(下の文章の文責:まねきねこさん)
9/11(土)7:30-9:50 くもり 新宿・花園神社境内 はみだし劇場
「KAIDO」 作:大町咲耶子 演出:田町 寛
野外の開放感。虫の音。本火の迫力。でも大映映画は・・。ねこ、うとうと。
境内の木々を屋根とし、明治通りも垣間見える土舞台。16の鳥居をくぐって、
客席へ。虫の音。車の音。客層が広い。幼児からジジババまで。出来上がってる
おやじもいて。村の神社の芝居見物ですね。いい感じ。
お話し。現代。走ることを辞めたマラソン・ランナ− ワタル(香川耕二)。
やくざに折檻されるフィリピ−ナ リタ(岡本麻弥)を助けようとして撃たれて
しまう。薄れる意識で幻視するのは、かつて街道にあった任侠一家・・。
親分・十文字(香川)と女壷振師・楓(岡本)が、「カッコイイ」芝居します。
テレビの前のおやじが、うんうん うなずいて見ちゃいそうな演技。
男と女のいい場面で、ねこは体がかゆくなっちゃいました。ドウモスイマセン。
こういうのも、たまにはいいか。(三木聡なら、お笑いにしちゃうな。)
本火を背景にした、ラストの立ち回りは迫力あります。オ−トバイもなぜか走る
し。野外の醍醐味ですね。ぱちぱち。
役者はとくにいうことありません。やくざじゃ、清水ベンが存在感ありました。
世の中なめてる風なのがなんとも・・。
(下の文章の文責:まねきねこさん)
1/28(金)7:30-9:30PM 雪 下北沢・ザ・スズナリ はみだし劇場
「贋作進化論 あんこ玉」 作:大町咲耶子 演出:田村寛 客席9割
男達の修羅の姿を。芝居はさておき、壮絶な題材がつらい。ねこには。
いつも、花園神社で野外劇のはみだし。初?の劇場公演。
お話し。江戸。とある牢獄。犬次(香川耕二)は自暴自棄の狂犬のよう。
望まれずに生まれ、母親を憎みながらも憧憬する犬次。彼の心象世界を
交えながら、囚人達のぎりぎりの過去を描いていく。
芝居掛かりが時に鼻をつくけど、達者な構成、楽しめる舞台。なんだけど。
愛しながら憎む。親殺し、子殺し。観てて、ちとつらいドラマの数々。
犬次が開放されるラストは救い。なれどいささか、あっさり。もうすこし
思い入れで引っ張って欲しかった。
(下の文章の文責:まねきねこさん)
7/25(月)7:30-10:10PM 晴 新宿・花園神社境内 はみだし劇場
「贋・四谷怪談」 本案:立松和平 演出:田村寛 超満員
夏の野外はいいね。もっと遊んで欲しかったねこ。でも、お気楽お楽しみ。
境内の林を屋根に。今回はいつもの土舞台じゃなく、セットを組んで。前方に
水を張ったお掘り。その際、舞台から山状に階段でつないだ高さ、奥行きの
あるセット。両脇4m高さのヤグラにもお客が入っての大入り。外では、焼肉、
おにぎり、ビールなど売って、食べてがやがや。ちと、お祭りぽいのもいい。
お話し。南北のあのお岩様(様をつけるのがお約束:以下略)は、怪談狂言。
しかし、超有名のわりに、ねこは2年前、勘九郎・お岩観たきり。ちと怪しいR。
歌舞伎の恐・美麗と違って、ピカレスクな味わい。色悪・民谷伊右衛門(香川
耕ニ)が、すげえ自由と生に執着する。生きるために皆殺し。とんでも悪いやつ。
仇討ちされるはず(だっけ)のお岩(冬雁子)の妹・お袖(本多千恵子)も殺し
ちゃう。手前のつまんないミスで、喉切り死んじゃうはずのお岩も、手にかけ、
ばっさりやっちゃう。うへー。ラストは、怨霊に囲まれ七転八倒なんだけど、
首だけでも生きてやるとかいって、首に刀をズバット。でもなかなか死にません。
たいしたもんです。わかりやすく悪くて、なかなか面白い民谷伊右衛門です。
他もいろいろ改作してるけど、親しみやすくできてて、お気楽な怪談芝居でした。
最後は、上手下手と外に火をかけて。暑いよ。最前列のねこは、火責め水責め。
苦しく・・でも気持ちよく・・。とまではいかず残念ねこ。もっと水で遊んで
欲しかったな。
ここんとこ、役者を花火で打ち上げちゃう(しゃれ)くらいパワフルな野外劇
がないような。箱庭劇って感じくらい。流山児でラストアジア2とか、維新派
とか、どっか派手なのやんないかなあ。
日曜までタイニイアリスで公演してた、中国・上海戯劇学院の役者さん達が観に
来てました。彼らはこの芝居どうみたのかしら。ちと、興味があったねこ。