まおゆう魔王勇者・第11話

話がガンガン進んでいるでござる。

同盟の青年商人が仕掛けた小麦の買い占め。それに伴う嘗て無い物価上昇。財政事情が苦しくなった聖王国は新金貨の発行に踏み切った。新金貨を従来の1.4倍の価値として交換させ浮いた分を収入としようと言う訳だ。江戸時代初期に小判の金含有比率を変えて一時的な幕府の収入にした事が何回かあったが、それと同じ様な事か。ただ、その価値は維持できるかどうか。普通は出来ないが。

青年商人は火竜公女と一緒に冬の国の財務長を訪ねる。財務長は嘗て紅の学士に教えを受けたあの商人子弟。同盟の青年商人がやって来たと聞いて、彼がこの物価高騰を招いた取引を仕掛けた本人だと見抜く。そして青年商人が申し出た4つの要求について考える。1.三国内を通過するだけの同盟の物資には関税をかけないで欲しい。2.極光島に商館用の租借地が欲しい。3.三国の首都にも商館を建てたい。4.馬鈴薯を買い付けたい。

青年商人の目的を考えた財務長はやがてその真意に気がついた。同盟は聖王国の通貨以外の通貨を確立しようとし、三国の背後にある魔族との商取引をしようとしているのだ。商人なのだから。そして同伴した極光島における魔族代表の火竜公女もそれをお願いする。
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経済が中央諸国の思う様にならなくなりつつある。

そして軍事面。中央からの討伐遠征軍は冬の国の数倍の軍勢と大量の騎馬を従えて国境付近に到着した。肥満領主はその討伐軍の中のそれなりの地位の司令官の様だが、自軍が多勢である事に油断している様に見える。現地の地主からの貢納品を疑いもなく農地が荒らされるのを恐れてのものだろうと受け取る。酒に溺れるとろくな事にはならんのだが、とりあえずそれをネタに宴会をさせて攻撃を遅延させている様だ。そしてそれは酒だけの話ではなかった。大量の軍馬を従えてきた以上、それに見合った大量の飼い葉が必要になる。これも女騎士の差し金で腐り水を少々含んだ飼い葉を提供させ、馬を弱らせて攻撃開始を遅らせる。
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そのうちに冬将軍がやって来るぞ。

中央からの討伐遠征軍とは別に南部諸国で動乱が発生。農奴解放が行われた三国に向けて白夜の国の農奴が逃げ出した様だ。このまま黙っているとどんどん国力が衰退する白夜の国。その白夜王に対して片目司令官が入れ知恵をした。黙って吸い取られる前に攻め込んで併合してしまえば良いと。

かくて軽騎兵を主力とした白夜軍が鉄の国に対して奇襲をかけて来た。数の上では白夜の国の軍の方が上。しかも機動力に富んだ軽騎兵だ。だが鉄の国にはあの軍人子弟がいた。紅の学士と女騎士に薫陶を受けた軍人子弟がいたのでござる。

正面から迫る騎兵には足を止めて弩で対抗。機動力を活かそうと左右両翼に別れた白夜軍に対しては斜線陣を組んだ自軍の右翼を厚くして左翼に流す。そこを一気に片付けようと言うもので、どうやら戦闘は鉄の国の圧勝に終わったらしい。戦闘後の負傷者の手当もトリアージの手法を取り入れて大量の負傷者の中から重傷者を選んで治療を施す。

片目司令官は街の中に逃げ込んだらしいが、それを軍人子弟は捕らえに出る。
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うーん、まかり間違えば死亡フラグなんだが・・・大丈夫かな。


さて激動の人間界に対して、魔界では魔王の儀式のあいだに魔王さんは意識を歴代魔王に乗っ取られてしまっていた。中身が歴代魔王になってしまった魔王をメイド長はなんとか元の魔王さんに戻そうとするが、力が違う。そこに勇者が突っ込んで来た。

勇者が魔界に突入するにあたっては侵攻してきた蒼魔族の軍を女魔法使いが引き受けてくれて、魔王さんが大変だよと言う導きがあったればこそではあるが、長く待たされて登場したと思ったら女魔法使いはもう出番が少ないねw

なんだか終盤で詰め込まれすぎた気がする。
今回EDが無かったのは特殊EDと言うよりも、尺が足りなくなって無理に詰め込んだんじゃないかと言う雰囲気が感じられる。

1クールじゃ足りなかったんじゃ?

