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米国で、学校でのいじめに苦しみ、インターネット上で自殺を予告した少年(13)を、全世界から寄せられた励ましの手紙が救ったというニュースが話題となっている。少年が自身の誕生日に自殺する、と予告したことを知った母親が、助けを求めるページをネット上に開設。すぐに届いた2000通以上の手紙に励まされた少年は、思いとどまり、無事に誕生日を迎えた。
日本でもいじめや体罰による自殺が社会問題となる中、一筋の光を投げかけるようなニュースが米国から届いた。
話題の少年は、メリーランド州コロンビアに住むノア・ブロックルバンクくん。7年生(日本の中学1年生に相当)のノアくんは、日ごろ同級生らから「不細工」「ムカつく」「負け犬」などの悪口を言われ、何か月もランチを独りでとるなど仲間外れにもされていた。悩み、苦しんだノアくんは今年1月末、インターネットのサイトに、リストカットの傷が何本も残る自分の腕の写真と「2月8日、自分の誕生日。自殺の予定」というメッセージを投稿して、13歳の誕生日に自殺することを予告してしまった。
これを知った母カレンさんは衝撃を受け、ノアくんを病院に入院させるとともに、フェイスブックなどにページを開設。事情を説明し「あきらめないように、ノアを励ましてくれる希望の手紙を下さい」と助けを求めた。地元メディアに答えたカレンさんによると「最初は2、3通の手紙が来てくれればと思っていた」という。だが、カレンさんが借りた私書箱にはすぐに毎日、100通以上の手紙が届くようになった。開設後、2週間で世界中から届いた手紙は2000通にも達した。
自身のいじめ克服体験をつづったもの、子供たちが笑顔のイラストを描いたもの…、手紙の形はさまざまだが、すべて「生きてください」と励ましていた。カレンさんは、ノアくんに手渡す前に手紙をチェックするが、「否定的な内容の手紙は1通もなかった」という。病室で手紙を1通ずつ読んだノアくんは、希望を取り戻した。自殺予告日だった2月8日、退院したノアくんは自宅で、バースデーケーキのろうそくの火を吹き消した。フェイスブックには、手紙の山に囲まれて笑顔を見せるノアくんの写真も掲載された。
手紙は今も増え続け、数千通になっている。学校でのいじめは落ち着きつつあり、ノアくんはたとえ嫌な目で見られても「それを無視する勇気を覚えた」(カレンさん)という。ノアくんは地元メディアのインタビューに「僕は人の悪い面ばかり見ていた。でも今は、友達になれそうな優しい人たちが、世界にはたくさんいると分かったんだ」と答えている。
(2013年3月25日06時04分 スポーツ報知)
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