サイバー攻撃 欧米4か国のIPアドレス経由3月25日 17時34分
韓国の主なテレビ局や金融機関がサイバー攻撃を受けた事件で、一部の攻撃については、アメリカとヨーロッパの合わせて4つの国で使われているIPアドレスを経由してウイルスが送られていたことが分かり、韓国政府の対策チームは発信源の解明を急いでいます。
この事件は、今月20日、韓国のKBSなど3つのテレビ局と金融機関で、サーバーにウイルスが送り込まれ、合わせて3万2000台以上のパソコンなどが一斉に使えなくなったものです。
韓国政府の対策チームと共に捜査に当たっている警察によりますと、一連の攻撃のうちの一部は、アメリカとヨーロッパの合わせて4つの国で使われているIPアドレスを経由してウイルスが送られていたのが確認されたということです。
警察は、ヨーロッパの3つの国名について明らかにしていませんが、それぞれの国に協力を要請してウイルスの発信源の解明を急ぐとともに、これ以外の国で使われているIPアドレスを経由した攻撃がなかったか分析を進めています。
今回のサイバー攻撃を巡っては、韓国大統領府の高官が「北朝鮮によるものと強く疑っている」と述べていて、対策チームでは、北朝鮮がサイバー攻撃を仕掛けた可能性があるとみて調べています。
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