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PSYCHO-PASS サイコパス・第22話

狡噛と槙島のナイフ戦は前回同様槙島の方が押している感じだったが狡噛の一撃が槙島に大きな傷を負わせる。これで漸く狡噛が優勢に傾いたかと思われるが、そのまま戦って確実な殺し合いになる前に朱の介入。
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朱の向けるパラライザーににおとなしく手を挙げた狡噛だが、その間に槙島はその場から逃げ出した模様。まさか狡噛を拘束して一人で槙島を追う気か?と狡噛に問われた朱だが、いくらなんでもそれは無謀と言うもので、パラライザーモードに固定されたドミネーターを渡し、自分が拳銃を持つ。こうして狡噛に槙島を殺させない状況にして狡噛がおかしな事をしたらその拳銃で狡噛の足を狙うと言うのだ。

すっかり成長して強くなった朱に、しかしちょっとはかわいい面を残しておいて欲しかったと。ホントにシビュラシステムと対面後は完全にお強くなりすぎちゃったね。

手負いの槙島を追う朱と狡噛。シリーズ中盤だと血痕が罠だったりするのだが、さすがに今回の槙島は重傷。トレーラーで二人を轢けるかもしれないタイミングを見計らうだけで、それに失敗したら一目散に脱出。ところがこれに朱が飛び乗っていた。拳銃を持っていた朱は前輪を撃ってパンクさせトレーラーは横転。

あの勢いで横転したら生きているのも幸運だったが、朱は動けない状態に。トレーラーから出てきた槙島は、いつもいつも君は僕と狡噛君の戦いを邪魔してくれるねと、始末にかかる。が、空になった銃を捨てて立ち去る槙島は或いは朱の中に自分と同じものを見たのか。

朱に追いついた狡噛は銃に弾を補充して槙島を追う。朱は結局狡噛を止められなかったのだ。
多分槙島は狡噛に撃たれて人生に決着をつけるのに、それなりに満足していたのではないか。
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シビュラシステムは朱が槙島を捕らえられずに狡噛に殺させてしまった結果には大いに不満だったが、今後も朱を利用する方針に変わりはない。シビュラシステムとしては短期的にシステムの真相を隠蔽するのに成功したが、中長期的にはいづれ民衆に真相を知った上で支持されるのがゴールだと言う。朱は現在の安定した秩序をいきなり崩壊させる訳には行かないので、一旦は受け容れるがいつの日かここの電源を切る日が人類には来るだろうと。

私個人としては以前書いた様にシビュラシステムが他のどんなシステムよりもうまく行ってるのならそれでいいんじゃないかと思う。このやり方で支配されるのが許せなくて人類個々の知性による秩序を朱は望みたい様だが、人類はそんなに集団として賢くないと思う。

さて、狡噛は逃亡し(現下の社会システムでは許されないから)、征陸も縢も死んだ今、一係はすっかり人が居なくなってしまった。宜野座は犯罪係数が100を超えて潜在犯として監禁されるよりも執行官として生きる道を選んだ。三人だけになった一係に新人の監視官が着任。前例のない未成年だそうだ。

まるで朱が第1話ではじめて着任した時と同じく、今度は朱が宜野座と同じ事を新任の監視官に教える。
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2クールやったPSYCHO-PASSだが、普通に面白かったと言う感じだろうか。悪くもなければとても良い訳でもない。隠されたシビュラシステムの仕組みも「えええ!」と言う程ではなかった。何となくギルティ・クラウンと似たポジションを感じる。まあノイタミナだし。あっちよりは主人公二人とも安定した個性だったのは見やすかった。

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たまこまーけっと・第11話

臭いと首筋のほくろから王子の妃になるべき人とチョイはたまこを認定。あのすんすんしていたのはやはり臭いを嗅いでいたのか。それ以降チョイのたまこに対する態度は将来の王族に対するそれとなる。デラには馴れ馴れしい口調をやめる様にと。

父の豆大も姫の父親と言う事で丁寧に扱われるが、豆大は何だかしっくり来ないばかりか、たまこが嫁に行くとたまこ・モチマッヅィになると聞かされて心中が全く穏やかではない。それを払う様にたまこが商店街のスタンプの話題を切り出して来た。スタンプカード100枚を集めたらメダルが貰えるのだそうだ。100枚!w(因みにチラと見えた台紙は1枚に49スタンプ。だから4900スタンプ。1日平均2スタンプ貰っても7年近くかかる計算)
 最後のカードはあと3つで埋まる。子供の頃からの念願のメダルがとうとう手に入るとあって、きっかけはひょっとしたら話をそらす為だったのかもしれないが、メダルそのものには大いに期待をしている様だ。
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たまこが妃候補となったと言う話は瞬く間に商店街中に広がる。誰だ話したの。デラは行く先々でたまちゃん、王子様と結婚して妃になるんだって?と聞かれる。でもデラは本当にたまこが妃候補なのか疑問だったのだろう。色々な意味で。返答が生返事みたいな感じだ。

