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【ギリシア神話】戦闘民族「アマゾネス」の知られざる伝説

「アマゾネス」という言葉は誰でも一度は聞いたことがあると思います。ゲームやアニメにもよく登場しますね。女性だけの戦闘民族ははたして本当にいたのでしょうか。その実態を探りました。

更新日: 2013年03月23日RSS

Nanahoshi14さん

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「アマゾネス」とは

邦題「アマゾネス対ドラゴン」という映画。
なぜスーパーマンがドラゴンになったのか謎ですね…。

あの有名なゲーム「聖剣伝説」や、日本が誇る漫画「ワンピース」などにでてくる『アマゾネス』をご存知でしょうか?

「アマゾネス」とは、もともとはギリシア神話に登場する、女性だけで生活をする部族のことだ。

意外にも、ギリシア神話が元ネタだったようです。

「アマゾネス」は勇敢な戦闘民族だった

伝説上でアマゾネスとは、女王の指揮下に、ほぼ女性のみで構成され、狩猟や戦を得意とし、ギリシア神話中多くの戦闘に参加してます。

年頃になる前に、弓などの武器を使う時に邪魔となる右の乳房を切り落とすなど、かなり過激なことも行いました。

なんて痛そうな…

女性だけの社会を作り、男性を虐げた

GettyImages Photo by Siri Stafford / Lifesize

男の子が生まれたときには、殺すか、奴隷にしたようである。

異民族(おもにギリシャ人)との戦闘で得た捕虜や、略奪してきた男たちを性奴隷として酷使し、用が済むと棄殺したという。生まれた女子は、市民としての権利と戦士としての教育を施し、男子は棄てるか飼育動物として使役した。

なぜ、「アマゾネス」と呼ばれるのか

出典ameblo.jp

よく勘違いされるように、「アマゾン川に住んでいるから」というわけではありません。
ギリシアのお話なわけですし。

戦闘時に弓を引きやすいように右乳房を切り落としたことから”乳なし(=アマゾン)”と呼ばれることになった

というのが通説だったが…

この説は語感が似ているだけのこじつけであると考えられ、現在では否定されています。明確な語源は現在でも不明ですが、「戦士」を意味するペルシア語の「ha-mazan-」など諸説あります。

「アマゾネス」は歴史上実在した?

ギリシアの勇者アキレウスと、アマゾネスの女王を描いた杯(キュリクス)。

トロイ戦争も、絵空事というか神話やフィクションの類と考えられていた時代が長かったのですが、実際に発掘が進み、実在が確認されているわけですから、アマゾネスだけが完全なフィクションと考えるのもいかがなものかと私は思います。

スエトニウス(ローマの伝記作家、歴史家。 70?-122)によると、「アマゾーン女人族はアジアの広い地域を、昔は、支配していた」。

少なくとも全くの作り話というわけではないようです。

スキタイ人であるという説が有力

スキタイ人は男性も女性も戦闘に参加しました。
男系社会であったギリシアはこれを忌まわしいものとして考え、誇張してアマゾネスの伝説を伝えたと言われています。

アマゾネスは実在の部族が誇張して伝えられたものと考えられており、有力視されているのは遊牧騎馬民族のスキタイ人です。
スキタイ人は黒海北部沿岸に住んでおり、女性も戦闘に従事していた記録が残っています。

でも、これだと「女性だけの戦闘民族」じゃない…

もしかしたら本物の「アマゾネス」が存在したかもしれない?

16世紀ごろ、スペイン人によるアンデス山脈の探検の際に、アマゾネスらしき部族と遭遇したという逸話がある。

近年、考古学的発掘により、当時、アマゾン海と呼ばれていた黒海沿岸には、女戦士が多数存在していたことが明らかになっています。
この地域で発見された墓から、剣や弓などが副葬された女性の骨が多く出土されました。

本物のアマゾネスがいたという可能性はまだまだ残っているようです。

アマゾネス伝説の終焉

最後はやはりあっけないもの。

一時は北アフリカやインドまで勢力を広げたアマゾネスでしたが、紀元前5世紀のペルシア戦争でギリシア人に敗れて以降その勢力を縮小し、やがて名もなき島まで落ち延び伝説に幕を閉じます。

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Nanahoshi14さん

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