暴力問題など受け新たな有識者会議

3月22日 4時33分

柔道女子の日本代表合宿で暴力行為があった問題などを受けて、文部科学省は、トップレベルのスポーツ選手の育成方法を検討するため、新たに有識者会議を発足させる方針を固めました。

柔道女子の日本代表合宿で暴力行為があった問題などを受けて、ＪＯＣ＝日本オリンピック委員会が加盟する競技団体の選手にアンケートを行ったところ、およそ１１％の選手が暴力行為を含むパワーハラスメントなどを受けたことがあると回答しました。
こうしたことを受けて文部科学省はトップレベルのスポーツ選手の育成方法を検討するため、新たな有識者会議を発足させる方針を固めました。
有識者会議は、福井文部科学副大臣の下に設置される予定で、元プロスポーツ選手やスポーツ科学の研究者などを委員に起用し、暴力ではない科学的見地に基づいたトレーニング方法や、指導力を向上させるための方策などについて議論を行うことにしています。