この噂は学校でも広まり、みどりとかんなと史織が噂している。各々反応が異なるけど。史織は王族?すごーいと言う反応な一方、みどりは「そ、そんな筈ないじゃない」と動揺している。みどりのたまこフラグはまだ有効だったか。でも三人はたまこを置いてきぼりにしてその話に夢中。そんなところにたまこはまたあのスタンプカードの話を差し挟んだ。確かに楽しみではあるのだろう。

学校帰りに夕食の材料を買いに商店街に行き、3個スタンプを押してコンプリートする。うさ湯に寄ってカードと記念メダルを交換。たまこ、本当に嬉しそうだなあ。メダルを受け取ったのはたまこが初めてだそうだ。このメダル、一体いつ準備したんだろう。たまこはたまこで100枚の結果がそれでいいのだろうか。いいのだろう。あんなに喜んでいるのだから。メダルの価値にそれまでの商店街で育った思い出が積み重なっているからなんだろう。

デラの機能が復活して南の国との通信が復活。ここで初めてたまこと王子が対面。それを見ているみどり・かんな・史織。かんなの反応のしどころがおかしい。あんな画面で柱の質まで分かるのか。なんだか本格的に話が進んで豆大は面白くなさそう。

買って来た材料で夕食の豆腐ハンバーグを作るたまこ。チョイが妃候補のたまこに料理はさせられないと言うが、それはまた別の話でチョイちゃんは手伝ってねと。豆大は商店街の集まりに出かけるが、たまこが妃になってしまうと言う話で心中穏やかではないせいかたまこと売り言葉に買い言葉の応酬。

集まりではやはりたまこが王子の妃になると言う話が盛り上がっていた。黙っていられないと思ったのかもち蔵も参加していたが、場の雰囲気はたまこちゃんの為なら応援してあげようと言う雰囲気だった。そこをさっさと切り上げた豆大は星とピエロに寄るが、マスターがアイリッシュコーヒーにしてしまった。豆大は普段は酒が飲めないと拒否しているのに。豆大、酒が飲めないってのは、本当に弱いんだな。私は酒類はどの種類もまずいとしか感じられなくて飲まないのだが、大学院時代に教授に無理矢理飲まされた時は(まずくて吐きたくなった)ちょっと赤くなったかもしれないが、特別に酔いの症状は出なかった。判断力は鈍ったのかもしれないが、それは自分じゃ分からない。

飲めない酒を(飲まされたんだけど)飲んで帰って来た父にたまこはあんな事を言ってごめんなさいと謝る。デラがこんな所で寝るなと布団へ行くのを促すが、たまこと言い合いをした時といい、デラのフォローはありがたいな。もち蔵もすっかりあきらめモード。糸電話でも全然引き留める気配が無い。みんなが追い出しモードに入った気になってしまうたまこはだだをこねる。
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たまこ、ここ最近影が薄かったが、この場面はめちゃめちゃかわいい。

翌日、たまこに大変な事が起きる。あの100枚スタンプカードで貰ったメダルが無くなったのだ。鞄に入れた筈なのに、無い。家のどこを探してもない。商店街を探してもない。途方に暮れるたまこ。他に慰めようがなくて俺のスタンプカード50枚をやると言うもち蔵だが、でもそれはたまこ自身の思い出じゃないからね。

そんな時にあなたが探しているのはこれですか?と差し出す人影。
あれ?王子?
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背後にSPが居るね。

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舞台探訪・新世界より

善福寺川緑地公園から阿佐ヶ谷パールセンターに抜けようと歩いていたら、南阿佐ヶ谷駅に出ました。
おや、この風景は愧死機構が既視感が。

急いでその場で検索をかけてみたら、そうです、新世界よりの第1話の冒頭で殺戮があった場所じゃないですかw

と言う事でちょっとだけ写真に収めました。準備してなかったのでかなりいい加減ですが。
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これを見た当時は何が起きているのか分かりませんでしたが、今ならもうすっかり分かりますね。
その「新世界より」は、いよいよ来週が最終回です。


阿佐ヶ谷パールセンターに抜けた理由はそこを歩きたかったのと、これを撮りたかった為です。
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私はもう見てないのですがささみさん@がんばらないで登場したそうですね。

阿佐ヶ谷ってピングドラムでも舞台になったんじゃなかったかなあ。
ちょっと今回は準備不足でしたね。

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舞台探訪・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

俺修羅は始まったばかりの頃は「お、これは阿佐ヶ谷とか成宗付近が舞台の作品?」と思ったのに、その後登場する背景はどんどん発散し府中駅に飛んだり東伏見とか田無とか、挙げ句の果てに噂では柏や八王子まで手を広げているので追うのを諦めました。

