大統領就任以来、初めてイスラエルとパレスチナを訪問したオバマ大統領。
中東和平をどう前進させようとしているのか、発言が注目されました。
オバマ大統領は、イスラエルに対して、パレスチナ国家の樹立を認めるよう要求。
アメリカ オバマ大統領
「イスラエルが繁栄する唯一の道は、パレスチナの独立と成長を認めることだ。」
しかし、パレスチナ側が和平交渉再開の条件としているイスラエルによる入植活動の凍結には否定的な考えを示しました。
アメリカ オバマ大統領
「交渉を再開するための前提を整えることばかりにこだわっていては、国家樹立という本質的な問題にたどり着くことはできない。」
これに対し、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は不満の色をあらわにしました。
パレスチナ暫定自治政府 アッバス議長
「すべての入植活動は違法であると、イスラエル政府が理解することを望む。」
オバマ大統領の中東和平政策の行方を検証します。
傍田
「2夜連続でお伝えしている『オバマ中東政策のゆくえ』。
今日(22日)は、2期目のオバマ政権の中東和平問題への対応です。」
鎌倉
「オバマ大統領は、21日、イスラエルの若者を前に行った演説で、停滞している和平交渉を進めようと訴えました。
その一方で、和平交渉の障害となっているイスラエルの入植活動について踏み込んで言及することはありませんでした。」