首相:風評被害対策に取り組む考え 福島を視察
毎日新聞 2013年03月24日 20時44分(最終更新 03月24日 23時29分)
安倍晋三首相は24日、東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域が再編される福島県浪江、富岡両町や、風評被害に苦しむ同県郡山市の農家などを視察した。首相は「政治の仕事は風評を払拭(ふっしょく)していくことだ。(対策を)しっかりと政策にし実行する」と記者団に述べ、政府として総合的な風評被害対策に取り組む考えを示した。
原発の再稼働については「低廉で安定的な電力の供給がないと復興もなかなか難しいという中で、総合的に判断していきたい」と述べ、「安全が確認された原発は再稼働」の政府方針を繰り返した。
富岡町は25日付、浪江町は4月1日付で帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域に再編される。【飼手勇介】