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幻の戦闘機の設計図見つかる
3月26日 4時14分

幻の戦闘機の設計図見つかる
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群馬県藤岡市が保管していた飛行機の設計図が、戦時中、ゼロ戦の後継機として設計され、製造されなかった幻の戦闘機のものと分かり、藤岡市は当時の航空技術を知る貴重な資料として一般公開することにしています。

この設計図は、藤岡市出身の航空技術者で、ゼロ戦を設計したことで知られる堀越二郎の親類が8年前に藤岡市に寄贈したもので、市は専門家に調査を依頼していました。
その結果、設計図は、ゼロ戦の後継機として設計されたものの、製造されなかった幻の戦闘機、「烈風改」のものと確認されたということです。
藤岡市教育委員会によりますと、「烈風改」は、戦時中、堀越二郎が勤めていた三菱重工業が、アメリカの爆撃機「B-29」に対抗するため、開発を進めていたということです。
設計図は合わせて17枚あり、機体の先端部分や、エンジン付近のタンクなどの部品が詳細に描かれています。
設計者の堀越二郎は、ことし夏に公開される宮崎駿さんのアニメーション映画、「風立ちぬ」の主人公のモデルとされ、藤岡市は映画の公開に合わせ、7月中旬にほかの資料と共に設計図を公開することにしています。
藤岡市教育委員会文化財保護課の軽部達也課長補佐は、「航空機の資料は、戦後にGHQが破棄するよう指導したためほとんど残っておらず、この設計図は、当時の技術を知る非常に貴重なものだ」と話しています。

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