた。 「ああっ」とお志乃は体を震わせた。 「姉上、ごめんなさい・・・・・」と七之助は剃刀を下に引いた。ジョリジョリと小さな音をたて黒い毛が剃り取られていく。 「ああっ、七之助、み、見ないで・・・」 「は、はい」と七之助は顔を背けた。 「馬鹿野郎!見ないで剃れるか、大事な所に傷つけちゃうぞ、よく見て剃るんだよ、一本残らずつるつるに、ハッハッハ」と銀次は七之助の頭を押え無理やり顔をお志乃の方に向けさせるのだ。 「ほら、続けろ」と銀次は七之助の背中を小突く。 七之助は再び剃刀を動かしていく。剃り取られた柔らかな恥毛がパラパラとお志乃の足元に落下していく。黒い毛を失っていく小高い下腹部の丘は肌色に変わっていき、その丘を割るような悩ましい一本の谷間が顔を出してきたのだ。それを目にした七之助の手が止まった。 「ああっ、七之助、み見ないで・・・・」 「馬鹿野郎!何度言ったらわかるんだ、見ないで剃れるか、傷ついてもいいのか、小僧、続けろ」と銀次は足で七之助の尻を小突いた。 「姉上、こんなことする私を許して下さい・・・」と七之助は再び剃刀を動かし始めた。 「いいのよ、あなたが悪いのじゃありません、我慢します・・ううう」とお志乃は声を詰まらせた。 「何を二人でブツブツ言っているんだ、早く剃りあげろ」と銀次は急かせてくる。 剃刀は小高い丘の曲線に沿って動き回りお志乃の下腹部から黒いものが姿を消した。 「ハッハッハッハ、見ろよ、かわいいじゃねぇか」と銀次はお志乃の下腹部を指差し笑い出した。 その笑い声にお志乃は気が狂いそうな恥ずかしさに襲われるのであった。 鉄之助、笹川そして銀次ら男達の目がお志乃のその部分に集中している。 毛を失い肌色に変わった小高い丘を中腹から股間の奥へと縦に割った一本の亀裂が無防備に晒されている。 七之助もそこに視線を向けたまま動かない。 お志乃は男達の目が全て自分の下腹部に集まっているのを感じ、こみ上げてくる恥ずかしさに激しく顔を歪めた。 お志乃にとって他の男達に見られることより実の弟に見られることの方が辛いものであった。 「おい、どけ、小僧、剃り残しがないか俺が確かめてやる」と銀次が七之助を足で横に押し倒し、自分がお志乃の前に膝をついた。 「ヒッヒッヒ、かわいいねぇ」と銀次は手を伸ばしお志乃の無毛の丘を包み込むように手を押し当てた。 「ああっ、いやぁ」とお志乃が体をくねらせた。 銀次は剃り残しを確かめるようにツルツルの丘を撫で回しその感触を楽しんでいる。 「親分、きれいに剃りあがっていますぜ、この小僧、なかなかうまいじゃないか、ヘッヘッヘ」と銀次はお志乃の下腹部から手を放した。 「若、どうぞそばに行って近くから思う存分ご覧下さい」と笹川が鉄之助にニヤニヤして言った。 「そうだな、近くに行ってゆっくり見せてもらうか」と鉄之助はニヤニヤして立ち上がりお志乃の前に胡坐を組んで座った。 「お志乃殿、見せてもらいますよ、フッフツフ、さぞ恥ずかしいでしょうな、こんな割れ目まで剥き出しにされて、ハッハッハッハ」と鉄之助は身を乗り出しお志乃の股間に目を釘付けにした。 親の仇の息子に毛を失った恥ずかしい部分を間近から見られている屈辱にお志乃は気が遠くなるような恥ずかしさに襲われていた。 女体盛り お志乃が気がつくと体がビクとも動かないことに首を曲げ自分の体を見回すと、座卓の上に人の字に縛られているではないか。それだけではない、体の上にはなにやら料理が盛り付けられていたのだ。俗に言う女体盛りにされているのだ。 あたりを見回すと十二畳ほどの座敷中央に置かれているのだ。人は誰もいなかったがいずれ来るのであろう。 お志乃は股間の毛を剃りあげられ鉄之助に間近からその部分を眺められる恥ずかしさに気を失ったのだ。その後はどのようなことがあったのかはわからない。ただ、気を失っている間にこのような姿にされたのだ。 両足は広げられて縛られていて口にはきつく猿轡が噛まされていた。 今は誰もいないがいずれあの男達に囲まれ体の上の料理が剥がされていくのだ。そしてこの体を眺められ弄ばれるのだ。お志乃はそんなことを考えると再び気が遠くなっていきそうな屈辱感に襲われた。 それに自分の恥ずかしい部分は覆っていた毛も全て剃りあげられ性器を剥きだしにされているのだ。 あの男達は必ずやその部分を近くから眺めそして太い指先で割れ目を広げ奥の奥まで眺めるのであろう。色も形も大きさも細部まで眺められるのだ。お志乃はこのまま誰も来ないでほしいとただ願うだけであった。 しかし、その願いもすぐに消えてしまった。廊下を人が歩いてくる足音が聞こえたのだ。お志乃は緊張し体を硬直させた。 ガラリと障子が開けられた。 「おっ、ようやく気がついたようだな、ヒッヒッヒッヒ」と近づいてきたのはあの銀次一人であった。 「お嬢さん、今度は女体盛りだ、ヒッヒッヒ、恥ずかしいだろうが少しの我慢だ、暴れたりしたら弟がどうなるかわかっているだろうな、フッフッフ、これを見たら黒沢様もびっくりして喜ぶだろうな、へっへっへっへ」と銀次はお志乃の下腹部の膨らみの上に盛り付けられていた刺身を引き剥がし「ヒッヒッヒ、かわいい割れ目だなぁ、食べてしまいたいぜ、ヒッヒッヒ」と再びその刺身を割れ目を隠すように盛り付けた。 「お前が気がついたら呼んでくれと頼まれていたんだよ、気を失っていたんじゃつまらねぇからな、ヒッヒッヒ、じゃあ、今呼んでくるからな」と銀次は立ち上がり女体盛りをニヤニヤして見下ろし「少し待ってなよ」と部屋を出て行った。 お志乃の一番恐れていたことがこれから始まるのだ。舌を噛み切ろうにも猿轡を噛まされていてはそれもできない。それだけではない、弟の七之助が人質になっているのだ。お志乃は黙って男達の慰み者になるしかないのだ。 しばらくの間静寂が続いた。その静寂がお志乃の恐怖心をさらに強めることになった。 間もなく、その静寂が破られた。男達が廊下を歩いてくる音が聞こえた。お志乃は気が遠くなるような恐怖心に襲われた。 足音はどんどん近づいてくる。お志乃の心臓が高鳴ってくる。 「どうぞ、こちらです」と銀次の声がして障子が開けられた。 お志乃は体を硬直させた。 「黒沼さま、ご覧下さい、ご要望通りに用意いたしました、ヒッヒッヒ」 「ヒャー、これはすごい、フッフッフッフ」と鉄之助の声が耳に入るとお志乃は耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。 「どうぞ、どうぞ、黒沼様はこちらに、さぁお座り下さい」と言う笹川の声とともに男達がお志乃を囲むように席に着いた。 男達の視線が目の前に横たわる悩ましい女体盛りに釘付けになっている。 