講演2 新エネルギーの実力と限界
鹿児島大学名誉教授 松村博久氏
松村先生から、新エネルギーの定義や現状・課題の詳しい講演がありました。たびたび耳にする「新エネルギー」の意味、区分について、初めてよく理解ができました。新エネルギーの必要性の背景には、化石燃料の枯渇だけでなく京都議定書批准という課題があります。また、現行のエネルギー供給は定期的に一定量を供給しつづける事が原則だが、原子力以外の新エネの供給量は、僅少かつ不安定なものが多く、既存エネルギーとの共存(相互供給など)が進められている点も、興味深く理解できました。
雪蔵工房 見学施設
1.雪冷房賃貸マンション
2.コミュニティホーム美唄(介護老人保健施設)
3.雪蔵工房(JAびばい・玄米雪零温貯蔵施設)
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コミュニティホーム美唄 |
雪蔵工房 玄米貯蔵庫 |
4.JAびばい氷室実験研究所
5.美唄市交流拠点施設ピパの湯ゆ〜りん館
講演1 黒ダイヤから雪の白ダイヤへ
美唄市経済部産業振興室 主事 金子幸子氏
美唄市は炭鉱で栄えた町でしたが、閉山で過疎、高齢化、税収は減少し、基幹産業が農業へと変わりました。年間降雪量8−11mの特別豪雪地帯で、やっかいものの雪をエネルギーとして利用できないかと、産官学で組織する「美唄市エネルギー研究会」と連携して「まちおこし」と「新産業と雇用の創出」をめざしていると、金子さんは熱く語ってくださいました

6月24日〜25日 北と南の暮らしとエネルギー交流会を開催しました。
暮らしとエネルギー消費は密接な関係にありますが、特に、地域の気候・風土によって、エネルギー消費量や使用するエネルギー源が違います。
そこで、その差が顕著な北海道・青森と九州のETT会員およびあすかエネルギーフォーラム会員が、それぞれ地域を訪ね、その地域の特色あるエネルギー施設を見学し、「暮らしとエネルギー」をテーマに交流しました。
今回は、北海道・美唄市を訪れ、雪冷熱エネルギー施設5ヶ所見学をし、新エネルギーの勉強もしました。
ほどほどにえねるぎっしゅVol17よりダイジェスト版その2