四回にはM砲の助言? をうけたコンラッドが豪快な一発【拡大】
“先輩”が貫禄を示し、“後輩”が予言を的中させた。寒の戻りもドームでは関係なし。マートン&コンラッドの豪快な一発攻勢で2年ぶりのオープン戦勝ち越しだ。
「いいスイングができた。高めの球をうまく打つことができた。いい形で先制することができてよかった」
初のアベック弾にマートンが声を弾ませた。二回二死。東野の内角高めの直球を一閃。白球はピンポン球のように舞い上がり、左翼5階席下の壁を直撃した。やっと出た、推定130メートルの特大1号に歓声とどよめきが交錯だ。続くコンラッドが三邪飛に倒れるとM砲は守備につく際に近づき、「次の打席で本塁打を打てるよ」と助言したという。
これにC砲がきっちりと応えた。「開幕が待ち遠しい。(阪神で)プレーする機会を与えてくれて感謝しているし、興奮しているよ。とにかく、いつでも全力でやるだけだね」。
1-1の四回二死一塁。鴨志田の直球を見逃さなかった。左打席からシャープにスイングし、右翼席中段へ。15日のDeNA戦(横浜)以来24打席ぶりの勝ち越し3号2ラン(練習試合など含む実戦5発目)。前夜の同カードは4打数無安打に終わっていただけに水谷チーフ打撃コーチも「最近2人ともよくなかったから」とホッと一息ついた。