お志乃の裸体の上は乳房も滑らかな腹部も小高い下腹部の膨らみもそして太ももも料理で覆われているが体の横は素肌を曝している。それがかえって男達を興奮させた。 「黒沼様、いかがですかな、ヒッヒッヒお気に召しましたかな」と笹川が聞いた。 「うん、満足じゃ、このお志乃殿の女体盛りなど考えてもみなかったよ、フッフッフ、さぞかしおいしい味がするであろう」 「ヒッヒッヒ、そりゃあそうですよ、黒沼様、あそこのお露をつけて食べたら最高ですよ、ヒッヒッヒッヒ」と笹川はお志乃の股間を指差すのだ。 「なるほど、そういう食べ方もあるんだな、ハッハッハ、お志乃殿のお露はさぞかしおいしいであろうなぁ」 そんな卑猥な言葉にお志乃は屈辱に激しく顔を歪めた。 「フッフッフ、お志乃殿、恥ずかしいか、女体盛りなどにされて・・・ヒッヒッヒ、さぞ口惜しいであろうなぁ、あきらめるんだな」と鉄之助はお志乃の顔を覗き込んで言った。お志乃は顔を背け猿轡をきつく噛み締めている。 「ところで、弟の七之助はどうした」 「へい、小僧は女どもに好きにしろと預けてきましたよ、今頃戸板に大の字に縛り付けられて吹き出させられている頃ですよ、あっちはあっち、こっちはこっちで楽しみましょうぜ、ヒッヒッヒッヒ」 「ところで黒沼様、宴会に入る前に先ほどご家老様から連絡が入りこの二人は生かしておかずにすぐに処刑しろとのことですが、よろしいですね」 「なに、父上から・・・・・残念だが仕方あるまい」 「それじゃあ、今日はゆっくり楽しんで明日裏山の広場で処刑ということにしましょう、よろしいですな」 「笹川、お前にまかせる」 「へい、承知しました、二人とも素っ裸で引き回した上で大の字縛りの磔といきますか、ヒッヒッヒ」 「そりゃあ、いい、明日も楽しみだな、笹川」 「そう決まったところで、乾杯といきますか」と笹川は鉄之助に酒をついだ。 いよいよお志乃にとって死ぬよりつらい宴会が始まるのだ。 「乾杯!」と男達の声が轟いた。 女達の玩具 その頃、七之助は裏庭の蔵の中に両手を天井の梁から吊られ、両足は広げて青竹に縛られた人の字に拘束され回りを女達に囲まれていた。 猿轡は外されていたが全裸のままで目隠しをされていた。 お杉が場を仕切っているようだ。 「みんな、いいかい、どこまで飛ぶか線を引くからそこに賭けるんだよ、いいね」とお杉は七之助の前方に三寸置き位に線を引き始めた。 「姐さん、金はその線の脇に置けばいいのかい」と女達がお杉に聞いた。 「そうだよ、どんどん賭けて」とお杉は線を十本ほど引き終わった。 「へぇ、こんなに飛ぶかなぁ」などと女達は七之助のたよりなく頭をうつむけている肉塊に目を向けるのだ。 「みんな、このお坊っちゃんだって侍なんだから私たちの前でそんな恥を晒したくないに決まってるじゃないか、きっと我慢した末に吹き出すことになるからかなり飛ぶと思うよ、フッフッフ」とお杉は七之助の脇に立ち肉棒を手のひらの上に乗せた。 「うっ」と七之助は体を硬直させた。 女達は七、八人はいた。その女達は懐からお金の入った袋を取り出し、七之助の肉塊と線の引かれた床とを交互に眺め頭をひねってどの線まで飛ぶか考えている。 「さぁ、早くしておくれよ」とお杉はニヤニヤしながら女達に催促する。七之助の肉棒はお杉の手に握られている。 七之助は屈辱に唇を噛み締めている。これから女達の前で強制的に射精させられるのだ。武士としてこんなに恥さらしなことはないであろう。しかし、人の字に拘束され男根も無防備に晒している。これでは女達にされるがままである。いくら我慢してもいずれ射精させられることになることは七之助もわかっていた。それでもできる限り耐え抜かなくてはと心に決める七之助であった。 女達がお金を駆け終わったようだ。 「姐さん、その坊やをしごくのを私にも手伝わせてよ」とお峰という女がお杉に言った。 「ああ、いいよ、私が後ろを担当するから、お峰あんたは前を愛撫して、そっちの方がいいだろう、ホッホッホ、いいね」 「あいよ、まかしておいてよ」とお峰は七之助の前に近寄った。それと同時にお杉は七之助の後ろにまわり膝をついてしゃがみ込んだ。 目隠しされている七之助にはそれが見えない。七之助は何をされるかと裸身を小刻みに震わせ緊張している。 「ああっ」と七之助が体を仰け反らした。お峰が七之助の玉袋を手のひらで包むようにやさしく握り締めたのだ。 「なんだい、女みたいな声あげて、ホッホッホ」と女達が笑った。 「でも、可愛いじゃないか、お峰ちゃん、しゃぶってやりなよ」と女達から声がかかった。 「そうね、しゃぶっちゃおうかな、ふっふっふ」とお峰は玉袋から手を放し肉棒の付け根を握り締めその先端を自分の方に向けさせた。 「かわいいね、この穴から吹き出すのね、ホッホッホ」とお峰はジッとその先端を見つめている。 「お峰ちゃん、早くやりなよ、みんないらいらして待ってるんだよ」と女達が痺れを切らして言った。 「ああ、ごめん、見とれちゃった、フッフッフ」 「毎晩男を相手にしてるくせに、よく言うよ・・・」 「悪かったわねぇ、でも見てよ、かわいいじゃないか」とお峰はまた七之助の肉塊を手のひらに乗せうっとりと眺めている。 その時「ああっ。うっ」と七之助が仰け反った。 お峰が始めないことに痺れを切らしお杉が指を七之助のお尻の穴に差し込んだのだ。 「ほら、お杉ねえさんが先に始めたじゃないか、お峰ちゃん、あんたも早くしゃぶりなよ」と女達が催促する。 「わかったわよ」とお峰は唇を丸く丸め七之助の肉塊の先端に近づけていった。 「ああっ、やめて・・・」と七之助が叫んだ。 「なにがやめてぇよ、女みたいに、気持ちよくしてもらうんだろ、フッフッフ、ほら硬くしな」などと女達が囃し立てる。 七之助の肉塊がお峰の口に飲み込まれた。 「ああっ、あっ」と七之助が激しく顔を歪めた。 男根は吸い上げられるようにお峰に愛撫され、肛門にはお杉の指が二本根元まで差し込まれ中をかき回すように刺激している。若い七之助の肉塊はお峰の口の中で急激に膨張し始めた。 「おっ、うぐっうぐ・・」と息苦しさにお峰が七之助の肉塊から口を放した。七之助の硬化した肉塊はバネのようにブルンと上向きに反り返った。 「すごいじゃない、やっぱり若さだねぇ、こんなに早く、見てよ、この大きさ」とお峰が七之助の肉塊の根元を握ってみんなに言った。女達はニヤニヤしてうっとりと眺めている。肉塊は血管を浮き上がらせ太く、硬くそして腹まで届くかのように長くそそり立っている。お杉の肛門への愛撫は続いている。 「これじゃあ、もうすぐいっちゃうよ、お峰ちゃん、こっちを向けさせなきゃ」と女のひとりが言った。 