ブロードバンドルーターとは、WANポートとLANポートを持ち、PPPoE認証を行う機能のある家庭用のルーターのことです。PPPoE認証とは、プロバイダーのIDとパスワードで認証されてインターネットに接続出来るということです。
つまりルーターにPPPoE認証の設定を行うことによりインターネットに接続出来るようになります。
ルーターが無いと、複数のパソコンがある場合全てのパソコンにIDとパスワードの設定を行う必要があります。しかし、ルーターがあれば、ルーターに設定を一度行うだけで複数のパソコンをインターネットに接続する事が可能です。
ブロードバンドルータは各社から販売されていますし、ひかり電話を申し込んだ場合はNTTやKDDIよりひかり電話対応のルータがレンタルされています。
この章ではバッファローのブロードバンドルーターBBR-4MGを使い説明します。尚、NTTのひかり電話対応のルータについてはこちらのサイトで設定方法を説明しています。
ブロードバンドルーターのマニュアル上での設定方法は各社各機種ごとに異なりますが、論理的な設定方法には大した相違はありません。
最初にルーターの配線を行います。ルーターにはWANポートとLANポートとがあります。WANポートはルータに1つしかありません。LANポートは複数あります。
WANポートとADSLモデムないし回線終端装置(ONU)とをLANケーブルで接続します。
LANポートとパソコンのLANポートをLANケーブルで接続します。
スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを選択しコマンドプロンプトにipconfigと入力します。
「Default Gateway」というものがルーターとなります。192.168.11.1がルーターのIPアドレスです。つまり、まずはルータのIPアドレスを知ることが必要になります。192.168というのはネットワークIDで各社のルータ共同じです。「11」の部分は各社ごとにことなります。「1」の部分はルータであることを示すIDで必ず「1」となります。一般的は各社のルータのIPアドレスは192.168.0.1、192.168.1.1、192.168.11.1が多いようです。
各メーカーのルーターのIPアドレス、ユーザID、パスワードの表はこちらに記述してみました。
ルーターのIPアドレスを確認出来たらインターネットエクスプローラを起動させます。この段階ではインターネットへの接続は出来ていませんので下図のように表示します。
この表示を確認後アドレスバーに先程控えておいたルータのIPアドレス192.168.11.1を入力します。
ルーターの画面がインターネットエクスプローラに表示しますので、ここではユーザ名に「root」を入力しパスワードは無しのままログインをクリックします。
ユーザ名、パスワードの有無はそれぞれのルーターにより異なります。最初の初期画面でパスワードの設定を求めるルータもあります。ユーザ名はルーターにより決まっている場合が多いのでマニュアルを確認の上入力して下さい。
ログイン後、プロバイダーから提供されたログイン用のユーザIDとパスワードを入力させる画面を捜します。このルータではWAN設定というタブ配下にあります。ほとんどのルーターでWANの設定項目の配下にログイン用のユーザIDとパスワードを入力する項目があります。
この場合はBフレッツを選択しました。そして接続ユーザ名にプロバイダーから提供されたIDを、接続パスワードにパスワードを入力します。パスワードは伏せ字になっていますので間違わないよう細心の注意を払いながら入力します。Bフレッツの場合フレッツスクエアを設定するとしておきます。
最後にルータを再起動させます。ほとんどのルーターは手動での再起動となります。再起動後インターネットへの接続が可能となります。
ルーターを配線する際にWANポートとLANポートを間違えない
ルーターのIPアドレスを知る
インターネットエクスプローラにIPアドレスを入力しルーターの画面を開く
ユーザIDとパスワードを入力する項目を捜す(WAN設定項目にある場合が多い)
ID、PW入力後ルーターを再起動
インターネット設定完了