今回僅か二カ所ながら行ったのは、ひとつは今まで話には聞いていたものの一度も行った事がなかった阿佐ヶ谷住宅が愈々再開発の手が入ると言うのを聞いて消滅する前に見ておこうと思った為に、善福寺川緑地公園に行ったのと、西武池袋線椎名町駅の発車メロディが「怪物くん」になったのを録音しようと(これは失敗しましたw)池袋まで行ったのとが理由です。ついで、と言うと語弊がありますが、きっかけが出来たからと言う事です。

第1話で登場した登下校経路と思われる所が善福寺川緑地公園です。
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丸ノ内線の新高円寺駅から関東バスに乗って善福寺川緑地公園前で降りるとそこがそうです。バスの便も沢山あります。

先日の第11話でラヴラヴなものだからこんな夜中にも呼び出しが、と言って鋭太が真涼と会った所ですが、善福寺川緑地公園の中でそれっぽい所を探してみたものの全然合いませんねw
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ちゃんと探せばここか、或いは全然違う川沿いの道かであるのかもしれません。俺修羅では和田堀公園も登場するのでそちらかもしれません。そこまでは足を延ばしませんでした。
チラと見えています様に、桜が沢山あります。今日は五分咲きと言ったところでしょうか。週末には満開になると思いますので、それ目当ての探訪も良いかと思います。

阿佐ヶ谷住宅はもうすっかり閉鎖され周りにはロープが張られていますので往年の姿ではありません。
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実はアクセル・ワールドを見た時に、Wikipediaで黒雪姫先輩がこの阿佐ヶ谷住宅に住んでいる設定と言うのを見ました。当時は「じゃあアニメに登場したらその機会に阿佐ヶ谷住宅に行ってみよう」と思ったものの、とうとうアニメでは出ずじまいでしたので、うっかりその機会を逸してしまったと言う訳です。

こちらは阿佐ヶ谷住宅の給水塔。
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そして場所はずっと移動して、池袋です。
参考資料
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第8話で鋭太と愛衣とカオルが「いつもとは違う所でお茶しよう」と言って行った先が池袋の東口五差路にあるMilky Wayです。

この後、西武池袋線椎名町駅の発車メロディを録音しに椎名町までわざわざ行ったものの、帰って来て確認したら失敗でした。そのうちにリベンジを。何しろヤマノススメポスターに新しいのが出たと言う話も聞きましたので(今日かららしいのですが、気がつかなかった)。

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新世界より・第24話

前回、乾が残して逝った奇狼丸に対する疑惑。一応今回の話で色々晴れる感じがするが、もう最後まで気が許せない。

瞬の幻を見たところには奇狼丸が立っていた。運良く合流できた訳だが、覚は腕に怪我をしていた。でもとりあえず命に別状が無くてほっとするところ。

サイコ・バスターが手に入ってこの後はどうするかと言う事になったが、奇狼丸はこれは或る意味で千載一遇のチャンスだと言う。サイコ・バスターは何の為に苦労して手に入れようとしたのか。それはともりもなおさず悪鬼を倒す為だ。その悪鬼が防御が手薄な状態で今ここに来ている。やるなら今だ。

奇狼丸はコウモリの糞を体中に塗りつけて自分の臭いを消し、早季と覚だけがいる様にみせかける。そうして悪鬼を誘き出して有利な場所でサイコ・バスターを使う機会を作ろうとした。最終的には誘き出した悪鬼に早季と覚の姿を視認させ、我を忘れて襲いかかって来た所でつかうのが良いと。しかしそれに対して早季と覚はひるむ。無理だと。ここで奇狼丸がふたりの自覚を促す。一体なんの為に犠牲を払ってここまで来たのか。それが出来ないでどうするのか。覚はすぐさま不明をわびた。

奇狼丸が誘導に行った間、二人になった所で改めて早季は覚にあれは悪鬼ではないんじゃないかと言う。バケネズミのコロニーには鏡がない。だから真理亜と守の子は自分が人間だと言う自覚がないまま育てられてそれで人間を殺しているんじゃないかと。つまり攻撃抑制と愧死機構は「同族」と思っている相手に対して発動するのか。それにしてもいくら鏡がないと言っても見ずに写った姿とか、視界に入る自分の腕とかで自分の姿が人間と同じなんじゃないかと思わないのか。

