1票の格差訴訟:12年の衆院選は「違憲」判断…東京高裁
毎日新聞 2013年03月06日 14時41分(最終更新 03月06日 15時16分)
最高裁が違憲状態と判断した「1票の格差」を是正しないまま実施された12年12月の衆院選は違憲だとして、東京都の有権者が東京1区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁(難波孝一裁判長)は6日、小選挙区の区割りを「違憲」と判断した。一方、実際に選挙を無効とした場合の影響の大きさを考慮し、「事情判決の法理」に従って選挙自体は有効とした。格差が最大2.43倍だった先の衆院選を巡り、二つの弁護士グループが全国の高裁、高裁支部に起こした計16件の訴訟のうち、最初の判決。