訂正:ソフバンク:ゲーム会社ガンホーにTOB-最大250億円
(会社側の説明に誤りがあったため、文末を訂正します)
3月25日(ブルームバーグ):国内通信3位ソフトバンク は、携帯電話子会社を通じてゲーム会社ガンホー・オンライン・エンターテイメント の株式6.4%を、最大250億円の株式公開買い付け(TOB)により取得する。これに伴い、来期(2014年3月期)から任意適用する国際会計基準(IFRS)に沿って4-6月期に1700億円の営業利益を計上する見込み。ガンホーの上場は維持される。
25日の発表資料によると、ガンホーは孫正義ソフトバンク社長の弟の孫泰蔵氏が会長を務める企業で、昨年末時点でソフトバンクの別の子会社が株式の33.7%、孫泰蔵氏の資産管理会社ハーティスが18.5%をそれぞれ保有。今回はハーティス所有株の議決権を孫正義氏が行使可能にするとともに携帯子会社が6.4%の株式を取得することで議決権比率を58.5%に高め、連結対象とする。
ソフトバンク広報担当の抜井武暁氏は、1700億円の評価益はガンホー株式の簿価と時価の差であり、IFRSに沿って営業損益に計上すると説明。孫正義社長は1月末の決算発表で、来期の営業利益は7000億円前後との見通しを示したが、抜井氏によると、1700億円はこの見通しには含まれていない。
TOB期間は4月1-26日で、買い付け価格は1株34万276円と、25日のガンホー株価終値 43万5000円を下回っている。発表資料は追加取得について、14.5%を保有する3位株主が既に賛同していると説明している。抜井氏によると、現在グループで所有している株式数が3分の1を超えているため、TOBを実施する。
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更新日時: 2013/03/25 19:33 JST