福島第1原発:停電 ネズミによるショートが原因と断定
毎日新聞 2013年03月25日 19時51分(最終更新 03月25日 20時32分)
福島第1原発で18日に停電が起き、使用済み核燃料プールの冷却などが長時間停止した問題で、東京電力は25日、仮設配電盤の真下から死骸で見つかったネズミが、配電盤の高圧部に接触してショートさせたのが原因と断定した。周辺の回路にも異常電流が流れて遮断機が働き、この配電盤と直接はつながっていない設備を含む9設備に波及し、復旧に約30時間を要した。
東電によると、仮設配電盤は屋外に設置したトラックの荷台に置かれ、3、4号機のプールなどにつながれている。現場を調査したところ、ネズミの死骸に感電した痕跡が見つかった。配電盤の高圧部の端子の間隔はネズミの体長とほぼ同じ約15センチで、周辺に焦げ跡も見つかった。
付近では小動物のフンも見つかった。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「ケーブルの引き込み口はシートで覆っていたが、すき間から侵入した可能性がある。小さなところにも目を配って小動物対策を検討したい」と話した。【西川拓】