Updated: Tokyo  2013/03/25 16:08  |  New York  2013/03/25 03:08  |  London  2013/03/25 07:08
 

キプロスの運命剣が峰に、ユーロ圏が救済策を再協議

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  3月24日(ブルームバーグ):財政危機に陥っているキプロスが剣が峰に立たされている。債務危機再発や市場の混乱を回避するためユーロ圏各国はキプロスの金融システム崩壊阻止を目指し、24日夜(日本時間25日午前)ブリュッセルで緊急の財務相会合を開く。

キプロス当局は100億ユーロ(約1兆2000億円)の同国支援の条件をめぐり欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会、国際通貨基金(IMF)のトロイカと協議を続けてきた。

欧州中央銀行(ECB)は25日まででキプロスの銀行への緊急流動性供給を停止する可能性があると通告。この結果、同国は債権者が求める国内金融システムの縮小を受け入れるか、それともデフォルト(債務不履行)とユーロ圏離脱の可能性に直面するかの選択を迫られた。

ショイブレ独財務相は会合前に記者団に対し、「これはわれわれが決める問題ではない。キプロスが決定する必要がある」と指摘した。

17カ国による緊急会合は現地時間24日午後6時(日本時間25日午前2時)に始まる予定だったが開始が大幅に遅れる事態となった。

キプロスのアナスタシアディス大統領は「われわれは最善を尽くしている」とツイッターでコメントした。

原題:Cyprus Teeters on Brink as Euro Chiefs Battle CrisisFlareup (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル James G. Neuger jneuger@bloomberg.net;フランクフルト Stefan Riecher sriecher@bloomberg.net;アムステルダム Corina Ruhe cruhe@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:James Hertling jhertling@bloomberg.net

更新日時: 2013/03/25 06:22 JST

 
 
 
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