「あっ、そうか」とお峰は硬く反り返った肉棒を無理やり前方に折り曲げ、体を七之助の横に移した。。 早くも限界にきたのであろう七之助は唇をきつく噛み締め顔を歪めている。 お峰は肉棒を巧妙にしごきはじめた。お杉はあいている左手で股間の間から七之助の玉袋を包むように握った。 「ああっ、ああー・・・」と七之助は女のような声をあげ全身をブルブルと震わせた。もはや絶頂に達したのであろう。 七之助は首を反り返らせ体を硬直させた。その直後、お峰に支えられ硬化した肉塊の先端から勢いよく白い体液が吹き出されたのだ。 「ひゃー、やったぁ」と女達の歓声が上がった。 引き回し 翌朝、囚衣を着せられ後ろ手に縛られたお志乃と七之助が裏庭の土蔵から引き出されてきた。 「おい、姉ちゃん、お前らは今日処刑されるんだ、覚悟はできてるか、ヒッヒッヒ」と銀次がお志乃の顔を覗き込み言った。 「覚悟はできています、こんな生き恥を晒すなら一時も早くあの世に行きたいです・・・・・」 「そうか、わかるぜ、そう思って最後位素っ裸じゃ可哀想と思い囚衣を着せてやったんだ、俺だってやさしいところがあるんだぜ」 「ありがとうございます、七之助、あなたもお礼を言うのです」とお志乃は七之助の方を振り向いて言った。 「えっ、あ、姉上・・・・・・」 「いいから、お礼を言うのです。七之助」 「は、はい・・・・かたじけのうござる」と七之助も頭を下げた。 「いいってことよ、そう頭を下げられると照れるぜ」と銀次は頭をかいて照れている。 「兄貴、急がないと、親分が玄関先で待ってますよ」と子分が銀次に声をかけた。 「ああ、そうだったな、よし行くぞ」と銀次は合図した。お志乃と七之助は男達に背中を押され歩き始めた。囚衣は着せられているが足は裸足のままであった。玉砂利を素足で踏みしめ二人は頭をうつむかせて引き立てられていく。 お志乃の顔は昨日までとは打って変わって安らかな顔立ちになっていた。処刑されることで屈辱から解放される・・・そんな思いがあるのであろう。しかし、七之助は唇を噛み締め屈辱心を露に顔に出していた。 二人は玄関から外に引き出された。 そこには鉄之助と笹川が待ち構えていた。それだけではない、若い男女の処刑と聞いて野次馬がニ百人以上押しかけて取り巻いていたのだ。 「おい、銀次、誰が囚衣を着せろと言った、こいつらは素っ裸でいいんだ、集まった連中ががっかりするだろうが、おい、すぐ脱がせて素っ裸にするんだ」と笹川が怒って言った。 「へい、申し訳ありません、すぐに」と銀次はペコペコ頭を下げお志乃の顔を覗き込むと「悪かったな、そういうことだ」と子分達に「早く、この二人を素っ裸にするんだ」と命令した。 お志乃の顔が歪んだ。 お志乃と七之助は子分達に体を押さえつけられ縄を一旦解かれていく。 縄を解かれたお志乃の肩から囚衣がすべるように地面に落ちた。それを見た観衆がざわめいた。 形のよい白く弾力のある乳房、引き締まった腰から肉感的に盛り上がった双臀への悩ましい曲線、毛を失って女の亀裂を露に晒している股間、どれをとっても集まった観衆を興奮させるに十分のものであった。また、観衆の中の女達にも七之助の若い肉塊は刺激的なものであった。 二人は一糸まとわぬ素っ裸にされ再び手は背中に回されて厳重に亀甲縛りに緊縛されていった。こんな多くの人前で肉体の全てを晒し、恥ずかしい部分を隠すこともできないように縛り上げられていく、そんな光景がさらに観衆を興奮させていた。 数百人もの視線のなかで全裸縛りにされていく恥ずかしさは口では表せないほどの辛いものであった。 「親分、縛り終わりました、これでよろしいですか」と銀次が聞いた。 笹川は点検するようにお志乃の体を眺め回す。 「ふっふっふ、食込んでるじゃねぇか、これじゃあ歩くのが辛いだろうな、ヘッヘッヘ」と笹川はお志乃の股間を指差し言った。 亀甲縛りの縄尻がお志乃の股間を通され股縄にされていた。二本の縄が柔肉の谷間に痛々しく深く食込んでいた。 「よし、刑場まで引き回しだ、ヒッヒッヒ」と笹川は銀次に合図した。 「おい、道を開けな」と銀次は先頭に立ち観衆を道の脇によけさせた。 お志乃と七之助は縄尻を持たれ背中を押されて歩かされ始めた。素っ裸の肌に刺すように多くの観衆の視線が浴びせられた。あまりの恥ずかしさに足がすくんでしまう二人であった。お志乃はそれだけではなかった。足を出すたびに敏感な女の谷間に食込んだ縄が局部を刺激し思うように足が出ないのだ。 そんなお志乃の姿を鉄之助はニヤニヤして後ろから眺めながらついてくるのだ。白く形のよいお志乃の双臀は足を進めるたびに悩ましく形を変え左右に揺れる様は鉄之助の目を魅了した。 「おい、笹川、お志乃を処刑するのはもったいない、なんとかならんか」 「お父上様からのご命令ですから・・・・・」 「そうか、こんなきれいな体を失うのは忍びないのう、残念だ、一度でいいから抱きたかった」と鉄之助は口惜しそうに言った。 「残念ですが、今回はあきらめて下さい、最後にお志乃の大の字磔でもご覧になって忘れて下さいよ、ヒッヒッヒ」と笹川は慰めるように言った。 「そうだな、お志乃殿が何百人もの観衆の前で大股広げて晒される姿でも見てあきらめるか、笹川」と鉄之助は苦笑した。 二人が引き回されていく道筋はさらに人が増え五百人以上の人垣で埋め尽くされている。 そんな中を素っ裸で後ろ手縛りにされ恥ずかしい部分も隠すこともできず引き回される屈辱は言葉では表せないほど辛いものであろう。なにせ二人の股間の毛はツルツルに剃りあげられ男女の性器を露に剥きだしにされているだけにその恥ずかしさは大変なものであろう。 刑場までは約半里程あるのだ。二人はこんな人垣の中を恥ずかしさを堪え歩き続けられるのであろうか。 大の字磔 前後左右から何百人もの視線を浴び、また屈辱的言葉も浴びながら歩き続ける素っ裸の美男美女、これが現実の世界かと疑いたくなるような異様な光景だ。 処刑場まではまだ一里ほどあった。処刑場は裏山の頂上にある小さな神社の横の広い広場に特別に作られていた。黒沼大膳の指示で地元の代官所が用意したものだ。青竹で組まれた柵に囲まれた処刑場の真ん中には白木の磔柱が二本並んで横倒しに置かれていた。 磔柱は普通十字に組まれたものなのであるが、この二つの柱には下方にもう一本五尺程の長さの横木が打ち付けられていた。笹川が言っていた通り二人を素っ裸で大の字磔にするためなのだ。それだけではないその横木と横木の中間程に一寸程の太さで長さが五寸程の丸木が斜め上向きに打ち付けられていた。なんのためかはなんとなくわかる。 そんな磔柱が用意されているとも知らずお志乃と七之助は観衆の中を追い立てられて歩かされているのだ。