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週平均「20超」でぜんそく発作増 PM2.5巡る調査

 【桜井林太郎】健康への影響が心配されている微小粒子状物質「PM2・5」について、濃度が週平均値で1立方メートル当たり20マイクログラム程度を境に、発作を起こすぜんそく患者が増えるという結果が、兵庫医大の島正之教授(公衆衛生学)らの研究チームの調査で出た。子どもと高齢の患者で影響が出やすいのも確認された。金沢市で開かれている日本衛生学会で26日に発表する。

 研究チームは、発作を起こしたぜんそく患者数を1週間ごとに集計している兵庫県の姫路市医師会の協力を得て、昨年1〜7月の同市内のPM2・5の濃度の変化との関連を調べた。

 期間中のPM2・5の濃度は週平均値で12・1〜32・1マイクログラムの範囲で、患者数は1週間で187〜314人だった。

 統計解析の結果、週平均値でPM2・5の濃度が15・8マイクログラム以下の場合に比べ、19・7〜24・5マイクログラムの場合は発作患者数が14%増、24・5マイクログラム超で19%増となり、明確な差が出た。15・8〜19・7マイクログラムの場合では差が出なかった。年齢別でみると、PM2・5が8・7マイクログラム増えるごとに、14歳以下で24%増、65歳以上で12%増と影響を確認できたが、15〜64歳では明確な差がなかった。

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