ハンギョレ・サランバン

韓国の革新系新聞『ハンギョレ』の記事を日本語に訳し、基本的に毎日更新します。ハンギョレ新聞社公認のサイトです。翻訳の責任はすべてハンギョレ・サランバンにあり、万一誤訳があった場合はコメント欄でご指摘ください。
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2010年03月20日11:57
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国際
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原文入力:2010-03-19午後09:36:33(2277字)
原口日本総務相インタビュー
民主党 三度も法案出した…議員資格で賛成
電子政府 交流のために21日来韓… "歴史共同研究を"
チョン・ナムグ記者
←原口一博日本総務相が18日午前、東京,霞ケ関の総務省大臣執務室で<ハンギョレ>の質問に答えている。
韓国の電子政府および情報化実態を見て回り、韓国との交流増進を模索するために21日から2日間訪韓する原口一博日本総務相は在日同胞社会の大きな関心事である外国人地方参政権と関連して 「民主党が3度も法案を出した懸案」として「必ず実現されるだろう」と話した。彼は訪韓を控えて18日<ハンギョレ>と行った単独インタビューで「韓日関係改善のために先ず歴史共同研究が必要だ」とし、韓国側には「日本文化交流を拡大することを望む」と注文した。
-訪韓初日の日程が情報化の村である楊坪ポリコゲ村の訪問だ。今回の訪韓目的は何か?
"情報通信担当大臣としてこの分野で韓国と協力関係を構築したい。電子政府推進など情報化は韓国側がはるかに先んじている。日本が学ぶことが多い。世界の貧困,飢餓問題などを解決するための協力関係も厚くしたい。"
-韓日関係改善に関心が多いと理解している。日本民主党はすでに‘東アジア共同体’という名前の未来展望を明らかにしたが、内容が具体的でないとの指摘もある。
"大きく三種類に分けられる。まず東アジアには冷戦構造がまだ残っている。韓半島分断,沖縄問題などに代表される冷戦構造を一日も早く解きほぐすことだ。第二には、世界的に高い生産性を持つ国々が東アジアに集まっているが、北韓の核脅威が現存する。‘非核の傘’(核兵器のない安全保障)を作ることが重要だ。第三に、経済・文化・スポーツ交流を拡大することだ。交流を通じて理解の幅を広げることができる。韓日ワールドカップ共同開催は良い手本だったと考える。"
-今年は日本が朝鮮を強制合併して100年になる年だ。新しい韓日関係のために重要な年だが何をするべきか?
"歴史共同研究が何より重要な課題と考える。韓国と日本は有史以来、協力関係,親密な関係を結んできた。そうした中で不幸なこともあった。日本が韓国を侵略した歴史があった。被害を加えた側は忘れても、被害にあった側は忘れないということだ。歴史を正面から直視する共同研究が必要だ。私の地方区である佐賀県には名古屋城博物館がある。この博物館は豊臣秀吉の‘侵略’についてありのままに見せている。そんなことが重要だ。"
-永住外国人の地方参政権について在日同胞は関心が高い。長官は「慎重にしなければならない」と話したことがある。
“政府立法で行うには慎重でなければならないという趣旨だった。国会で行うのが民主主義の基本だと考える。特に現政権は連立政府だ。(国民新党が永住外国人地方参政権に反対していることを迂回的に話したもの)政府閣僚でなく議員個人の立場で話せと言うなら、私は参政権を認めるべきだと思う。”
-地方参政権は実現されると見るか?
“我々民主党はすでに3度も法案を出した経緯がある。私は必ず実現されると思う。しかし、いつになるのかについては政府閣僚が話すことはできない。”
-永住外国人に地方参政権を与えることは、日本にはどんな意味があるのか?
“元々日本国籍だった人,日本に来て暮らすことになった人々に、その方たちも日本人であることを認めることだ。”
-朝鮮国籍を持った人は参政権対象から除外するという話がある。
“問題は北朝鮮とはまだ国交がないということだ。相互主義を適用しなければならない懸案だ。もちろん、それも国会で議論する懸案だ。”
-韓日両国関係を改善するために、韓国と韓国人に望むことがあるならば?
“私が韓国を最後に訪問した時、韓国で‘チャゲ&飛鳥’(Chage and Aska)の公演(2000年8月)があった。韓国で初めて開かれた日本の大衆歌手のコンサートだったと理解している。何度も話したことがあるが、韓国が日本の音楽,文化、そういう分野で交流を広めてくれることを願う。これは要請でもありお願いとも言える。私は韓国と近い九州が故郷だ。私のスタッフの中にも韓国人がいる。両国関係の未来はとても明るいと思う。両国は‘兄弟の国’になると私は信じている。”
東京/文・写真 チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
■原口は
‘壬辰倭乱=侵略’明らかにした博物館開館に寄与
九州,佐賀県出身の民主党所属5選衆議院議員。政治家の産室と言われる松下政経塾(4期)を出て、次期または次々期総理候補としてしばしば議論される。 ツイーター受信者が7万人余りで、閣僚の中で鳩山由紀夫総理に次いで多い。 小沢一郎民主党幹事長に気兼ねなく助言を求める。中央舞台に進出する前は佐賀県議会議員(2選)であり、1993年県立名古屋城博物館の開館に寄与した。この博物館は日本博物館の中で唯一、壬辰倭乱を‘出征’でなく‘侵略’と表現している。総務相となり電子政府と教育情報網構築を積極的に推進している。最近<平和 核開発の時代に問う>という本を出すなど、平和問題の専門家でもある。東京/チョン・ナムグ特派員
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