観衆の方には目も向けられず顔をうつむけて歩いていたお志乃であったがふと顔を上げた時観衆の中にお志乃のいいなずけであった田村晋十郎の顔が合ったように思い、足を止め振り向いたがどこにも見当たらなかった。 「おい、どうした、さっさと歩け」と銀次はお志乃のお尻を足先で小突くように押した。 お志乃はよろけるように再び歩き出した。お志乃の脳裏にはその顔が焼きついていた。あれは確かに晋十郎様だ。助けに来てくれたのであろうか。しかし、こんな厳重な警護の中救い出すことなど至難の業としかいえない。逆に晋十郎様まで捕らえられ処刑されるようなことになってはと助けてもらいたい気持ちと晋十郎を思いやる気持ちがお志乃の心の中で複雑に交差していた。 引き回しの一行は裏山のふもとまで来た。ここからは山頂まで約百段程の石段になっているのだ。その石段の両脇も観衆で埋め尽くされている。 「ヒッヒッヒ、おい、おんな、登るんだよ」と銀次はお志乃の背中を押した。 お志乃は押されるまま石段に足をかけゆっくりと登り始めた。以外に急な階段なのだ。すぐ後ろを銀次そして七之助と続いていた。 銀次の顔は前を登っていくお志乃の丁度お尻の付近にあるのだ。銀次は目の前の悩ましいお志乃の双臀の動きを楽しむように眺めながらニヤニヤ笑って追い上げていくのだ。 お志乃は下から眺められる恥ずかしさを必死に堪え素足で石段を踏みしめ一歩一歩登っている。下から覗くように見ているのは銀次だけではない、石段の両脇に陣取った観衆も身をかがめてお志乃の股間を覗き込んでくるのだ。手で隠すことのできないお志乃は太ももをすり合わせるようにして必死に登っている。 そんな恥ずかしさは七之助も同じであった。毛の剃りあげられた男根を無防備にブラつかせ石段を登らされていく恥ずかしさは武士として死ぬより辛い屈辱なのであろう。 「ヒッヒッヒ、かわいいね、おんな、ケツの穴が見え隠れしてるぜ、ヒッヒッヒ」という銀次の言葉にお志乃はハッと足を止めお尻に力を入れ双臀の谷間を閉じ合わせるようにした。 「おい、止まるんじゃねぇよ、さっさと歩け」と銀次はお志乃の尻を平手でパシッと叩いた。 「は、はい」とお志乃は仕方なく再び急な石段を登り始める。銀次が言う通り一段足を上げるたびにお尻の谷間からかわいらしいお志乃の肛門が顔を出すのだ。しかし、お志乃にはどうすることもできず恥ずかしさに耐えて登るしかないのだ。 お志乃はそっと前方を見上げた。まだ石段は五十段以上はあるのだ。お志乃は気が狂いそうな恥ずかしさと必死に戦いながら登り続けた。 ようやく登りきった頂上の広場に作られた刑場は黒山の観衆に囲まれていた。そんな刑場の中へお志乃と七之助は素っ裸で引き出されていった。待ち構えていた観衆がざわめいた。 汗ばんだ二人の肌に照りつける太陽の光にお志乃と七之助の裸体が悩ましく光っている。 二人はそれぞれ磔柱の所に押し立てられ立たされた。お志乃は目の前に横たえてある磔柱を見下ろし不気味な恐怖心がこみ上げてきた。大の字に磔にされることは聞いていたから横木が二本あることは覚悟していたがその中間に打ち付けられている突起物がお志乃の恐怖心を煽った。 それは七之助も同じであった。 そんな二人の様子を見た笹川ががニヤニヤして言った「ヒッヒッヒ、お志乃、その突起が気になるか、それはなぁお前のケツの穴に突き刺さるんだよ、この磔柱は二人のための特製だ、ハッハッハ、その代わり槍で突くことはしねぇよ日が暮れるまで晒すだけだ、我慢するんだな、ヒッヒッヒ」という笹川の言葉にお志乃はこれ以上屈辱をうけるのなら一思いに命をとってほしいと思うのであった。 「鉄之助様、一思いに槍で突いて下さい、その方がずっと楽です、お願いです」とお志乃は鉄之助に言った。 「お志乃殿、拙者はそうしてあげたいのだがこの親分がそうはいかないそうだ、あきらめてくれ、フッフッフ、ゆっくり見物させてもらうよ」と鉄之助はニヤリと笑った。 「よし、そろそろ始めるか」と笹川は代官に合図した。 待機していた役人たちがお志乃と七之助に群がり後ろ手縛りの縄を解くと同時に竹製の猿轡を噛ませていく。二人は役人達に両腕を押さえつけられ「ほら、柱の上に横になるんだ」と無理やり柱の上に仰向けに横たえられていった。 二人の両腕は左右に広げられ横木に手首が縛り付けられていく。手首が縛り付けられると二人の両足は無理やり左右に広げられ体を持ち上げられて股間の間に飛び出している丸木の突起物の先端に肛門が押し付けられた。 「ううっ」と二人の顔が歪んだ。 丸木の突起物の先端には挿入しやすいようにヌルヌルした粘液が塗られていて役人達の手で二人の肛門にその突起物が少し挿入された。 お志乃の顔が激しく歪んだ。太い突起物が無理やり突き刺された痛みからなのであろう。 挿入を確かめた役人達はそののま広げた二人の足首を下方の横木にに押し付け縛り上げていった。腰のあたりも柱に縛り付けられる。もはや二人は大きく股を広げられた屈辱的大の字縛りにされたのだ。 縛り終えた役人達はニヤニヤして悩ましい姿のお志乃の裸体を見下ろしている。 二人の男女の性器は太陽に照らされ無防備に生々しく露出させられていた。 そんな姿を早く見たいとまわりを取り囲んだ観衆はいつ柱が立てられるか息を呑んで待ち構えている。 最後の剃毛 お志乃は磔柱の上に大の字に縛り付けられたまま恥ずかしさを堪え空の一点に目を向けたまま竹の猿轡をきつく噛み締め晋乃助のことを考えていた。さっき見た晋乃助様はまぼろしではなかっただろうか、でも確かにあれは晋乃助様だ、助けに来たのだ、必ず助けてくれるとお志乃は自分に言い聞かせて万に一つの望みにかけるのであった。 その時目の前に鉄之助がニヤニヤして見下ろしている顔に気がつきハッと顔を横に向けた。 「お志乃殿、武家娘にしては大胆な姿ですなぁ、なにもかも丸見えじゃないですか、ハッハッハッハ」と鉄之助は視線をお志乃の股間の方に移し「あれ、お志乃殿、毛が少し生えかかっていますぞ、ごま塩のようじゃ人前に晒すのも恥ずかしいんじゃないですかな、ヒッヒッヒ、笹川、この二人の生えかかった恥毛をツルツルに剃りあげてやったらどうかな」 「へい、そうですな、早速ツルツルに剃りあげさせますよ」と笹川は銀次に合図した。 そんな言葉にお志乃はなんでそこまで徹底していじめ抜くのであろうかと鉄之助の顔をにらみつけた。 「フッフッフ、お志乃殿、くやしそうだな、恥ずかしいのももう少しの辛抱だ、たくさん集まってくれた町民のためにも最後はお志乃殿のきれいなあそこをゆっくり鑑賞させてやるんだな、ハッハッハッハ」と鉄之助がお志乃の哀れな姿を見下ろし笑った。 