果たして誘導されたバケネズミと悪鬼が姿を見せる。悪鬼と思われる髪の毛が見えた相手にこちらを認識させて逃げ出す早季と覚だが、顔が見えなかったね。これは多分偽物。
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案の定、逃げた先の天井が崩落する。これは仕組まれた罠だ。追われている方向に逃げるのはまずいと方向を変えようとしたそこに本物の悪鬼がやって来る。ここで早季の考えた鏡を出現させる。今まであの子は自分がバケネズミとして育ったのが、自分の姿が敵である人間と同じと気がついたらどうなるのかと。多分、その自覚が生まれたら攻撃抑制と愧死機構が発動するのだろう。だが、動揺はしたものの、それがどう働いたか確認する間もなく、迫る悪鬼に対して覚はサイコ・バスターを投げつけた。

これで間違いなく「悪鬼」は片付けられるだろう。だがしかし、覚はどうなるのか。あの距離では覚も感染を免れ得ないではないか。そしてとうとう早季は家族や富子達と共に最後の一班の友達である覚まで失うのか。それが頭をよぎった瞬間に早季は炎で炭疽菌を消し飛ばしてしまった。
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もうこれで悪鬼を倒す手段は無い。逃げるしかないものの、逃げた先には野狐丸の狙撃部隊。辛うじて奇狼丸に助けられたものの、身を潜める事しか出来なかった。そこに響く野狐丸の声。種は違えど、知性を持った生き物同士、理解しあえる筈だ、話合いましょうと。いやいや、そんな言葉が信じられる訳がない。

もうダメだと諦める覚達に対してまたも奇狼丸が諭す。人間は諦めるのが早すぎる。バケネズミは心臓が止まる最後の瞬間まであがくのだと。

そうして早季は助かる手段を見出した。あれは悪鬼じゃない。今までにも倒せる方法はあったのを見逃していた。はっきり言わない早季に覚が分かる様に話せと言うw

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倒すって言ったね、早季さん。

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琴浦さん・第10話

ヒヨリを除いてESP研でホテルでの食事を摂った翌日、琴浦さんは来られなかったヒヨリの為とおみやげを持って登校した。しかし、学校の前には警察とマスコミの車両が。琴浦さんがそこに居る人達の心の中を見るとヒヨリが逮捕されたと言うものだった。例の連続傷害事件の容疑者として。

さっそく警察に乗り込む琴浦さんと義久。その頃、取調室で茫然として話す事も出来ないで居たヒヨリだが、署内で叫ぶ琴浦さんと義久の声を聞いて我に返る。その反応を聞き取った琴浦さんがヒヨリが署内に居るのを確信して、二人でまた叫ぶ。

つまみ出された二人ではあったが、このおかげでヒヨリが押し黙った状態から平常に戻った事で、月野が影からふたりを呼び寄せる。行ってみればあの状態からすっかり元気になっていたヒヨリ。ヒヨリの話を聞いてみると、琴浦さんが犯人を知っていながら警察に通報していないと言う噂を校内に流しまくっていたのは、嘗てのヒヨリの友達でそれを止めさせようとしたものの、聞き入れず、その後また説得をしようとして追っていたらその本人がやられていたのを発見したのだと言う。しかももう一人の子がヒヨリが殺してやると言って襲って来たと証言したせいでヒヨリが逮捕された。

なんだか、色々と思っていたのと違う。前回ヒヨリがひとりだけ善三の夕食会に来なかったのは一刻も早く自分が囮になって犯人を捕まえようとしたものだと思った。でも理由は違った。そしてもうひとつは、ヒヨリが言った事をそのまま受け止めるのなら、ヒヨリは無意識下であの障害事件を起こしたのではなく、行ってみたらやられた後の状態を発見したのだった。でもそれにしては茫然自失度合いが強かったんじゃないか。
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ともかく、ヒヨリが誤認逮捕されたのを放っておけない琴浦さんはヒヨリは犯人じゃない、何故なら自分は別に犯人を知っていると言ってしまう。それを聞いた石山が何でそんな事が言えるのかと部屋に入って来たので、超能力の事を話す。でもいくらなんでも本気に出来ない石山が二人を追い出そうとしたので、ヒヨリが石山の心の中を読んでみせた。
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流石に離婚届の所まで読まれてしまっては認めざるを得ない石山ではあったが、それでもそれをそのまま受け入れてヒヨリを帰す訳には行かない。警察の面子とか言っていたが、面子もさる事ながら、公式な釈放理由には出来ないしね。

しかしその事を知った百合子が憤る。母の時と同じで、利用する時だけ利用して面子に関わる時は否定する。

そうこうするうちに次の傷害事件が起きた。ヒヨリが拘束中に同じ事件が起きたのでは流石にヒヨリが犯人と言う訳には行かずに拘留をとかれ、ESP研のみんなに迎えられた。

ヒヨリが捕まっていた時はヒヨリの解放の為に犯人を捜そうとしていたESP研だが、ヒヨリが帰って来た以上は無理に犯人捜しをしなくてもいい。しかし、百合子は犯人を琴浦さんの能力で見つけたがっていた。それは百合子の悲願だった。世間から超能力を認められずに偽物扱いされて自殺した母の濡れ衣をはらす為の。

