おおよそ以下の通りに学習するが、一部他の科目と重なっている部分もある。


食べ物と健康の関連を理解する
一般目標:食品の化学成分(栄養成分,嗜好成分,機能性成分等)の構造・性質,物性等の基礎知識および調理・加工による変化について学習し,栄養性・嗜好性の高い食物を調製する技術を習得する。さらに食品の表示,安全性について学習する。

1)食品と食品成分表
【食品の分類】
A 2 ①原料,生産様式に基づく食品の分類について説明できる。
A 2 ②食品をその主要栄養素含量に基づいて分類できる。
【食品の主要成分】
A 2 ①食品中の水の状態(結合水・水和水)と食品物性や貯蔵性との関連を説明できる。
A 5 ②食品中のアミノ酸・ペプチドの種類,構造,性質,所在を説明できる。
A 5 ③食品中のタンパク質の構造,種類,性質,所在を説明できる。
A 5 ④食品中の酵素の種類と性質(反応の特異性,速度論,阻害等)について説明できる。
A 6 ⑤食品中の炭水化物(単糖,少糖,多糖)の種類,構造,性質,所在を説明できる。
A 2 ⑥食物繊維(水溶性・不溶性)の化学成分と生理的機能について説明できる。
A 6 ⑦食品中の脂質の種類,構造,性質,所在を説明できる。
A 5 ⑧食品中の無機質の種類,性質,所在,生理的機能を説明できる。
A 6 ⑨食品中のビタミンの種類,構造,性質,所在を説明できる。
A 6 ⑩食品の嗜好成分(味,香り,色素成分)の種類,構造,性質を説明できる。
A 4 ⑪食品の物性と食品機能について説明できる。
A 3 ⑫食品中の有害成分について説明できる。
B 9 ⑬油脂の脂肪酸の特性(ケン化価,ヨウ素価等)を説明できる。
B 9 ⑭食品中の油脂の性質(トリアシルグリセロール組成,酸化,エステル交換等)を説明できる。
【食品成分表】
A 2 ①食品成分表で用いられている食品の分類法について説明できる。
A 2 ②食品成分表の一般成分の分析方法について概説できる。
A 2 ③食品成分表利用における留意点を説明できる。
A 2 ④食品のエネルギー測定法,エネルギー換算係数について説明できる。
B 12 ⑤食品成分表の水分やタンパク質を測定することができる。〔実験〕
B 12 ⑥食品成分表の脂質や炭水化物を測定することができる。〔実験〕
B 12 ⑦食品成分表の無機質やビタミンを測定することができる。〔実験〕
4)食品の表示,市場と流通
【食品の規格と表示】
A 2 ①食品について国内外の規格基準とその制度について概説できる。
A 2 ②食品の期限表示(消費期限,賞味期限)について説明できる。
A 2 ③食品の規格表示(栄養表示,JAS規格表示等)について説明できる。
A 4 ④その他の表示(アレルギー表示,食品添加物の表示,遺伝子組み換え食品に関する表示等)について説明できる。
【市場と流通,食品包装】
A 3 ①フードシステム(生産,加工,流通等)の全体像を説明できる。
A 3 ②市場・流通の視点から食品の望ましい包装法を説明できる。
5)食品成分の機能とその利用
【食品の機能性】
A 4 ①食品の1次,2次および3次機能について例をあげて説明できる。
【特別用途食品・保健機能食品】
A 3 ①特別用途食品について表示の規格を含め説明できる。
A 2 ②栄養機能食品について表示の規格を含め説明できる。
A 6 ③特定保健用食品について表示の規格を含め説明できる。
A 2 ④栄養補助食品(サプリメント)について説明できる。
B 2 ⑤宅配食品栄養指針について説明できる。
B 3 ⑥その他の健康食品について説明できる。