銀次がお志乃をそして一緒についてきたお杉が七之助の股間を剃るようだ。銀次はお志乃の横に膝をつき「ごめんよ、きれいに剃りあげてやるからな、フッフッフ」と手を伸ばしお志乃の下腹部゜の小高い膨らみを撫で回した。 「フッフッフ、確かに少し生えかかってきたな、チクチクするぜ、よしツルツルにしてやるからな、動くんじゃねぇぞ」となにやらヌルヌルした液体を下腹部に塗り付けだした。 隣では同じように七之助がお杉に男根を握られそのまわりにヌルヌルした液体を塗りつけられていた。 剃刀の刃が下腹部に触れた時ビクッとお志乃の体が震えたがその後は覚悟を決めたのか目を閉じ合わせたままビクとも動かずされるがままになっていた。 七之助は恥ずかしいのか頬を真っ赤に染め顔を横に向けていた。お杉は巧妙に握った手を動かしながらそのまわりを丁寧に剃りあげている。そんなお杉の刺激に七之助の握られた肉塊は少しずつ反応し始めていた。七之助はこんな人前で勃起させてはならないと必死に堪えるのだが若い七之助の肉塊は意思に反しムクムクと膨張し始めた。 「フッフッフ、この子興奮してきたわよ、いいのよ、最後なんだからもっと大きくして吹き出してもかまわないわよ、ホッホッホ」とお杉は肉棒の裏側を指先で刺激しながら剃刀を動かしている。もはや二人の下腹部はツルツルに剃り上げられ日の光に照らされて悩ましく光っているのだ。 銀次は手のひらで下腹部の丘を撫で回し剃り残しがないか調べると「ヒッヒッヒ、気持ちいいぜ、この感触、ツルツルだ」と割れ目から顔を出している女の急所の陰核を指でつまんだ。 「あうっ、ううっ」とお志乃が体をくねらせてもがいた。 「銀次さん、終わったかい、こっちもこの通りツルツルになったわよ、見てよ」とお杉が銀次に声をかけた。 「なんでぇ、この小僧また大きくしやがったじゃねぇか、姐さん、あまり刺激するなよ」 「いいじゃないか、この子もこの若さでもうすぐあの世に行くんだ、最後ぐらい楽しませてやらなきゃ可哀想だろう」 「ヒッヒッヒ、お杉姐さんもやさしいところがあるんだな」 「そうさ、特に若い子にはね、ホッホッホ・・・」 「それにしてもこの若造いいものもってるじゃねぇか、その反り返り具合といい大きさといい萎ませるには惜しいぜ、集まっている町民どもにも見せてやんなよ」と銀次が言った。 「そうだね、よしよし」とお杉は懐から麻紐を取り出し、すばやく七之助の肉塊の根元に巻きつけ肉に食込むぐらい締め付け結び止めたのだ。 「姐さん、それじゃあ萎まない代わりに吹き出すこともこともできねぇじゃないか」 「そうかねぇ、まぁいいじゃない、集まっている女たちに大きいのを見せてやろうや、フッフッフ」とお杉は七之助の顔を覗き込んだ。 七之助はハッと赤らんだ顔を背けた。 「フッフッフ、恥ずかしいのかい、そりゃあそうだよねぇ、こんな多くの人前でこんなに大きくさせたものを晒さなければならないんだからねぇ、侍もこれじゃあ形無しだよねぇ、ホッホッホ」とお杉は指先でそそり立った肉棒をちょいと小突くのだった。勃起した肉棒はブルンと揺れた。 「姐さん、こっちの女ケツの穴から血が出てるぜ、いいのか」と銀次がお志乃の股間を覗き込み言った。 「しょうがないよ、そんな丸木を突き刺されているんだ、ほら、こっちも血が出てるよ」とお杉も七之助の股間を覗き込み言った。 「銀次さん、この柱立てたらもっとこの丸木が突き刺さるんだよ、お尻の穴で体を支えることになるんだから」 「へぇ!それじゃあケツの穴裂けちゃうんじゃねぇか」 「知らないよ、親分がやれって言うんだから」とお杉は立ち上がり「黒沼様、この通りツルツルに仕上げましたので」とニヤッと笑った。 「ああ、ご苦労」とと鉄之助と笹川お志乃に近寄り股間を覗き込み「フッフッフ、お志乃殿、赤児のようにきれいな割れ目でござるな、ハッハッハッハ、お志乃殿にはお似合いだ、よく見せてもらいますよ」と鉄之助はお志乃の股間に顔を近づけ目を見開き観察するように見入るのだった。お志乃は気が遠くなるような恥ずかしさに襲われていた。 これから柱が立てられ多くの観衆の視線にこんな姿を晒さなければならないのだ。晋乃助様ははたして助けてくれるのであろうか、こんな多くの警護の中それは到底ありえないことであろう。お志乃は覚悟を決めた。 その時「柱を立てろ」という代官の声が轟き、観衆がざわめきたった。 晋十郎突入 二本の磔柱のまわりに役人達が群がり柱に手をかけゆっくりと起こし始めた。お志乃は気が遠くなるような恥ずかしさに襲われた。なにせ千人近くの観衆に素っ裸を晒されるのだ。その上足は大きく広げられ股間の毛もきれいに剃り上げられなにもかも剥き出しなのだ。女にとってこんな恥ずかしいことがあるであろうか。お志乃だけではない七之助も同じだ。武士としてこんな屈辱はないであろう。 柱の根元が脇に掘ってある穴に差し込まれ一気に磔柱が垂直に立てられた。体重が肛門に突き刺された丸棒に加わり、その太い丸棒がさらに肛門の奥深くを突き上げた。激痛に二人の顔は激しく歪んだ。そんな二人を見て観衆がざわめいた。昼の日中若い全裸の男女があられもない大の字姿に晒されたのだ。観衆の刺すような視線が二人の体に浴びせられた。 お志乃も七之助も恥ずかしさに頬を赤く染め竹の猿轡をきつく噛み締め顔を横に向けている。 「おい、丸見えじゃねぇか、見ろよ、きれいな割れ目してるじゃねぇか」「きれいな体だ、処刑するのは惜しいなぁ」「あの男勃起させてるじゃねぇか」などと観衆の声が二人の耳に入ってくる。それがさらに二人の恥ずかしさを助長するのであった。 青空の下、全裸のお志乃と七之助は地面より一間程の高さに屈辱の大の字磔に晒されたのだ。汗ばんだ二人の肌が陽の光に照らされ妖艶に悩ましく光り観衆の目を魅了していた。 「お志乃殿、いい眺めでござるな、みんな丸見えですぞ、武家娘のやることではありませんぞ、ハッハッハッハ」という鉄之助の言葉にお志乃は下に目を向けると、鉄之助と笹川そして代官がすぐ下からお志乃の股間を見上げているではないか。ハッとしてお志乃は足を閉じようと太ももに力を入れたが広げられた脚はビクとも動かなかった。 「男を知らないお志乃殿のわれめはくすんだり余計なものが飛び出したりしていないで真にきれいなものだ。殺すには惜しいでござるよ、お志乃殿、遅くはない考え直してはくれんか、どうじゃ・・・・」と鉄之助は言い寄った。お志乃は鉄之助をにらみつけ顔を横に向けた。 「そうか、強情なお人だ、あんたのために弟までこんな恥ずかしい思いをしているんだ、少しは弟のことも考えてやったらどうだ、なぁ七之助、そうだろう、薄情な姉だなぁ・・・・それにしても七之助、お前もいい気なもんだなぁ、人前でそんなに大きくさせやがって、ハッハッハッハ」と鉄之助は七之助の股間を指差し大声で笑った。 