初のアベックアーチ。2人のこんなシーンを何度もみたい!!【拡大】
オープン戦“ラス前”のゲームで、もちろん最大の収穫だ。西岡が出塁し、良太や福留がかえす。さらに最強の下位でたたみ掛け、相手をサンドバッグ状態へ-。6、7番助っ人コンビへの期待が膨らむ。オープン戦17試合のチーム打率は12球団トップの・299。マートン&ブラゼルが躍動した2010年のシーズンのように助っ人2人が活躍すれば、他球団に恐れられる打線となる。
“日本の味”が2人の絆を強めている。今年1月下旬。マートンは2学年上のコンラッドを神戸市内の自宅から自家用車に乗せた。来日したばかりのC砲と甲子園で自主トレを終えると兵庫県内の吉野家に向かった。「ダイスキ、メチャウマイ」という牛丼特盛りを紹介。一緒に堪能して以来、C砲も大の吉野家ファンになった。
和田監督は、マートンについて「芯に当たって練習のような打球が飛んだ。このオープン戦でも初めてじゃないかな」と力を込め、コンラッドには「(これを)キッカケにして状態を上げてほしい」と期待を込めた。
3月29日の開幕ヤクルト戦(神宮)まで、残り1試合。パワー十分のMC砲が完璧に仕上げてきた。虎のサクラが満開目前だ。 (阿部 祐亮)
(紙面から)