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広島 廃止の福山競馬で最終レース
3月24日 17時55分

広島 廃止の福山競馬で最終レース
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中国地方唯一の地方競馬、広島県福山市の「福山市営競馬」が売り上げの低迷から廃止されることになり、24日、多くのファンが見守るなかで最終レースが行われ、63年の歴史に幕を下ろしました。

福山市営競馬は、戦後復興の財源確保などを目的に昭和24年9月に開設され、馬券の売り上げで市の財政に貢献してきましたが、近年は売り上げの低迷が続き、累積赤字が18億円を超えるなどしたため、今年度で廃止されることになりました。
レース最終日となった24日は、開門と同時に名残を惜しむ大勢の競馬ファンが詰めかけました。
24日は合わせて12のレースが行われ、午後4時半からの最終レースにはファンの投票で選ばれた競走馬10頭が出走し、熱い声援が送られました。
このあと、競馬関係者らが出席してお別れのセレモニーが開かれ、福山市の羽田市長が、「福山市営競馬は長い歴史を閉じますが、多くのファンの皆さんに感動を与えた思い出として、皆さんのまぶたの裏に焼き付けてもらいたい」とあいさつしました。
福山市営競馬は63年の歴史に幕を下ろし、中国地方に唯一残っていた地方競馬は、姿を消しました。
一方で、廃止で職を失う500人を超える競馬関係者の再就職が課題となっています。

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