七之助を気の遠くなるような恥ずかしさが襲った。なにせ毛を剃られた男根の根元をきつく縛られ勃起させたままにされているのだ。武士としてこれほどの屈辱はないであろう。 二人にとって耐え難いものは恥ずかしさだけではなかった、肛門に全体重がかかり穴が裂けそうな激痛に襲われていたのだ。 肛門から流れ出た血が二人の太ももを伝わり地面にポタポタとと流れ落ちていた。なんと残酷な磔であろうか。 そんな激痛と屈辱の中でも、お志乃は晋十郎が無茶をしないでほしいと祈るのであった。 その時であった、「待たれい、その処刑」という晋十郎の声がした。ハッとお志乃はその声の方に目を向けた。確かにそれは晋十郎であった。 「代官、処刑されるのはそいつだ、すぐにひっ捕らえろ」と晋十郎が鉄之助を指差した。 「なにをほざくか、晋十郎」 「だまれ!これを見ろ、こいつがすべて白状した」と後ろ手に縛られた一人の浪人者を突き出した。その浪人こそお志乃と七之助が追っていた川田鉄之助であった。 「黒沼、観念しろ」 「うるせぇ、晋十郎、血迷ったか、代官、このろうぜき物をひっ捕らえろ」と黒沼が叫んだ。 代官はどうしたらいいかおたおたしている。 「代官、なにしてる、早くひっ捕らえろ、命令だ」という鉄之助の言葉に代官は「こいつをひっ捕らえろ」と役人達に命令した。 役人と笹川一家の子分達が晋十郎を取り囲んだ。 「黒沼鉄之助、お前の親黒沼大膳が仕組んだことは明白だ、もはや逃れられんぞ」 「うるせぇ、根も葉もないたわ言を言いよって、お前も一緒に磔にしてやる、代官、生け捕りにするんだ」と鉄之助が叫んだ。 晋十郎一人で五、六十人も相手にできるわけがない、すぐに晋十郎は捕らえられた。 「フッフッフッフ、晋十郎、残念だったなぁ、お前もお志乃殿と同じように素っ裸の磔にしてやる、ヒッヒッヒ、代官、そいつを素っ裸にしろ」と鉄之助が言った。 「くそぉ!鉄之助」と晋十郎は鉄之助をにらみつけた。しかし、晋十郎は体を押さえつけられ着ていたものは剥ぎ取られ褌一本の姿に剥きあげられていた。 「黒沼さま、磔柱はどういたしましょうか、用意していないもので」と代官が鉄之助に聞いた。 「そうか、仕方ないな、この場で首切りとするか」と鉄之助は晋十郎を見て笑いながら言った。すると晋十郎が「処刑するならお志乃様と同じように磔にしてくれ、頼む」と言い出したのだ。 「そうか、お前もお志乃殿と並んで素っ裸を晒したいのか、ヒッヒッヒ」 「鉄之助、お志乃様だけそんな思いをさせるわけにはいかぬ、やるなら拙者も同じように磔にしてくれ」 「わかったよ、望みどおりにしてやる、代官、すぐに磔柱を用意しろ」と鉄之助が叫んだ。 「ははぁ、用意はいたしますが、これから作るものでたいぶ待ってもらいませんと・・・・」 「仕方ないな、なるべく早く作れ」 「はっ、承知いたしました」 晋十郎は時間稼ぎのためにそんなことを言ったのだ。昨日殿様宛に飛脚を送ったのだ。その知らせで必ず救いに来てくれると晋十郎は信じていた。ただそれには処刑の時間をいくらでも引き延ばさないといけないのだ。自分も屈辱を受けなければならなくなる、しかし、お志乃を救うにはそれしかないのだ。 その時鉄之助が「柱ができてくるまでその女の柱に縛りつけておけ」と役人に命じた。 晋十郎はお志乃の磔柱に背を押し付けられ立ち縛りに別の縄で縛り付けられていった。 「ヒッヒッヒ、おい、晋十郎、上を見上げてみろ、お志乃殿のあそこが丸見えだ、ヒッヒッヒ」と鉄之助は晋十郎の所に近寄ってくる。確かに全裸のお志乃の広げた足の間に晋十郎は縛られているのだ。 「おい、晋十郎、お前の命ももうすぐだ、この世の見納めに好きなお志乃殿のあそこを思う存分眺めここを大きくさせてみたらどうだ、フッフッフ」と鉄之助は褌の上から晋十郎の肉塊を鷲掴みにした。 「ううっ」と晋十郎が顔を歪めた。 「おい、晋十郎、俺はお前が憎い、殺す前に死ぬより辛い思いを味あわせてやる、覚悟しろ」と晋十郎の褌の紐の結び目に手をかけた。 「鉄之助め、きさま・・・・・」と晋十郎は鉄之助をにらみ付けた。 「フッフッフッフ、お志乃殿だけに恥ずかしい思いをさせるわけにはいかないんだろう、お志乃殿と同じ姿にしてやるからな、ヒッヒッヒッヒ」と結び目を解きサッと肉塊を包んでいた布を股の間から引き抜いた。 「うっ」と晋十郎は唇を噛み顔をうつむけた。観衆の前に晋十郎も全てを晒されたのだ。 「ひゃー」「あら、すごい」などと女達の声が聞こえてくる。時間稼ぎをするためとはいえ男の一物までありありと眺められる恥ずかしさは晋十郎にとっても耐え難いものであった。 「おい、晋十郎、おまえ武士だろう、ハッハッハ、武士ともあろうものがそんなものまで晒して恥を知れ、ハッハッハッハ」と鉄之助は持っていた細い竹の棒で晋十郎の肉塊をピシッと叩いた。 「ううっ」と晋十郎は激しく顔を歪めた。 「なんだ、晋十郎、そんなに縮ませおって、最後ぐらい武士らしく大きくそそり立ててみろ、ハッハッハッハ、拙者が手伝ってやろうか、ヒッヒッヒ」 「頼まん、ふざけるな」 「フッフッフ、そんな格好で威勢がいいじゃないか、ほらその勢いで大きくしてみろ」と鉄之助が晋十郎の垂れ下がった肉棒を手で握り締めた。 「ううっ、くそっ、やめろ・・・、は、放せ・・」 「ヒッヒッヒッヒ、くやしいか、晋十郎、死ぬ前に一度吹き出させてやろうか、ハッハッハッハ」 「くそっ、覚えていろ・・・」と晋十郎は唇をきつく噛み締めた。 「おい、晋十郎、若い七之助があんなに大きくそそり立てているのに、お前はなんてざまだ、負けずに大きくしてみろ、ハッハッハ」と鉄之助が肉塊をしごき始めたのだ。 「や、やめろ、畜生、は、放せ、うっ・・・・」晋十郎は屈辱に顔を背けた。 「ハッハッハ、口惜しいか、こんなことされて、フッフッフ、ほら女達が期待して見てるぞ、早く大きくするんだよ」と鉄之助は手の動きを早める。 「ううっ、ち、畜生!」と晋十郎は必死に堪えるのだ。 その時、鉄之助が急に肉塊から手を放し、晋十郎の頭を押さえつけ無理やり上を見上げさせたのだ。 「ほら、お前の大好きなお志乃殿のあそこが丸見えだ、ハッハッハ、晋十郎、よく見て早く大きくするんだよ」 晋十郎のすぐ上に大きく股を広げたお志乃が磔にされているのだ。その無防備に広げられた股間が晋十郎の目にありありと映し出されハッと顔を背けようとしたが鉄之助はそれを力ずくで阻止した。晋十郎はあわてて目を閉じ合わせたがお志乃の生々しい女の陰部は脳裏に焼きついていた。 