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電子書籍アワード2013 大賞受賞作は『宇宙兄弟』に決定!

ダ・ヴィンチ電子ナビ 3月24日(日)21時0分配信

電子書籍アワード2013 大賞受賞作は『宇宙兄弟』に決定!
電子書籍大賞に輝いた『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)

 通勤通学時の電車の中などで、スマートフォンやタブレット端末で読書する人を見かけることも多くなった。では一体どんな作品が読まれているのか? このシンプルな問いに答える「電子書籍アワード2013」の結果発表が、24日に行われた。「電子書籍アワード2013」は、複数の電子書店の年間売上データを総合し、独自の電子書籍ベストセラーランキングをするイベントで、全15書店からのデータ集計の結果、「電子書籍大賞」(総合ランキング第1位)に輝いたのは、人気コミック『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)だった。

全ランキングや小山宙哉氏のインタビューはこちら

 総合ランキングTOP50の中には、34作品のコミックがランクイン。昨年、テレビアニメや実写映画化でファン層を拡げた『宇宙兄弟』や、同じく昨年、連載25周年を迎えた『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、劇場版が興業収入58億円を超える大ヒットを記録した『テルマエ・ロマエ』など、大人向けのコミックが、映像化などを契機にいわゆる“大人買い”され、上位を独占する結果になった。小説部門でも、テレビドラマや映画化された作品が強く、『ストロベリーナイト』ほかの“姫川玲子シリーズ”や、『悪の教典』、『天地明察』、『のぼうの城』などが人気を集めている。

 総合ランキング第10位にランクインした『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』(本名ワコウ/小学館)は、もともと小学館の携帯コミックサイト「モバMAN」にて配信していたボーンデジタル作品で、主人公の青年が住むアパートで見つかった壁の穴から美女と1日交替でお互いを覗き合うという何とも隠微な内容ではあるものの、名だたる人気作品を抑えて上位に食い込んでいるのは電子書籍ならではと言える。同様に、34位の『猫科男子のしつけ方』(右京あやね/新書館)のようなボーイズラブ作品など、リアルな書店ではちょっと買いにくそうなタイプの本が電子書籍ではよく売れているようだ。

■総合ランキング
1位 『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)
2位 『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
3位 『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ/エンターブレイン)
4位 『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)
5位 『進撃の巨人 attack on titan』(諫山創/講談社)
6位 『新世紀エヴァンゲリオン』(貞本義行、カラー・GAINAX/角川書店)
7位 『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平/小学館)
8位 『姫川玲子シリーズ』(『ストロベリーナイト』他6作/誉田哲也/光文社)
9位 『L DK』(渡辺あゆ/講談社)
10位 『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』(本名ワコウ/小学館)

■ジャンル別ランキング第1位作品
コミック: 『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)
小説・エッセイ 『姫川玲子シリーズ』(『ストロベリーナイト』他6作/誉田哲也/光文社)
ライトノベル: 『カンピオーネ!』(著:丈月城 イラスト:シコルスキー/集英社)
教養・歴史・科学: 『そうだったのか! 現代史』(池上彰/集英社)
趣味・実用書:『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄/ブックマン社)
ビジネス・政治経済・自己啓発: 『スティーブ・ジョブズ』(ウォルター・アイザックソン/講談社)

 ダ・ヴィンチ電子ナビでは、総合ランキングTOP50ほか、部門別ランキング、 「特別賞」、「優秀アプリ賞」、「読者賞」、電子書籍大賞を受賞した『宇宙兄弟』の作者・小山宙哉のインタビューなども掲載している。


(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

最終更新:3月24日(日)21時0分

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