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【グラニュース】


ヤキモフスキー“どや顔” 来日初ゴール&Vアシスト

2013年3月24日 紙面から

鳥栖−名古屋 前半、先制点を決め喜ぶ名古屋・ヤキモフスキー=ベストアメニティスタジアムで(佐伯友章撮影)

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 B組の名古屋グランパスは新外国人ヤキモフスキー(23)が1得点1アシストの活躍で鳥栖を2−1で下した。A組の磐田は山崎亮平(24)のハットトリックなどで清水に5−1と大勝し、2連勝した。横浜Mも甲府を2−0で下し2連勝。

 「アイデ! ヤキ!! アイデ! ヤキ!!」−。母国マケドニアの言葉で「頑張れ」と後押ししてくれたサポーターの声に応え、ヤキモフスキーは2つの拳を誇らしげに掲げた。来日初ゴールと決勝アシスト。今季公式戦5試合目で、23歳の若き助っ人がその潜在能力を証明し、「チームも僕ももっともっと良くなる」と、青い瞳を輝かせた。

 周囲を驚かせたのは前半15分だ。ダニルソンのロングスルーパスに反応してDFラインの裏に抜け出すと、冷静にGKをかわし、左足で流し込んだ。「試合前に監督からの指示があったし、仲間が信じてパスを出してくれた」と感謝したが、これまで見せていた左サイドからのクロス一辺倒ではなく、裏への飛び出しとドリブルという新たな持ち味を披露した。もちろん、得意の左クロスでも後半30分にCKから矢野の決勝ヘッドをアシスト。「それが僕の役目だから」と、涼しげなドヤ顔で言った。

 敬愛するストイコビッチ監督すらしのぐ勢いで、日本になじんでいる。昨年12月の初来日時には指揮官に納豆を勧められ、半強制的に初挑戦。このときは面食らいながら飲み込んだが、この3カ月間で克服した。「ダニルソンは『無理無理』って言ってたけど、僕はもう何も問題ない。もちろん何回でも食べられるよ」と、好物のひとつにすら挙げた。外国人選手にとって重要な環境適応力の高さが、異国での成長を支えている。

 「僕の目標はプレミアリーグでプレーすること。だけど、名古屋に来たのは間違いじゃなかった。今、すごく幸せだ。きょうは家族や友達よりもまず、ファンに喜びを伝えたいよ」。感慨深く帰りのバスに乗り込むと、早速ツイッターでファンへの感謝をつぶやいていた。 

  (宮崎厚志)

 

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