鉄之助は再び手を晋十郎の肉塊に持ち替え「ヒッヒッヒ、見ただろう、お志乃殿のあそこを見るのは初めてか、フッフッフ、ほら少し硬くなってきたじゃないか、ヒッヒッヒッヒ」と鉄之助は肉塊をやさしく揉み解すようにさすりだした。 「ううっ、畜生、は、放せ・・・」晋十郎は必死に耐えようともがくのだが脳裏に焼きついたお志乃の女の花園が下腹部を熱く燃え上がらせてくるのであった。 男の手の中で勃起させるほど武士にとって屈辱はない。晋十郎は必死に堪えた。しかし、鉄之助の手の中に握られた肉塊は意思に反しムクムクと膨張し始めていた。 「フッフッフッフ、晋十郎、気持ちいいか、遠慮しなくていいんだぜ、もっともっと大きくするんだよ」と鉄之助は刺激を強めていく。 晋十郎は必死に堪える。こんな多くの観衆に眺められながら勃起させるなど武士にとって死ぬより辛いことであろう。しかし、晋十郎はお志乃が無事救い出されるのを見届けるまでは死ぬわけにはいかなかった。 もはや晋十郎の肉塊は鉄之助の手から大きくはみ出し先端を赤く充血させてそそり立っていた。 「晋十郎、お前なかなかのものを持ってるじゃないか、これでお志乃殿を悦ばせてやりたかったであろうな、ハッハッハ、残念だったなぁ、どうだ拙者の手の中をお志乃殿のあそこと思って吹き出してもいいんだぜ、フッフッフッフ」と充血し敏感になっている亀頭を指先で撫で回した。 「あっ、ううっ、うっ」とその刺激に晋十郎の体が震えた。 そんな晋十郎のうめき声がすぐ上に大の字磔にされているお志乃の耳に聞こえていた。自分のために屈辱を受けている晋十郎を思い、お志乃は自分はどうなってもいい晋十郎様だけは助かってほしいと祈るのであった。しかし、目の前に目を向けると千人以上の観衆が好色な視線をむけているのが目に入り気が遠くなるような恥ずかしさがまたこみ上げてくるのであった。お志乃は晋十郎が殿に飛脚を送ったことは知らないだけにもう望みもなにも消えうせ今のこの恥ずかしさにただ耐えているだけであった。 まだ磔柱は運ばれてこない、殿の救いの手は果して間に合うのであろうか。 「ううっ、や、やめろ、なにをする・・・・」と晋十郎が声を上げた。 鉄之助が勃起させた晋十郎の肉棒の根元に麻紐をきつく巻きつけているのだ。七之助と同じように勃起させたまま磔にしようとしているのだ。最後の最後まで屈辱を味あわせようという気なのだ。 「ハッハッハッハ、晋十郎、いい格好だ、このままお志乃殿と並んで大の字磔にしてやる、女達が喜ぶだろうぜ、ハッハッハッハ」と鉄之助はみじめに根元を縛られた晋十郎の肉棒を指ではじいた。 「ううっ、ち、畜生!」と晋十郎は鉄之助をにらみつけた。 最後の賭け しばらくして、「よいしょ、よいしょ・・・」と数人の役人達が出来上がった白木の磔柱を運んできた。 晋十郎はついに来たかと顔を歪めた。まだ救いの者の姿気配はない。晋十郎はやっぱり間に合わなかったかと唇を噛み締め「お志乃殿、すまぬ」と心の中で叫ぶのであった。 鉄之助:が晋十郎に近づいてきて「晋十郎、お前の柱も出来上がってきたようだな、フッフッフ、お志乃殿と仲良く並んで磔にしてやる、どうだ、お志乃殿、うれしいござるか、ハッハッハ」と鉄之助は上のお志乃を見上げ笑って言った。 「晋十郎、よく見ろ、この突起が貴様の尻の穴に突き刺さるんだ、お志乃殿も七之助も深く突き刺さっているんだぞ、みんな同じ思いをせんとなぁ、ヒッヒッヒ、よし、この男を柱に縛り付けろ」と鉄之助が命令した。 そばにいた役人達がすばやく晋十郎に群がり一旦縄を解き地面に置かれた白木の柱の上に無理やり仰向けに寝かされ両手を広げられて横木に手首が縛り付けられていく。手首を縛り終わると役人達は晋十郎の足首や太ももを押さえつけ左右に広げだした。 「ううっ、や、やめろ・・・」 広げられた股間の間にL型の丸棒でできた突起が飛び出している。役人は晋十郎の肛門になにかヌルヌルした粘液を塗りつけた。 「よし、いくぞ」と役人達は突起の先端が肛門に突き刺さるように晋十郎の体を押さえつけ足を広げさせたまま下方に引いていく。 晋十郎の体は柱の上をゆっくりと下方に引かれていくと同時に突起の先端が肛門にヌルッと突き刺さった。 「あうっ」と晋十郎は激痛に激しく顔を歪めた。 役人達は容赦なくさらに足を下方に引いていく。丸棒の突起がヌルヌルと体内奥深く突き上げるように沈み込んだ。役人達は確認するとそのまま広げた足を横木に厳重に縛りつけていった。 晋十郎は肛門に突き刺された異物感に、お志乃殿も肛門にこんなものを突き刺されているのか、なんという残忍な磔を・・・・とそばに立って見下ろしている鉄之助の顔をにらみつけた。 「ヒッヒッヒ、晋十郎、お志乃殿と並んでみんなにすべてを晒すんだ、女達も喜ぶぜ、フッフッフ、よし、柱を立てろ」と鉄之助が叫んだ。晋十郎の磔柱がお志乃の柱の隣に立てられていく。晋十郎は周りの観衆が目に入ってくると男とはいえ耐え難い恥ずかしさが襲ってくるのであった。それと同時に肛門に突き刺さった突起物がさらに奥深く沈み込んでくる。肛門が裂けそうな強烈な痛みが晋十郎を襲った。 お志乃を挟んで晋十郎と七之助が両脇に三本並んでたてられたのだ。観衆は若い美男美女の全裸磔に異常な興奮をおぼえたのか声が飛び交いざわめきたった。 三人は地面より六尺ほどの高さに一糸まとわぬ素っ裸でしかも大股開きに晒されている。恥ずかしいところを隠すことも許されない屈辱の大の字縛りにされているのだ。特に女のお志乃には耐え難い屈辱の姿なのだ。股間を縦に割る女の亀裂も生々しく露出させられている。武家娘のお志乃にとって死ぬことなど恐れはしなかったが、このような姿を民衆に眺められる屈辱はなにより耐えがたいものであった。 「お志乃殿、あなたの好きな晋十郎もあなたと同じ姿になりましたぞ、フッフッフ、一緒にあの世に送ってさしあげますよ、見なされ、晋十郎はお志乃殿と一緒に処刑されるのがうれしいとみえてこんなに興奮していますぞ、ハッハッハ」と鉄之助は晋十郎の股間を指差した。 その言葉につられお志乃が横に目を向けハッと目を反らした。晋十郎の一物は隆々と上向きにそそり立っていたのだ。 「お志乃殿、目をそむけることはないであろう、もう少しの命だ、この世の見納めにじっくり眺められたらどうかな、ハッハッハッハ、ところでお志乃殿、晋十郎のこのでかい一物を入れてもらったことはあられるのかな、フッフッフ、どうかな」 「そんなことありませぬ・・・・」 「ほほう、それは残念でござるな、男を知らずにあの世に行かれるとは・・・・・」 その時突然、晋十郎が「鉄之助、最後のお願いだ、お志乃殿を抱かせてくれ、このままでは死んでも死にきれん、頼む」と予想もつかないようなことを言い出したのだ。 