こうして犯人捜しをしている琴浦さんに電話が入った。あの月野から。高校生が犯人捜しなんて危ない真似しちゃいけない。特に2丁目の裏とか潜伏していそうだから危ないと。
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いや、それ「押すなよ!絶対押すなよ!」って言ってるのと同じじゃないかw

もうね、露骨に月野が怪しいんだけど、それでいいんだろうか。琴浦さんに心を読まれないのはそう言う体質だからとか言う話だろうか。

その餌に食いついたESP研。特に百合子はここで犯人を捕まえると自分が囮になる事になった。期待どおりの餌に犯人が襲いかかる。しかもその犯人は百合子の事を知っていた。

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ガールズ&パンツァー・第11話

内容が濃い。密度が濃い。Aパートが終わった段階でまるで2話見終わった様な感じだった。

戦力的にまるで勝てる気がしない対黒森峰戦。いきなり三式中戦車はやられちゃうし。しかしみほは予め立てておいた作戦を実行して黒森峰を翻弄して行く。もくもく作戦で煙幕をはり、先ずは直撃を受ける状態から逃げる。エリカはこんな目くらましといきり立つが、まほは無駄弾を撃つなと制止。この後もそうだけど、黒森峰の副隊長、モモちゃん並に無能だろうw

レオポンは足が遅いので登坂に時間がかかるだろうと思われたのが、煙幕が晴れてみれば予想以上に先に進んでいる。レオポンを他の車輌で牽引して速度を確保していたのだ。そして登り切らない状態をさらに隠す為にパラリラ作戦でまたも広範囲に煙幕をはる。パラリラってどこの暴走族だよと思ったら、蛇行して煙幕を巻き散らすのをそう呼んだのか。

こうして好位置を確保した大洗に対して数と力で圧す黒森峰。全然戦力的に劣るにも関わらず大洗は互角に近い砲撃戦を展開する。ここでおちょくり作戦発動。

一輌だけ離れていたヘッツァーが背後から黒森峰に襲撃。黒森峰の部隊の中に紛れ込んで攪乱する。プラウダ戦でも見せた柚子の操縦術の妙技は異常。黒森峰に同士撃ちさえ引き起こす。その間隙を縫って大洗は離脱。黒森峰は隊列を組んでの攻撃は訓練されているが、予想外の事が起きた場合の対応が出来ない。

逃走中にとうとうあの曲者のレオポンのエンジンがぐずり出した。あちゃー、ここでレオポンはエンコ?と思ったら搭乗してるのがあの自動車部。走りながらぐずるエンジンの調整を行う。
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自動車部の技術力は世界一ぃぃぃ!w

またも追撃を余儀なくされた黒森峰は、しかし走り続ける事で履帯に損傷を起こす車輌も出たり、場合によってはガス欠を起こす事もありえた。これで距離を稼いだ大洗は渡河作戦に入る。重い車輌が川上に、軽い車輌を川下にして並んで水の流れに流されない様に進み始めた。しかしM3中戦車がエンストをしてしまった。何度起動をかけても動かない。このままでは黒森峰に追いつかれて川の中で撃たれてしまう。一年生達は自分たちを置いて先に行ってくれと言うが、停まってしまったM3中戦車は川の流れに圧されて傾き始めた。みほは考えた末に一年生達の救出を決断した。あの時も自分は仲間を助けに行ったじゃないか。

ワイヤーを結びつけた綱を腰に結んでみほは戦車を飛び渡り、一年生達の所へ。置いて行ってとは言ったものの、隊長が自分たちを見捨てずに救援に来てくれたのはどんなに嬉しかった事か。
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もうね、みほの西住流の戦いは過去の対戦相手はもとより観戦客まで含めて完全にみんな虜にしちゃったね。

みんなでワイヤーを引き上げて、他の戦車とつなぎ、M3中戦車を牽引して再び渡河を開始。そのうちM3中戦車のエンジンもかかってからくもエリカ達の追撃をかわす。それにしても履帯の修理も早かったな。

ヘッツァーとも合流して大洗は市街地方面へ進む。その際にレオポンはエンジンをふかして重量をかけた結果、橋を落として黒森峰の追撃陣を迂回させる。

ホントに自動車部の技術は底知れぬw

走り回ったり迂回させられたりした黒森峰はひょっとしたらガス欠フラグが立ったかもしれないね。

市街地方面へ向かった大洗の目の前に団地の影からIII号が姿を見せる。III号なら撃破出来ると踏んで追走するが、いやいやいや、逃げる相手を追いかけ回して罠に嵌ったプラウダ戦をもう忘れたのか。あれから三ヶ月経ったからなあ(違。

