女子モーグル 伊藤と上村が帰国

3月25日 13時36分

スキー、フリースタイル女子モーグルのトップ選手、伊藤みき選手と上村愛子選手が、今シーズン最後の国際大会を終えてそれぞれ帰国しました。

このうち、２５歳の伊藤選手は世界選手権で２つの銀メダルを獲得し、ワールドカップでも初優勝を果たすなどして、総合６位と活躍しました。
午前中、帰国した伊藤選手は報道陣の質問に答え、「大きな大会の、ここ一番に合わせて調整できるようになったのは成長した部分だと思います」と振り返りました。
そして、３回目の出場となるソチオリンピックに向けては「メダルを取れたらいいなではなく、つかみ取るという今までと違う積極的な気持ちが出てきました」と強い口調で述べました。
一方、このあとの便で帰国した３３歳の上村選手は、今シーズンのワールドカップで２回、３位に入り、総合７位でした。
上村選手は「久しぶりにワールドカップの全試合に出場しましたが、去年よりも滑っている感覚はよかった」と手応えを話していました。
そのうえで、５回目となるオリンピックに向け、まだ手にしていないメダルについて「表彰台に立つために精いっぱい過ごしたい。願わなければ絶対届かないですからね」と気持ちを新たにしていました。
２人は、今月３０日から富山県で開かれる全日本選手権に出場してオリンピック１年前のシーズンを締めくくります。