「な、なにっ、お志乃殿を抱きたい、ハッハッハ、晋十郎、気でも狂ったか、たわけたことを・・・」 驚いたのは鉄之助だけではない、お志乃も唖然とした。 晋十郎は気が狂ったわけではない、咄嗟に時間稼ぎになるかと言葉に出てしまったのだ。どんな屈辱を受けようがお志乃を助けたかったのだ。必ず救いの手はくる、それまでなんとか処刑を引き伸ばさなければならない。 「フッフッフ、晋十郎、お前武士であろうが、よくそんなことが言えるな、ハッハッハッハ、そこまで言うならやらせてやろうか、フッフッフ」 「かたじけない、鉄之助、礼を言う・・・・」 「晋十郎、お前も犬畜生まで落ちたか、ハッハッハ、抱かせてはやるがみんなの前でだ、しかも縄つきでだ、それでもいいな」 「う・・・・・・・わかった」 「ところでお志乃殿、あなたはよろしいのかな」と鉄之助がお志乃を見上げ言った。 お志乃は首を横に振った。 「お、お志乃殿・・・・・・・・」と晋十郎は言葉につまった。お志乃を助けたい一心とはいえお志乃には晋十郎が気が狂ったのかとしか思えなかった。 「お志乃殿、晋十郎がこうまで言っているんだ、みんなの前で堂々と抱かれて燃えてみてはどうかな、ハッハッハッハ」 観衆もどうする所かと息を呑んで見守っている。 「お志乃殿、どうなさるかな?・・・晋十郎は勃起させて待っているぞ、お志乃殿が拒否なさるのであればせっかく勃起させたのも無駄になる、一思いに切り落とすとしますか、いいかな、ヒッヒッヒッヒ」 お志乃はどうしたらいいか迷った。 「さぁ、お志乃殿、どうなさるかな」 結末 皆の目がお志乃に集中した。お志乃の頭の中は混乱した。こんな人前で性交を演ずるなど武家娘にできるものではない、しかし晋十郎が男根を切り落とされるのを止めなければならない。 「お志乃殿、切り落としてもいいのじゃな」と鉄之助が刀を抜いた。 「あうううっうう・・・」とお志乃は顔を横に振った。 「おっ、やめてくれということですな、それでは晋十郎といいのですな、フッフッフ」 お志乃は猿轡をきつく噛み締め頭を縦に振った。 鉄之助と笹川と代官はどのようにして二人をやらせようか相談している。 観衆も二人がどのようにして抱き合うのかいやらしい想像をして二人の体を眺めている。汗ばんだ三人の肌に照りつける陽の光に三つの裸体が悩ましく光っていた。 「よし、そうしょうか、それが面白い」と相談がまとまったようだ。 代官が役人達になにか指示した。「えっ、磔のままですか・・・・」と役人達が驚いた。「まずはやってみろ」と代官は命令した。 お志乃と晋十郎の二つの柱がゆっくりと地面に倒された。なにをしようとしているのであろうか。七之助は姉がなにをそれるのかと心配そうに見下ろしている。 お志乃の柱の横に鉄之助と笹川がお志乃の顔を覗き込むようにしゃがみ込み「お志乃殿、いろいろ相談した結果、晋十郎といい気持ちにさせてそのままあの世に送ってやるのが一番いいであろうということになった、ありがたく思え、二人一緒に串刺しってことだ、ハッハッハッハ」と笹川が笑って言った。 その言葉だけではどうしようとしているのか二人にはわからなかった。 「よし、はじめろ」と代官が言った。 始めに晋十郎の足首の縄が解かれ広げさせていた足を今度は揃えさせて柱に縛りなおしている。つづいてお志乃の手足の縄が解かれていく。役人達は横目で丸見えのお志乃の陰部をチラチラ眺めながら縄を解いているのだ。お志乃は必死に恥ずかしさを堪えている。柱から解き放されたお志乃は両側から役人に腕を抱えられながら立ち上がらせられ無理やり晋十郎の柱のほうに引きずられていくのだ。 どうしようとしているのであろうか。 お志乃は柱の上に十字に縛り付けられている全裸の晋十郎を目にしハッと目を反らした。 「おい、姉ちゃん、この上に重なってもらうぜ」と役人が耳元で言った。 その言葉にお志乃は一つの柱に二人を結合させたまま磔にしようとしていることに気がついた。なんと卑劣なことをとお志乃は口惜しさと屈辱に猿轡をきつく噛み締めた。 「ほら、仰向けに男の上に横になるんだよ」と役人達は無理やりとお志乃を抱き上げ晋十郎の上に仰向けに乗せあげたのだ。 すぐにお志乃の両手は左右に広げられ晋十郎の手首と重ねられて別な縄で横木に縛り付けられていった。 お志乃は恥ずかしい部分を見られまいと足を閉じ合わせようとすると股間になにか暖かいものが触れハッとした。 晋十郎の一物なのだ。晋十郎もビクッと体を震わせた。 その時お志乃の足首が押えられ左右にグイッと広げられた。 「ああっ、うっ」とお志乃の顔が激しく歪んだ。役人の一人が晋十郎の男根を鷲掴みしその先端をお志乃の割れ目に触れさせた。その瞬間、二人の体がビクッと硬直した。役人達はお志乃の体を下にゆっくりと滑らせるようにずらしてくると、晋十郎の肉棒はヌルヌルとお志乃の割れ目に飲み込まれていった。 「あうっ・・・」とお志乃の体が仰け反った。役人達はうまく結合したのをたしかめるとお志乃の足首を横木に押し付け大股開きに縛り付けていった。 お志乃はあまりのことに戸惑いそしてはじめて経験する体内の異物感に裸身を小刻みに震わせている。 晋十郎の男根の根元を縛っていた紐は外された。 「よし、立てろ」と代官が叫んだ。 早速役人達の手で柱が立てられていく。傾斜がきつくなるにつれ晋十郎の硬化した肉棒はお志乃の肉の谷間に深く突き刺さっていくのだ。また、二人の重さが晋十郎の肛門に突き刺さった突起にかかりその激痛に晋十郎の顔が激しく歪んだ。 観衆は始めて見る男女を重ねた磔に目を丸くし口をあけたまま目を釘付けにしているのだ。 晋十郎はお志乃の耳元で囁いた「お志乃殿、すまぬ、これもあなたを救いたいあまりにしたことです、許して下さい。殿に飛脚を送ったのでその救いの手がくるまで処刑を引き伸ばさなければとしたことです、お許し下さい」 「いいのです、もうわたしはどうなっても、晋十郎様と一緒にあの世に行けるなら幸せです・・・・・」 「お志乃殿!!」 二人が縛り付けられている柱の両脇に槍を持った役人が位置に着いた。 今のお志乃はなにもかも望みも捨て恥ずかしさも消え自分の体の奥深く突き刺さった晋十郎の肉塊の異様な快感に残された短いひと時を酔いしれたいと思い始めていた。 そのためであろうか、晋十郎の肉塊を包んだ女の肉層がゆっくりと収縮を始めだしたのだ。晋十郎もその感触に肛門の激痛も薄れ下腹部をさらに燃え上がらせ始めていた。 その頃、殿の送った早馬が刑場の一里のところまで迫っていた。果たして間に合うのであろうか。 完 |