団地の中で待ちかまえていたのはティーガーとかそんなレベルの相手ではなかった。壁が出現したのかと思ったら、それはあの超重量級戦車のマウス。
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まさか、マウスが動く絵を見る事が出来るとはw

ダメだって。マウスに正面から立ち向かったらダメだって。風紀委員のメンバーはそんな事が分からないから最初に吹っ飛ばされたのは仕方ないとしても、III突に乗っている歴女のメンバーは分かりそうなものだろう。

砲撃が全く歯が立たない。その一方でマウスの砲撃はかすっただけでひっくり返そうになる。こんなモンスターに正面から勝てるわけがない。

しかしマウスでの待ち伏せは卑怯だなあw
戦車道の戦いって、最初にエントリーしてる車輌のリストは出ないんだっけ?
予めリストがあったら絶対用心してるだろうに。とは言っても鈍重でしかも足場の悪い所では沈むマウスは配備出来る場所が限られる。ピンポイントで大洗をおびき寄せるなんて読みが当たりすぎなんじゃないか。
ま、面白いからいいけどw

それにしてもこんな事が出来るのなら、やはりナースホルンをどこかに伏せておいて、敵の射程外からフラッグ戦車を撃ち取ると言うのもありだったのに。まあナースホルンが入手出来ればの話で。

ともかく、マウスがフラッグ戦車でなかったのはある意味幸いで、あれがフラッグ戦車じゃ倒す事なんて出来ない。マウスからは逃げるが勝ち。この団地の中なら逃げ切れるんじゃないかな。

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ラブライブ! School idol project・第11話

サブタイトルが「最高のライブ」。ラブライブを目前に控えて最後の盛り上げでエントリーを確実に?なんて話を予想させそうなサブタイだったが、やはり事はそう簡単には行かないどころか、最後の試練が待ちかまえる。

とうとうランキングが20位以内に入り、ラブライブへのエントリーが現実味を帯びて来た。にこの喜び方がかわいいじゃないか。
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でも未だこれで決定じゃないんだよね。決定する時点での20位以内じゃないとダメなんだろうから。この後、再逆転される可能性だってある訳で、A-RISEが7日間連続ライブを開催するとか、追い込みをかけて来ている。

最後の一押しとして学園祭のステージでライブをしようと言う事になるが、ステージは抽選。部長のにこが籤引きをする事になるが、見事にハズレ。総脱力のμ'sのみんな。こう言うオチになるとは思っていたとか、オチ扱いするなw
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それじゃどこでやるの?と言う事で、教室とか廊下とか案が出たがいずれも狭い。残された場所はいつも練習をしている屋上。でも屋上じゃ「通りすがりに覗いてみる」と言うのは期待出来ない。はっきりと聴きに行くぞと言う意志を持った人しか来ない。歌でみんなを呼び寄せようと言う事になる。

不利な状況であるが、それが故と言うのもあって意気は上がるμ's。特に穂乃果のテンションの盛り上がり様は他のみんなよりずっと高い。

そんなみんなの盛り上がりの中で、ことりだけがちょっと違う。届いたエアメールが何か関係があるらしい。母親は行くの?と聞いて来るぐらいだから、海外留学かその辺りなのか。こんな機会は他に無いとも。

悩むことりはそんな訳でいつもの元気がない。それに最初に気がついたのは海未だが、穂乃果はライブの方に頭がいっぱいらしく気がついていないらしい。連日の体力トレーニングは妹をしてやりすぎは身体に毒だよと言わせしむる程。これは身体をこわすフラグだよねえ。

でも気持ちが盛り上がっている穂乃果にはそれも気がつかない。その上で新しい曲に新しい振り付けも加える方向でみんなをひっぱる。でもこの場面、ことりの顔だけが写って無い。
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後でみんなの表情が順番に出るところではじめてうつむき加減のことりの表情が出てくる。

ことりの様子に心配になった海未が電話で穂乃果に聞いてみるが、穂乃果は特に何も聞いていないと言う。でもこの時点で穂乃果の体調がどうもおかしそう。挙げ句の果てに夜だと言うのに雨の中またもトレーニングに出かけてしまう。いや、これ描写上からライブの前日だよね。前日にそれをやるのは無茶だ。たとえ雨でなかろうと。

案の定、翌朝穂乃果は自分で起きられなくて、起こされてもふらついてる。しかも喉がやられたらしい。
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こうして学園祭が始まり、屋上ライブの時間が近づく。遅れて来た穂乃果は見た目はなんとかやれそうだし、自分でも大丈夫、大丈夫と言い聞かせる。雨の中で始まったライブで一曲目は何とか歌いきったものの、直後に倒れる穂乃果。

残り話数が2話程度しかない状態でこれは。μ'sは「今年は惜しいところでラブライブに参加出来なかったけど、来年こそはみんなで頑張ろうね」なんて訳には行かないんだよね。廃校になっちゃう可能性が高くなるから。となると、なんとか危機を乗り越えてラブライブに参加、で終わるんだろうか。


いや、ことりも居なくなっちゃって、空中分解して廃校になってTHE ENDってのも無いわけじゃないがw


それにしてもこのポスターがかわいいのなんの。
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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる・第11話

鋭太の伯母の冴子さん、いきなり真涼をさしてフェイクの彼女と言ってのけた。千和達はそれってどう言う事?と言う表情。鋭太と真涼は否定するが冴子は全然そう思わない。このまま気まずい状態が・・・と思ったらお腹の空いた冴子が先にご飯を食べさせてと。と言う事で、全員で鋭太の家に。

冴子がご飯を食べて突っ伏して寝てしまった間に自演乙の会の合宿先を検討する事になる。とは言っても先立つものがないし、今からバイトの申請をしてもすぐには通らないし、そもそも短期間でお金になるバイトは千和の見つけた怪しいバイトしかない。鋭太の臓器を売るのは論外ですw

そこに目の覚めた冴子が提案をして来る。今度出すゲームのプロモで俺デレのミスコン出場者を集めているのだが、集まり方がイマイチでそこに参加してくれるのなら宿とか全部会社持ちにしてあげようと。

乗り気の千和達に冴子はじゃあチワワちゃんと前髪パッつん子ちゃんとツンデレ子ちゃんは決まりねと言って、その中に真涼を入れない。何故私が入らないのかと問う真涼に冴子はだってあなたからはラヴラヴな雰囲気が出ていないからと。三人は鋭太にラヴラブな気持ちが滲み出ているが真涼にはそれが無いと言うのだ。

しかし真涼は引かない。何しろ鋭太の彼女と言う設定は否定出来ないのだ。食い下がる真涼にじゃあアプリで診断してみましょうと。一万人のデータがあるから信頼性が高いわよと。いやあw、その手のアプリはどんなに母数がでかくても眉唾だなあ。

とりあえず、好きな彼氏から本を薦められたらどうするかと言う問いに各々が答え、その結果一番A太(仮)にラヴラヴなのはツンデレ愛衣ちゃん、二番目がチワワ、三番目が姫香となり、彼女の筈の真涼は最下位となった。優等生的な答、模範解答すぎると言うからだ。冴子さん、あんたひょっとして最初はアプリの画面を見せたけどその後はあんたが勝手に思ってる事を言ってるんじゃないのか?w

みんなが帰ったあとで、冴子は鋭太に問う。みんなとハーレムにしたいのか、修羅場にしたいのか。で、その中に自分を入れるな、冴子。それってなんてエロゲになってしまうだろ。大体「伯母さん」なんだから鋭太の両親(のどっちか)より年上なんだよね。
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鋭太が下手な弁解をしている所へ真涼からの呼び出し。コレ幸いと今日も外で密会だぜと飛び出す鋭太だが、以前から思っていた事で、真涼からの着信はまるで怪獣がやって来る様な着信音。どこの世界に彼女からの着信をそんな曲にするヤツがいるか。冴子もそれに気づいたんじゃないのか。

真涼からの呼び出しは今回の冴子にフェイクを見破られた件。芝居には自信があった筈なのにああもきっぱり否定されて済ます訳には行かない。こうなったら是非ともミスコンで優勝してやると。

合宿の件をカオルとスタバで話す鋭太。これを見てぐぐって初めて知った。スタバとTSUTAYAが併設されている店舗があるんだ。
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ここでカオルの怪しい発言。お前までまさか鋭太に・・。そして鋭太はここで愛衣と姫香が連絡を取り合っているのを知る。まあ確かに姫香は愛衣の事をマスターとは言っていたが。その姫香は鋭太にもメールを送って来ていたし、その後姫香と千和がやはり連絡を取り合っているのも分かる。

え?じゃあ真涼さんは?
ぼっちですか、自演乙の会の中で。

これが合宿に出発する時の待ち合わせの羽根ノ山駅前で顕著になった。千和と愛衣と姫香は仲がよさそうだが、あとから来た真涼の声を聞いて若干空気が淀んだ。それは真涼が鋭太の彼女然とする事で険悪さを増した様に見える。
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真涼が可愛そうな子となって終盤の展開が進むのか。

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